ミツバチに感情はあるのか?
「ミツバチに感情はあるのか」もちろん私には分かりませんが、私にはあると思います。
ミツバチは数少ない「0の概念」がある動物です。そして仲間に情報を伝達する能力など、社会性が高い動物としてもよく知られています。
そんなミツバチなので、感情があったとしても何ら不思議には思いません。
イギリスでミツバチ科のマルハナバチが少女のそばを離れないということが話題になったようです。
イギリスの13歳の少女レイシーさんが、近所で犬を散歩していた時、道路にいた一匹の弱っているマルハナバチに気づきました。
そのマルハナバチは羽がくしゃくしゃになっており飛ぶことができなかったようです。
このままでは、車にひかれてしまうと思いレイシーさんは蜂を近くの公園に咲く花の上に移してあげました。
しかし蜂は花の上にとどまらず、レイシーさんのそばから離れようとしなかったそうです。
レイシーさんは何度も花の上に蜂を留めようとしましたが1時間後には断念したようです。
そして、レイシーさんは蜂を肩に乗せたまま自宅に帰ったそうです。
帰宅後もレイシーさんは蜂を外へと逃がしてあげようと試みましたが、決してそばを離れる事はなかったそうです。
そしてレイシーさんは蜂にベティと名前をつけてペットとして飼うことにしたそうです。
そのベティは夜になると、レイシーさんのベッドの横のサイドテーブルにある小さな器に入って一緒に眠るそうです。
レイシーさんはベティーに砂糖水や蜂蜜、イチゴジャムを与えており、時々組のお菓子をあげることもあるそうです。
また、ベティはレイシーさんのメガネの上に留まり一緒に買い物に行くこともあるそうです。
そして不思議なことにベティはレイシーさん以外の家族には決して近づかないそうです。家のドアも開けっ放しにしていることが多いそうですが、ベティは1度も外に出ないそうです。
2016年9月にニューヨーク・タイムズでミツバチの感情についての研究結果が報じられたことがあります。
そこには「昆虫にも感情のようなものがある」と書かれていました。研究者たちはその状態を突き止めようとしており、「甘いものがマルハナバチの意思決定に変化を与え、楽観的な状態に似たような状況を作り上げる可能性がある」と述べています。
2017年にもやはりイギリスで同じようなことが
出典:
ハチがなつくだとぅ!?羽のないマルハナバチを保護した女性、忘れられない友情を育むことに : カラパイア
今から4年前の2017年、同じイギリスで同じようなことがありました。
スコットランドに住むフィオナさんは、自宅でガーデニングをしている時、土の上にマルハナバチの女王を見つけました。
よく見るとその女王蜂は羽がないです。
フィオナさんは羽のない蜂に砂糖水を与え、ヘザーフラワーの上にそっと置いたそうです。
しかしその数時間後、蜂はヘザーフラワーの上から全く動いておらず、タイミングの悪いことに嵐がやってきそうな雲行きだったそうです。
仕方がないのでフィオナさんは蜂を家の中に連れて行き、暖かい場所で砂糖水を与えました。翌日も天候が悪かったのでそのまま家の中で見守ることにしたそうです。
ここで少し不思議に思いませんか。
先程のマルハナバチも、こちらのマルハナバチの上もなぜそんなに羽がなかったり傷ついたりしているのか。
マルハナバチは羽の成長に問題を引き起こす可能性のあるウィルスをもともと持っているそうです。その問題が起きた時に羽がなくなってしまことがあるそうです。
そして飛ぶことができなくなったマルハナバチは、野生では生き残ることが難しいそうです。
そして、そこから約5カ月間フィオナさんはこのマルハナバチの女王と一緒に暮らしたそうです。
まとめ
以前、ニューヨーク・タイムズで報じられた「昆虫にも感情のようなものがある」。まだまだ、しっかりとした裏付けを取るのは難しいのかもしれませんが、今回のマルハナバチの話を聞くとやはり感情がある事は間違いなさそうな気がします。
感情があるなしにかかわらず、もちろんミツバチを始めとした昆虫たちに優しく接したいなと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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