冷(れい)コー
「レイコー!!」と自分が叫んでいる絵を想像します。
その時、私の頭の中にあるレイコさんは誰なのか?
大原麗子さんか。それとも、葉山レイコさんか。どちらも、お美しく好きですが今の気分としては潮田玲子さんかな〜。
レイコーとは、美女の話ではなくコーヒーの話です。
私が初めて「レイコー」という言葉を聞いたのは小学校の高学年から中学生位の時だったと思います。
すでに、その頃私はコーヒーを飲んでいました。
夏休みに、京都の親戚の家に行った時親戚のおじさんが「暑いからレイコーにするか」という風に使っていたかと思います。
何のことを言っているのかさっぱりわからなかったのですが、アイスコーヒーの事でした。
冷たいコーヒーを略せば「冷コー」となるのはわかる気がします。
少し前、テレビ番組で和歌山県出身の溝端淳平さんがこれをクイズに出されわからなかったそうです。
17歳で和歌山から上京して以来、東京に住んで16年目となる溝端は「関西人魂を取り戻したい」と口に。そこで番組では、関西ならではの読み方を当てる「関西人チェッククイズ」にチャレンジした。しかし、最初に「アイスコーヒー」が出題されると、溝端は「何やろ…全然分かんないです。コーヒーを飲む年齢の時に関西にいなかったんです」と早速言い訳。MCの浜田雅功が「レイコーです!」と答えを発表すると、溝端は「浜田さんが言ってるのを聞いたことがあります。浜田さんがつくった造語やと思ってました」と苦笑いを浮かべた。
もしかして、「レイコー」は死語になっているのでしょうか。
レイコーは死語なのか!?
大阪でアイスコーヒーを意味する「冷(れい)コー」。今やほとんど使われなくなったが、昭和の雰囲気が濃厚に残る大阪・新世界(大阪市浪速区)では「冷コーあります」というポスターが店頭などに掲げられている。昔を知る新世界の喫茶店主に聞くと、この言葉は少なくとも昭和30年代には、広まっていたことが分かってきた。「コールコーヒー」や最後の音を伸ばさない「レイコ」という呼び方もあったようだ。
新世界にある通天閣そばの「喫茶通天閣」。店頭には、コーヒー色の下地に白い字で「冷コーあります」と書いたポスターが掲げられていた。店内に入り、「冷コーください」と注文すると、アイスコーヒーが目の前に現れた。
この辺りでは、「冷コー」が今も使われているのか。店で働く岸野栄子さん(70)に尋ねると、「今はアイスコーヒーと呼ぶ人がほとんどだけど、観光客の中にはおもしろがって『冷コー』と呼ぶ人もいる」という。店のメニューにはホットとアイスという意味で「コーヒー(H・C)」と記入されていた。
もちろん今も使っている方はいるのでしょうが、あまり若い世代の人は使わないようですね。
他にもホールコーヒーなどとも言われていましたが、これも同様のようです。
なんだか1つの文化が消え去っていきそうで少し寂しい気もします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。