どんな人達が参加してくださるか・・・
2024年6月22日(土)fab cafe Nagoyaでプレ珈琲博覧日の第1弾「はちみつとコーヒーのおいしい関係」というタイトルでお話させていただきました。
このような機会をくださった珈琲博覧日の運営の方々に感謝です。
1ヵ月ほど前に告知され、どれぐらいの参加者が集まるのか、また、どのような人たちが参加してくださるのかかなり気になっていました。
おかげさまで思っていたより早く満席となり、その後増席することになりました。
珈琲博覧日のプレイベントということで、恐らくコーヒー 好きな方が大半かなと予想していたのですが、ちょっと違いました。
運営の方に申し込みされた方のリストを見せていただいたのですが、養蜂をされている方が何名かいらっしゃるようでした。
他には飲食店で働いている方や学生の方など思っていた以上に様々でした。
過去にコーヒーインストラクター3級を受講された方も何名かいらっしゃったのが嬉しかったです。
講座の内容
講座の内容はほぼ告知された通りですので、前回のブログから引用いたします。
1)コーヒー好きな私がはちみつにハマった理由
2)はちみつができるまで
3)コーヒー2050年問題とミツバチ
4)はちみつテイスティング(5種類程度)
5)コーヒー&はちみつペアリング体験
コーヒーとはちみつのペアリング体験は2回行いました。
一つ目は、ブラジル・イパネマ農園のプレミアクリュ。アナエロビック(嫌気性発酵)です。
これに合わせるはちみつは、もみの木にしました。今回、コーヒーを先に決め、どの蜂蜜を合わせるか決定したのは開催日まで1週間を切ってからです。
最後の最後まで悩みました。
オレンジなどの柑橘系の蜂蜜も結構良かったのですが、もみの木に決定。
理由は、私が講座で行うコーヒーと蜂蜜のペアリング体験はほとんどがコーヒーを主役に考えるものです。
このプレミアクリュともみの木は、食べ手の思い次第でどちらも主役になり得る組み合わせになったというのが理由です。
プレミアクリュは、途中もみの木を食べることで、その酸味の質感の良さがさらに際立ちます。
もみの木は、プレミアクリュを飲むことでもみの木のフルーティな酸味とウッディな風味がさらにメリハリが出来ます。
そして、さらに面白いのがもみの木を2回食べてこらプレミアクリュを飲むとコーヒー の味わいがかなり複雑さが増す感じです。
なかなか1回目と2回目で感じ方が大きく変わることが無いのが面白かったです。
と、個人的には思ったのですが、これが果たして、参加者の皆さんに伝わったかと言うと、少し疑問は残ってしまいます。
二つ目は、私の中では鉄板ネタの苦味が強いブレンドコーヒー とアカシアはちみつ。
途中、アカシアはちみつを食べることで、強い苦味を感じたコーヒー がすっきりと飲みやすくなると言うものです。
コーヒーとはちみつのペアリング体験では、再現性の高い組み合わせと言うのは、正直あまりないように感じる中、これに関してはかなり再現性が高い方かなと思います。
はちみつテイスティング
はちみつテイスティングは、告知していた5種類に加え、先程のもみの木とアカシアを加え計7種類行いました。
1.アカシアはちみつ(オーストリア)
言わずとしれた”はちみつの女王”。万人受け、食べやすさでは他を圧倒したのでは。
2.春の百花蜜(名古屋市北区)
一昨年の春に採れた百花蜜です。会場のfab cafe Nagoyaから直線距離で2キロ圏内の、みつばちバーヤさんのはちみつです。
いかにも春の百花蜜らしい、程よい華々しさを感じて欲しかったです。
そして、この距離なのでfab cafe周辺の花の蜜ももしかしたら入っているかもとネタに使いやすいですからね!
また、嬉しいサプライズがありました。
何と、ご本人のみつばちバーヤさんが参加してくださっていました。
皆さんにと、スティックはちみつまで頂きました。
ありがとうございました!
3.ひまわりはちみつ(オーストリア)
ハニー・オブ・ザ・イヤー2024海外産部門最優秀賞を受賞したひまわりはちみつ。ファンが多いです。
口溶けの良さが今回のロットは際立っていました。
4.もみの木はちみつ(オーストリア)
今回、唯一の甘露蜜。甘露蜜、初体験の方は結構驚かれたかなと思います。
私も大好きなはちみつです!
5.コーヒーのはちみつ(グアテマラ)
グアテマラのコーヒー農園で採れたはちみつ。コーヒー2050年問題の話で、この農園での事例を紹介しました。
6.龍眼はちみつ(タイ)
コーヒーときたら、その次は紅茶でしょう!ということで、アールグレイらしい雰囲気をこのはちみつで楽しんでもらいました。
7.レザーウッドハニー(タスマニア)
”奇跡のはちみつ” ”食べる香水”などと形容されるレザーウッドハニー。
この会、終了後に「一番美味しいと思ったはちみつは?」と順に挙手していただいたのですが、1番人気でした。
このあと、いつもはちみつ講座で必ずする「お願い」。質疑応答で締めました。
思っていた以上にたくさんの質問をいただいたのですが、いくつかはしっかりとした回答が出来ませんでした。日々、勉強しなくてはいけませんね。
終了後、多くの方がなぜこのイベントに参加したのかなど声をかけてくださりました。
やっぱり、こうしたリアルイベントは楽しいですね!
そして、やっぱり珈琲博覧日の運営のみなさま。素敵な機会を下さり、サポートしてくださり本当にありがとうございました!