人工知能
今から30年前を思い出してみると、私の周りではポケベルを持つ人が増えていました。
それから数年後、携帯電話を持つ人が増え始めましたがその頃になってようやく私はポケベルを持ちました。
もちろん、その数年後には私自身も携帯電話を持つようになりました。
その頃、もしかしたらいつか携帯電話でパソコンに近いようなことができるようになるのではと思っていたのですが、それは思いのほか早くやってきました。
人工知能は、日進月歩で発展しています。
ただ今現在、人間の脳に匹敵するまでには至っていません。
人間の脳に匹敵するコンピューターを作ろうと大手半導体メーカーが開発に着手してきました。
そして、開発する素材においても地球環境に無害かつ分解可能な有機素材でと言うのもテーマに上がっているようです。
そこで注目されているのが、なんと蜂蜜のようです。
はちみつで作ったコンピュータチップ
人間の脳は1000億以上のニューロンと1000兆以上のシナプスがつながった膨大な数の神経回路で構成されており、すべてのニューロンがプロセッサとストレージの両方として機能するといわれています。データのインプットからアウトプットまでのプロセスに要するエネルギー効率は極めて高く、計算に要する電力は電子回路のわずか1000分の1に過ぎません。
そのメカニズムを再現しようと、これまでインテルやIBMといった大手半導体メーカーが神経模倣工学にもとづいたニューロモーフィックチップの開発に着手してきましたが、人間の脳が誇るニューロンの規模には到底およびません。なにより、地球環境に無害かつ分解可能な有機素材で構成されているという点において、人間の脳に匹敵するコンピュータは今のところ存在しません。
ワシントン州立大学の研究チームは今年3月、有機素材として蜂蜜を用いて脳のシナプスの構造を模したメモリスタを発表しました。メモリスタとは、記憶した電荷に応じて抵抗を変化させる受動素子のことです。抵抗器、キャパシタ、インダクタに次ぐ第4の回路素子として、2008年ごろから実用に向けた開発が進められています。
今回、同研究チームが開発したメモリスタは人間の髪の毛の太さほどのサイズで、固形化させた蜂蜜を金属の電極で挟み込む形で構成されています。実験の結果、人間の脳が情報を学習する際の「Spike-Timing-Dependent Plasticity(STDP、ニューロン同士の接続の強度を調整する生理的なプロセスのこと)」を忠実に再現できたとのことです。今後、さらに1000分の1のナノスケールへの小型化を目指し、それらを数十億個組み合わせることで完全なニューロモーフィックチップの完成を計画しているということです。
読んでいても、私には少し難しくよくわかりません笑
蜂蜜を固形化し、金属の電極で挟み込むということはわかりました。
はちみつには、まだまだ様々な可能性がありそうですよね!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。