ヒゲのおっちゃん
私が勝手に「ヒゲのおっちゃん」と呼んでいる人がいます。
その方とは、全く面識がございません。
以前、愛知県一宮市で開催されているマルシェに行った時に購入した蜂蜜のイラストがあまりにもインパクトが強かったです。
そこに描かれているのが「ヒゲのおっちゃん」でした。
一宮は私が住んでいる所と比較的近いこともあり、近くではちみつの講座をするときにその蜂蜜を何度か使わせてもらいました。
ヒゲのおっちゃんのイラストのインパクトが強く場が和むので非常にありがたい蜂蜜です(笑)
はちみつに関連したものをネットサーフィンしていると、ヒゲのおっちゃんが出てきました。
なかなか面白い取り組みをされているので紹介したいと思います。
グランピング施設で養蜂
一宮市浅井町の養蜂家、渡辺雅仁さん(49)が今月、ミツバチの巣箱を同市の冨田山公園にあるグランピング施設「ウッドデザインパークいちのみや−紡(つむぎ)−」内に設置した。一帯にはクロガネモチの木があり、採れた蜂蜜は施設の新メニューに使われる予定だ。
クロガネモチは二〇〇五年に旧尾西市、木曽川町と合併するまでは「一宮市の木」で、昔から市内に植えられてきた。渡辺さんによると、今では減少し始めている。
ウッドデザインパークいちのみやは、用具を持参することなく、手軽にキャンプが楽しめるグランピング施設として三月にオープン。敷地内にはクロガネモチが六本生えており、周辺にも複数ある。渡辺さんは、利用者として想定される若い世代に「市産の蜂蜜をPRしたい」と、施設に巣箱の設置を打診した。
みやび養蜂の渡辺雅仁さん
ヒゲのおっちゃんに関して紹介されている記事がありました。
◆お客様へご挨拶
みやび養蜂の渡辺雅仁です。愛知県一宮市で養蜂をしています。一宮市では百花のはちみつと、後味がさっぱりしていて非常に貴重な『クロガネモチ』のはちみつを採っています。◆サラリーマンから養蜂家へ
40歳になるまではサラリーマンでした。つまり、脱サラで養蜂を始めたわけです。
サラリーマンの時は最高の天気の時『こんな天気のいい日に仕事なんかしてられんなあ』なんて言ってました。その状況から何とかしたいと思っていましたが時は過ぎ、転機が訪れたのは子どもが産まれたときです。仕事の帰りは夜中1時すぎ、年末、お盆、週末も関係なく働いてる状況ではよくない、子どもの前でいきいきと働きたいと思うようになりました。そこで考えたのは農業をするということ。しかし、私には土地が全くありませんでした。ノウハウも土地も無しでは難しいと考えていたところ『養蜂』なら土地がなくてもできるかもしれないと考え準備をし始めました。その中で幸運にも同じ市内に県の養蜂組合の会長が住んでらっしゃることがわかり弟子入りを志願しました。しかし、門前払いを3回ほどされました。その後も粘ってお願いしようやく教えて頂くことになりました。修業期間は5年弱、独立して丸4年が経ち、一宮市内のみで養蜂を行う「定飼」というスタイルで日々みつばちの世話をしています。◆生産物の紹介
私が主要な蜜源植物としている「クロガネモチ」は昔、一宮市の「市の木」でした。愛知県で古い時代より養蜂をされていた老舗の養蜂問屋の師匠の当時の働きかけにより、市内の小学1年生入学の記念樹とて「クロガネモチ」の苗木が市内の小学校新入生全員に配られていました。それが何年も続いたことにより現在でも市内のお宅の庭には大きいもので直径1メートルほどに成長した木がたくさん残っています。全国的に見てもここまで密集して「クロガネモチ」が生えていることが珍しく、色のきれいな純度の高い「クロガネモチ」のはちみつが採れるのです。みやび養蜂は全て私ひとりで行っています。全てとは、みつばちを飼うこと、はちみつを採ること、ビンに詰めること、販売をすること、荷造り、発送全てです。
全て私が納得しないことはしない、品質には妥協無く「美味しい」と言っていただけるよう努力を積み重ねた商品です。毎年JR名古屋高島屋で開催されるバレンタインの祭典『アムール・ドゥ・ショコラ』にて2019年、2020年と世界的なチョコレート会社『ゴディバ』にお声かけ頂き、会場限定の商品を作るにあたり、素材としてみやび養蜂のクロガネモチのはちみつ『福来蜜』を使っていただいています。
屈託のない素敵な笑顔ですよね。
いつかは、ヒゲのおっちゃんにお会いしてみたいです!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。