コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

「レモンコーヒー」の効果と副作用について解説

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レモンコーヒーとは

数年前から「レモンコーヒー」と言うものを聞くようになりました。


最初は、コーヒーにレモンを入れて飲むと意外とおいしいと言うようなところから始まったのかなと思います。


コーヒーにレモンを入れて飲むと、もちろん酸味が増します。


酸っぱいものが好きな人にとっては良いでしょう。


私自身、当時レモン果汁をコーヒーに入れて実際飲み、いくつか試したのですが、おいしいと感じたのは水出しコーヒーに入れた時です。


もともと、水出しアイスコーヒーはすっきりと飲みやすいですが、そこにレモン果汁が加わることで、酸味が増し特に暑いときにはゴクゴク飲むことができました。


ペーパードリップなどで抽出したホットコーヒーにレモン果汁を入れたものは、ごく少量であれば良いのですが正直そんなにおいしいと思うことができませんでした。


ただ、それは実際飲んでみて人それぞれ好みがあるので何とも言えません。


その後「レモンコーヒー」と検索すると、ダイエットと言うワードと一緒に検索している人が多いように感じていました。


特にTikTokでコーヒーにレモンを入れて飲む新たなチャレンジに注目が集まったことの影響が大きいようです。


ダイエットのため、28~30日間、毎朝レモンを絞ったインスタントコーヒーを飲むというものだそうです。


実際これにチャレンジした人は、体重がかなり減ったと言う人も結構いるようですが、コーヒーとレモンを一緒にとって痩せると言う効果は今のところあるとは言い切れません。


実際体重が減った人たちの、食生活が変わったことによることが大きいのではと言う専門家の意見が多いようです。


このレモンコーヒーについて、イギリスの栄養士が、そのダイエット効果や副作用について解説している記事があるので紹介したいと思います。

 

「レモンコーヒー」の効果と副作用について解説

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レモンコーヒーの材料

コーヒーもレモンも、多くの抗酸化物質を含むことで知られている。これは過剰なフリーラジカルの害から体を守る役割を果たしている。このふたつでレモンコーヒーを作る場合、240mlのコーヒーにレモン1個分の果汁を加えるよう提案されている。

「1杯のコーヒーにはB12、B5、マンガン、カリウム、マグネシウム、ナイアシンなどのビタミン類やミネラルが含まれています」とハンナ氏。「コーヒーには強力な抗酸化物質が豊富で、多くの人々はフルーツや野菜を合わせるよりも多くの抗酸化物質をコーヒーから得られるという研究もあります」

「他の多くのフルーツと同様、レモンはフィトケミカルを供給してくれますし、ビタミンCも豊富です」とハンナ氏は続ける。

話題のレモンコーヒー、その健康効果やダイエット効果、副作用について英栄養士が解説|ハーパーズ バザー(Harper's BAZAAR)公式

 

コーヒーの健康効果

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コーヒーには、肝臓を保護したり、うつ病を予防したりするなど、さまざまな健康効果があることを示す研究が数多くある。

定期的にコーヒーを飲むことは、様々ながん(とりわけ乳がん、大腸がん、直腸がん、子宮がん、前立腺がんを含む)や、心臓病、パーキンソン病、2型糖尿病など、多くの慢性疾患のリスクを減らすことに関与するとハンナ氏は語る。

それだけではない。心身のパフォーマンスを向上させるのにカフェインはもっとも効果的なサプリメントのひとつなのだ。

「効果には、筋力、筋持久力、覚醒度の向上、RPE(自覚的運動強度)の低下などが考えられます。つまり、カフェインを摂取しないで同じことをした場合と比較して、運動の負担が少ないと感じることができるのです」とハンナ氏は述べる。

 

レモンの健康効果

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レモンはビタミンCとフラボノイドの宝庫。どちらも強力な抗酸化物質であり、食道がん、胃がん、膵臓がん、乳がんなど、がんのリスクを低下させると言われている。

レモン1個にはビタミンCが約31mgが含まれていて、これは1日の推奨摂取量の51%を占める。ビタミンCが豊富なフルーツや野菜を食すことは、心臓病や発作・梗塞のリスクを減らし、免疫系統を保護し、感染症と闘う手助けにつながる。

