コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

【1990年以降1/4の種類のミツバチの生存が確認されていない】ネオニコチノイド系農薬がミツバチに与える影響

2月3日は節分じゃなかった

私は、毎年2月3日が節分なんだと今朝までそう信じていました。
 
今朝、職場で同僚が「昨日節分だったからさぁ…」と話出したので、私は笑いながら「節分は今日だよ」と言ったらキョトンとされました。
 
続けて「今日が2月3日ですよ」と自信満々に言いました。
 
すると周りから、たくさんの視線を感じました。
 
するとその同僚が「今年は100何十年ぶりに2月2日が節分なんだよ」と言い出しました。
 
他の人からも「知らなかったのですか」と言われました。
 
これは、エイプリルフールの練習なのか。それともドッキリか何かを仕掛けられたのかと一瞬疑いましたがそんなこともなさそうです。
 
新型コロナウィルスの陽性反応者の人数が増えだして以降、ニュースを見ると気持ちが沈んでしまうので私は全くニュースを見ないようにしています。
 
そしてSNSも少し疲れていたので遠ざけていました。
 
すると、節分が2月2日だなんていう情報は全く入ってこなかったです。
 
家に帰ってから、家族に「今年の節分は2月2日だって知っていた?」と聞いたら全員知っていました。
 
「昨日、恵方巻食べてたじゃん」と言われましたが、私の中では1日早いけどまぁいっかと思い食べただけでしたので何も考えていませんでした。
 
そんなこんなで今日は朝からびっくりしました。
 
多分、私が節分の日を1日勘違いしていたとしても世の中に与える影響は全くないと思います。
 
ですが、ミツバチの減少が私たちや私たちの子孫に与える影響は計り知れないと思います。
 

ミツバチの4分の1の種類は1990年から生存が確認されていない

 
こんなセンセーショナルな見出しがあり衝撃を受けました。
 
私にとっては、2月2日が今年は節分だったことよりはるかに大きな衝撃です。
 
植物の花粉を媒介することで、世界中で栽培されている全作物の85%の受粉を助けているというミツバチが、1990年以降急激に種類を減らしていることが、新たな研究により判明しました。ミツバチは人間の農業だけでなく、生態系にも重要な役割を果たしていることから、科学者はミツバチの種の減少に危機感を募らせています。
過去に発表された多くの研究により、ミツバチの種の減少が人間の暮らしや自然に大きな影響を与えることが示されていますが、ミツバチの多様性を長期的に評価した研究はこれまで行われてきませんでした。そこで、アルゼンチンにあるコマウェ国立大学の生物学者であるEduardo Zattara氏とMarcelo Aizen氏は、世界中の科学者や市民が寄せた生物の生息情報を集約している地球規模生物多様性情報機構からデータを取得して分析を行いました。

その結果、2006~2015年の間に発見が報告されたミツバチの種類は、1990年以前に比べて25%も減少していることが分かりました。Zattara氏はこの結果について「インターネットを介して市民と科学者がデータを共有できるようになったことで、記録は指数関数的に増加しています。それにもかかわらず、こうした記録で報告されている種の多様性は減少の一途をたどっていました」と述べました。

また、ミツバチの中では一般的な種であるコハナバチ科の減少率は17%だったのに対し、希少なケアシハナバチ科の減少率は41%と、報告される種類が減少しているミツバチは科ごとにばらつきがあることも分かりました。

 
 
さらにこれとは別で、イギリスのブリストル大学の神経学者であるキア・タスマン氏の研究でネオニコチノイド系の殺虫剤がマルハナバチにどのような影響を与えるのかと言うことを調べました。
 
ミツバチが減少傾向にある理由の1つとして、蜂群崩壊症候群があげられます。蜂群崩壊症候群はアメリカやヨーロッパ、日本などで確認されており、直接の原因は不明ながら「農薬が主因ではないか」との説が有力視されています。

農薬の中でも、ネオニコチノイド系の殺虫剤は「致死量以下の濃度でも益虫に多大な影響を及ぼす」ことが、これまでの研究により示されています。イギリス・ブリストル大学の神経学者であるキア・タスマン氏らの研究もその1つです。

タスマン氏らは、農薬として世界中で広く使用されているネオニコチノイドが昆虫に与える影響を調べるため、マルハナバチのエサに、農薬が散布された農場での暴露を想定した濃度のネオニコチノイドを混ぜて与える実験を行いました。その結果、マルハナバチの昼夜は逆転し、昼に寝て夜にエサを探そうとするようになってしまったとのこと。

このことからタスマン氏は、「ミツバチが夜明けと共に採餌できないということは、蜜や花粉が最も豊富なタイミングでエサを集められないことを意味しています。これは、ミツバチがエサを集める能力が低下し、ひいてはミツバチの繁殖が妨げられることにつながります」と述べました。

 
これらの調査の細かい数字が本当に合っているのかはそんなに大きな問題ではないと思います。
 
問題なのはミツバチの種類と数が減少していることは間違いないこと。この減少傾向が止まらなかったらどうなってしまうのか。
 
考えただけで恐ろしいです。
 
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。