コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

火傷治療に光明? はちみつで火傷は治るのか 研究を進めているようです

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はちみつと火傷

私がはちみつに興味を持つようになったのは今から8年ほど前です。


仕事で、コーヒーの花から採れた蜂蜜を扱うようになり少しずつ興味を持ち始めました。


世の中に広まった歴史的な背景や、楽しみ方などコーヒーと蜂蜜の共通点というか似ている点が多く、コーヒーの世界から蜂蜜の世界へは入っていきやすかったです。


興味を持つと、もう少し詳しく知りたいと思い少しずつはちみつについて調べるようになりました。


すると、蜂蜜は火傷の治療にも良いと言うことを聞きました。


そのとき聞いた理由としては

  1. 蜂蜜の持つ抗菌作用によって患部が化膿しない
  2. 皮膚の再生に必要な栄養素が、蜂蜜にはバランスよく含まれている

です。

 

イタリアの東ピエモンテ大学の論文には、はちみつの種類による火傷した箇所の治り方について書かれています。比較した蜂蜜は、アカシア、そば、マヌカです。ここでは、少し意外な気もしますが一番火傷の治りが早かったのがアカシアはちみつとなっていました。


はちみつの火傷治療への研究

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ニュース番組「ABEMAヒルズ」で、中京病院救急科・大須賀章倫医師がはちみつの火傷治療に関して研究していると話されていました。

 

「僕らはやけどをよく診ているので、その中でも傷に塗るお薬なんですけど、それにはちみつを使ったらどうなんだろうということを最近やっています」

 中京病院の大須賀医師が研究しているのは、やけど治療へのはちみつの活用――。

「はちみつ自体は、古代エジプトから使われていて結構研究されてはいるんです。また、はちみつはカビが生えなくて、腐らないんです。実は4年くらい前からはちみつを塗るということはやってきていて、比較的ばい菌が付きにくいという環境が得られるということは分かっています」

 大須賀医師が注目したのは、はちみつが持つ抗菌作用。ヒトの皮膚のpH(水素イオン指数)は通常4~5だが、やけどの時は8~9に上昇する。はちみつは殺菌力のある過酸化水素を発生する酵素を持ち、pHが3~4という酸性で、感染症の元となる細菌が生息しにくい環境を持つ特性がある。そして、傷が元に戻るのを促す効果があるとみられている。

やけども回復?“はちみつ”の秘めたパワー… 医師「研究段階のため従来の方法で治療を」(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース

 

そして、10月に開催された学会で大須賀医師は火傷を負った患者さんの症例を報告されたそうです。

 

足に広範囲のやけどを負った60歳男性の症例を報告。男性は食料倉庫の掃除中に粉塵爆発が起きてやけどをしていた。病院では、培養した皮膚の移植や、抗菌薬投与などの治療をするなかで、塗り薬の要領で患部にはちみつを使用した。男性の傷は48日目にはきれいに治り、抗菌薬に耐性を持った菌が出ることなく治療は終了したという。

「はちみつというのは、抗菌薬ではないので(細菌が)耐性化がしない。だから(細菌が)出てきても使える薬が残ってるし、ばい菌が入ってきたらすぐ叩けるという状態でずっと維持できるので、そういう耐性菌の問題とかには悩まされなくなってかなりありがたいなと思っております」

 

ただ、本格的な研究はこれからです。今の時点では、従来どおり火傷治療をする方が賢明です。

 

そして、はちみつが火傷治療に効果的だと明白になったとしてもはちみつの種類によってその効果に差は出るでしょうから、医療に使用するとなると人工的にはちみつを作り出す必要があります。

 

仮に、人工的に作り出すことが出来たらそれはもうはちみつじゃないと思うので、はちみつが医療現場で使用されることは無いのかなと思います。

 

ただ、はちみつの凄さが実証され、それが医療に役立つことはとても素晴らしいことだと思います。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。