 

レモンコーヒーの健康効果

レモンコーヒーで脂肪を減らせる?
判定:誤り

この主張はまったく根拠のないものではない。いくつかの研究では、カフェインには代謝を高める効果があり、その結果、安静時に消費されるエネルギーが増えると言われているからだ。

また、神経系統を刺激する働きもあり、脂肪細胞に直接信号を送ることで、脂肪を分解するように指示する。

とはいえ、この方法では、1日に消費するカロリーよりも燃焼するカロリーが少ない状態では、脂肪の減少には効果がない。

コーヒーがこの主張の根拠になっているかもしれない。「逸話によると、多くの人がコーヒーを飲んだ後に食欲抑制効果を報告しており、その結果、消費されるカロリーが少なくなる可能性があるからです」とハンナ氏。

レモンはどうだろう? 多くのフルーツと同様に、一般的には健康に良いものだと彼も言う。だがそれは「脂肪減少に関して言うと、特にそのような効果は証明されていない」そうだ。

結論として、コーヒーとレモンを組み合わせたものには脂肪減少効果があるという証拠はない。

 

レモンコーヒーは頭痛を和らげる?
判定:誤り

この主張はほとんど根拠がない。カフェインを大量に摂取すると頭痛の発生率が高まるという研究結果がある一方で、正反対の結果が出ている研究もある。

「ある研究では、カフェインの摂取量が多い、大体1日に500mgかそれ以上の摂取量の人では、およそ1日に125mgと、より少なく摂取している人よりも非片頭痛の頻度が18%高くなることがわかりました」とハンナ氏は述べる。

だが、別の研究では、イブプロフェンなどの市販の鎮痛剤と一緒にカフェインを摂取すると、その効果が向上する可能性があるとしているものもある。「もしも定期的に頭痛がするなら、あなたにはカフェインが効くかどうかを確かめるために摂取してみる実験を行う価値があるかもしれません。でもコーヒーにレモンを加えることが頭痛を和らげるという証拠はないのです」

 

レモンコーヒーは肌の健康をサポートする
判定:誤り

「健やかな肌は、フルーツや野菜とポジティブな関係があることがわかっています」とハンナ氏。

「ですが、フルーツや野菜に含まれるどの成分が、目に見える効果をもたらすのかはわかっていません」

レモンの絞り汁から得られる微量栄養素の量はわずかだと彼は説明する。なので、肌の健康状態の改善を求めているなら、フルーツと野菜の全体的な摂取量を増やすことにフォーカスして。

 

レモンコーヒーの副作用

コーヒーにレモンを搾り入れることが何か特別な副作用を引き起こすという証拠はないけれど、心に留めておくべきことがいくつか。レモンジュースは酸性が強く、時間が経つと歯のエナメル質が侵食される可能性があるので、飲んだ後は水で口をすすぐとよいだろうとハンナ氏はアドバイスする。

「カフェインの半減期は約6時間と長く、摂取後も体内に長く留まることを覚えておいてください」と彼はつけ加える。「午後3時以降はカフェインを摂取しない方がいいですね。そうでないと睡眠に影響を及ぼしますから」

 

レモンコーヒー:最終判定

レモンコーヒー

 

レモンコーヒーの味に関していえば、レモンを加えることでコーヒーの味が際立ち、エスプレッソの苦味を減らしてくれる。舌触りについては、従来の口の中をコーティングするようなエスプレッソに比べて、レモンコーヒーはより新鮮でクセのないものに感じる。

とはいえ、朝のコーヒーにレモン汁を加えるべきかどうかについては、個人的な好みによる。

「コーヒーにレモン汁を入れて楽しみたいなら、どうぞ加えてください。でも、そのふたつを一緒にしたからといって、何か魔法のようなことが起きると期待はしないでくださいね」とハンナ氏は結論づける。

 

最後のハンナ氏の結論。ごもっともかなと思います。

 

コーヒーにレモンを入れて楽しみたいのであれば楽しめば良い。
ただ、そこに何か魔法のようなことが起きるのではと言う期待はしない方が良いと言うことでしょう。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。