みんな、あさりが大好き!
今が旬のあさりを使ったメニューを、期間限定メニューとして飲食店で目にします。
私の気のせいかもしれませんが、特にここ数年はあさりを使ったメニューを提供する店舗が多いように思います。
丸亀製麺の「春のあさりうどん」は、かなり売れ行きが良いと聞きます。
そんな話を聞くと、みんなあさりが大好きなんだなと思います。
子供の頃読んだ漫画「あさりちゃん」が懐かしいなと、ふと思ったのですが小学館の学年別学習雑誌「小学2年生」では、1978年8月号から2014年3月号まで連載されていたようです。
そして2014年9月10日に、小学館は「あさりちゃん」が「2人組によるコミックシリーズとして最多の発行刊数」としてギネス世界記録に認定されたことを発表したそうです。
やっぱり、「あさりちゃん」は大人気ですね。
ちょっと本題とずれてしまいましたね。
なぜ、あさりを好きな人が多いのか。
一番の理由は、やっぱり「うまいから」だと思います。
あさりから出る旨味は、本当においしいですよね。
薄味の出汁との相性は抜群だと思います。アサリの旨味がたっぷりと出た汁を吸うと、思わず目を閉じてうっとりとし味わいたくなってしまいます。
旬のあさりをさらに美味しく味わう
4月から5月にかけて、潮干狩りに行った記憶も多いのであさりの旬は春なのかなと思っていました。
春もあさりの旬だそうですが秋にも旬があるそうです。
ただ、4月から5月にかけてはあさりが産卵を控え、身がふっくらとし、普段よりも旨味が豊富になり美味しくなるそうです。
そして、家であさりを調理するときまず塩水につけ砂抜きをしますよね。
その塩水にはちみつを1滴たらすだけで、なんとあさりの旨味がさらにアップするそうです。
なぜ、はちみつであさりの旨味が増すのか
あさりの旨味は、あさりの体内に存在するコハク酸によって生み出されます。
そして、はちみつに多く含まれるブドウ糖にはこのコハク酸の量を増加させる性質があります。
独立行政法人水産総合研究センターの研究により「ブドウ糖を海水に入れるとあさりのうまみ成分が増える」と証明されています。
出荷前のあさりをブドウ糖を添加した海水に24時間つけたところ、なんとコハク酸の量が2.8倍になったそうです。
ただでさえおいしいあさりの旨味成分が2.8倍になったことを想像してみると、自然と生唾が出てしまいます。
ちなみにこのセンターの試験では1リットル当たり100ミリグラムのブドウ糖を加えだそうですから、1%の水溶液に浸したことになります。
あさりの砂抜きをする時、それを目安に砂抜きの塩水にはちみつを垂らせば、あさりの旨味が3倍近くに増えるのですからやってみる価値はありますよね。
ちなみに、はちみつの種類によってブドウ糖が含まれる割合が変わります。
ブドウ糖の割合は22~41%の間がほとんどです。はちみつが固まる(結晶化)要因は、ブドウ糖によるところが大きいので柑橘系のはちみつなど、結晶化しやすいはちみつを選んだ時、だいたい必要なブドウ糖を3倍した量のはちみつを使用するといいかなと思います。
はちみつはあさりの成長も促進させる
あさりに餌料を与えて飼育する時、海水にブドウ糖を添加しておくことで、あさりの成長速度が約3割促進されることも同じく水産総合研究センターが解明しています。
あさりはブドウ糖を餌にするのではなく、人間で言うとサプリメント的にあくまでも栄養補助材として不足している栄養を補うそうです。
あさりの砂抜きの方法
「まず、あさりを水でこすり洗いします。これはあさりの表面についた汚れや腸炎ビブリオ菌を取り除くためです。このとき、死んでいるあさり(口が開いて水管が出てしまっているもの)も取り除いておきましょう。さらに水道水でよく洗います。
続いて、海水と同じ3%の塩水に浸し、常温、暗所で2、3時間砂抜きをします。500mlの水なら大さじ1の塩を入れ、あさりが全部隠れるくらい浸します。この際にはちみつを1滴加えます。海と同じ環境にすることであさりは呼吸をして砂を吐きます。潮干狩りで獲った場合は、4時間ほどの砂抜きが必要です。
また、海中と同じくらいの水温20度前後の暗いところの方があさりは活発になります。低温だとあさりは休眠状態になってしまいますので、冷蔵庫には入れないでください」(ザイマリさん)
家で、美味しいあさりの酒蒸しをあてにビール。飲みたいな~!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。