オランダ
オランダと聞くと思い浮かべるのは、子供の頃はチューリップぐらいしかありませんでした。後は風車くらいですかね。
そしてサッカーが強い。
格闘技ブームが起きたあたりは、オランダ出身の格闘家も多かったですね。
ピーターアーツやアーネストホースト。セームシュルトやレミーボンヤスキーもそうでした。
最近私の中では、蜂蜜がおいしい国としての認識が強いです。
ワーヘニンゲン産のリンデンの蜂蜜は、今まで食べたリンデンの蜂蜜の中で最も味わいが濃厚でした。
リンデン好きの私にとっては、最高のリンデンハニーです。
そして、そんなオランダだからこそミツバチにもやさしい取り組みを行っています。
ユトレヒト市内のバス停の屋根にはお花畑を作りミツバチの保護活動を行っています。
当然、そういった活動は環境保護にもつながります。
オランダの首都アムステルダムは、循環都市戦略を明確にし、中でも資源の循環を重点分野として指定しています。
ヨーロッパでは、クリスマスに多くの家庭が生木のクリスマスツリーを飾るそうです。
すると、1月になり毎年多くのクリスマスツリーが捨てられるそうです。
ヨーロッパだけで毎年5,000万本のクリスマスツリーが切られ廃棄されているのだそうです。
そしてアムステルダムは、ここ数年クリスマスツリーを有機性の資源として市内に循環させる試みを行っているそうです。
アムステルダムのアップサイクル
市内約1100カ所の回収場所に持ち込まれた生木のクリスマスツリーをコンポストし、有機性の資源として市内に循環させています。
そして2021年からは新たに、市内4カ所ある指定の回収場所まで持ってきた人に対して、オランダでできたサスティナブルでサーキュラーなギフトと交換するというキャンペーンを始めたそうです。
クリスマスツリーを持ち込んでもらえるエシカルギフトは以下の3種類から選ぶそうです。
クリスマスツリーから作るホームフレグランス
FORÊT ATELIERがクリスマスツリーをアップサイクルしてつくるホームフレグランス「EVERGREEN DEW」。写真はアムステルダム隣のハーレム市のクリスマスツリーをアップサイクルした際の製品で、アムステルダム市が今回提供するのは写真よりも小さいサイズである。
めちゃくちゃオシャレですね!これは、販売していたら普通に欲しいです。
クリスマスツリーから作る「ミツバチホテル」

Stadshoutがクリスマスツリーからつくる「ミツバチホテル」。庭のどこかに吊るしておけば、オランダ在来種のミツバチに住みかを提供できる。生物多様性に欠かせない存在であるミツバチを助ける製品だ。
なんだか、ロマンを感じます。
これを庭に吊り下げて、ミツバチがそこに住む!私は、庭があるような一軒家に住んだことがないのでめちゃくちゃ憧れます、
使用済みの揚げ物油をアップサイクルしたキャンドル「Vette Vlam」

オランダでは、人の集まる場所で揚げ物がよく食べられており、その際に大量の食品油がごみになっている。そこで登場したのが、使用済みの揚げ物油をアップサイクルしてつくったCascolandのキャンドル「Vette Vlam」だ。自宅の使用済み油を利用してつくれるリフィルのキャンドル付きである。
市民の「循環」を促すアムステルダム
持ち込まれたクリスマスツリーはその場で裁断機にかけられて細くされ、その後コンポストに入れられるようです。
住民にサステナブルな生活の魅力を伝え、巻き込み、従来の「役目を終えたら捨てるのが当たり前」という考え方から社会を大きく前進させるアムステルダム市の取り組みに今後も注目したい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。