島根県隠岐諸島
島根県の隠岐諸島は、私の中で1度は今後訪れてみたいなと思っているところです。
豊かな自然に恵まれ、おそらく景色は最高だと思います。
そして豊かな自然がある所には、おいしいものがたくさんあると思います。
隠岐諸島は4つの島からなっているようです。
そんな自然豊かな隠岐諸島でも、日本ミツバチが絶滅寸前になったようです。
それを地元の下中学校教師が仲間と共に試行錯誤の上見事復活させたようです。
島根県・隠岐の元教師が仲間と島に適した養蜂を確立
島根県隠岐諸島の西ノ島町に住む元中学校教師の安達和良さんは、若い頃から自宅に1升から2升の蜂蜜を常備していたそうです。
しかし2000年頃に、国産蜂蜜の価格が高騰しました。それをきっかけに「自分で作ろう」と考えたそうです。
島では1955年頃を最後に養蜂を行っていなかったそうです。
安達さんは日本ではセイヨウミツバチよりもニホンミツバチの方が飼いやすいと考えているようです。
セイヨウミツバチは蜜が多く採れますが、病気に弱くスズメバチには無力というのが理由のようです。
そして島で野生の蜂を探したようですがかなり難航したようです。
蜂集めと並行し、どのように飼えばいいのか勉強されました。
ニホミツバチが4月から5月に分蜂する時、ミツバチを誘導するにはラン科のキンリョウヘンを使うのが一般的です。
しかし、島までは分蜂の時期とキンリョウヘンの開花時期が異なりうまくいかなかったようです。
それから試行錯誤の末2010年に4群の蜂の飼育に成功したようです。
そして、2013年には3島の有志約30人で「知夫里島・中ノ島和蜂復活プロジェクト」を設立し普及を進めました。
今は50人以上に増え、多い人は10群以上飼っているようです。
島の人たちの頑張りがありここまで少しずつニホンミツバチは増えてきたようです。
安達さんもこれから大事なのは「ニホンミツバチが住みやすい環境づくり」とおっしゃられています。
今よりもニホンミツバチが住みやすい環境になれば、農作物や水産資源も良くなると思います。
そうなれば、島への観光客も増えるのかなと思います。
大袈裟ではなく、この日本ミツバチの復活プロジェクトが、将来島の行く末を担っているのではと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。