空水土 coup meadのこだわりと想い
自然豊かな島根県益田市で養蜂を行っている空水土さんの今年の蜂蜜が届きました。
昨年は、オンラインでの「はちペロ会」にもゲストで参加していただきいつもお世話になっています。
空水土さんの百花蜜「花めぐり」には、その小さく可愛らしい瓶の中にはちみつと一緒にたくさんのこだわりと想いが詰まっています。
空水土さんのInstagramより、そのこだわりと想いをご紹介します。
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空水土coup mead 2021年の新蜜「花めぐり」
空水土さんが養蜂をするようになって初めて4月に採蜜することができたそうです。
早く採ることができたならいいじゃないかと思う人がいるかもしれませんが、手放しで喜んでもいられません。
早く採れるには理由があります。
例年よりも蜜源となる花が早くたくさん咲く必要があります。
例年よりも花が早く咲いた理由は明確には分かりませんが、もしかしたら温暖化による影響も少なからずあるのかもしれません。
そんなことを、思い考えながら2021年最初に採れた「花めぐり」を食べてみたいと思います。
食べてみました
まず瓶のふたを開け、香りを嗅いでみます。
いかにも春にとれた蜂蜜らしい軽やかなフローラルさがしっかりと感じられます。
蜂蜜の色は、しっかりとしたイエローです。花粉もしっかりと入っていそうな感じです。
早速テイスティングしてみると、見た目の色から想像していた以上に粘度が高めです。
それにもかかわらず、滑らかさが半端ないです。
舌にまとわりつく感じが『極上』と言う言葉がぴったりです。
かなりしっかりとした甘さ。
口の中で白や黄色、オレンジなどの花が次々と咲き乱れるかのような春らしさを感じます。
口の中に含んでしばらく経過すると、苦さは感じないのですが少し生薬っぽい感じが一瞬通って行きました。
春らしさを存分に楽しむことができる蜂蜜を食べると頭の中で柏原芳恵メドレーが始まります。
「ハロー・グッバイ」からの「春なのに」(笑)
煩わしさを感じる梅雨の季節に、気分はしっかり春になりました。
まとめ
食べ物を食べる時、何も考えずにただそのおいしさをしっかりと味わうと言うのも大切なことだと思います。
ただ、たまにはその食べたものの生産者の方がどんな思いで、どんな苦労をされて作ったのか。どのような環境の中で作られたものなのか。
そんなことを思い、考え食べることも必要なことだと思います。
そんな時、はちみつは養蜂家の人たちの事はもちろん、周りにどのような花が咲いているのか、ミツバチたちは元気に飛び回っているのだろうか、周りには山や川があるのだろうか。
これから先も、その場所で同じように花は咲き続けてくれるのだろうか。
何年か先も今食べたものと同じようにおいしい蜂蜜を食べることができるよう、私たち消費者がするべき事は何だろうか。
そんな様々なことを、考えさせてくれます。
蜂蜜は、ミツバチたちからの私たちへのギフトです。
ミツバチたちからギフトを受け取るばかりでなく、ミツバチたちが暮らしやすい環境を私たちが維持、作っていくことができるようにしていかなければと思います。
具体的にはなんだろうと自分に投げかけてみますが、いつもなかなか明確な答えを出すことができません。
ただ思うのは、自分たちが生活している地域で、その地域の自然環境を守りながら養蜂を行っている養蜂家さんの蜂蜜を購入することがそういった支援につながるのではと思います。
特に小さなお子さんがいるご家庭で、地元で採れた蜂蜜を手に取り、この蜂蜜は地元のどんなところでどんな人がどうやって採ったものなのか。
そんなお話をしてみるのも良いのではと思います。
もし、お子さんたちに「蜂蜜がどのように採れるのか」話してみたいけども、なかなか説明するのも難しい。
そう感じられるなら、Zoomを使って私がお話しさせていただくことも出来ますのでご希望がございましたらコチラにご連絡ください。
今年も、島根県益田市の空水土coup meadのはちみつを食べることが出来たことに感謝です。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。