東海地方の喫茶店の「モーニング文化」
先日、友達が名古屋に遊びに来てくれました。
行きたいところのリクエストを事前にいただきました。
その一つが、名古屋の喫茶店らしいモーニングです。
名古屋駅近くのホテルに宿泊されるとの事だったので、近くの店をと思い終日モーニングを提供している「モーニング喫茶リヨン」に行ってきました。
東海地方の喫茶店の「モーニング」と言う1つの文化もコメダ珈琲店の全国展開により広く知れ渡ったのかなと思っています。
このモーニング発祥には、愛知県一宮市、愛知県豊橋市、岐阜県岐阜市などいくつか説があります。
ここでは、一宮説を紹介しておきます。
一宮市の喫茶店でモーニング始まったのは、高度経済成長期にあたる昭和31年頃。当時は機織りの機械がガチャンと音を立てると、1万円儲かる「ガチャマン」と呼ばれる空前の好景気に沸いており、維業を営む人々は昼夜を問わず喫茶店で商談や打ち合わせをしていた。なぜなら、当時の繊維工場は機織機の音がうるさい上に埃っぽいからだ。
早い話、喫茶店を応接室や会議室代わりに使っていたのだ。そこで喫茶店のマスターやママさんは、朝から来てくれる客にゆで卵とピーナツをサービスとして付けたのがはじまりだという。
喫茶店の「モーニングサービス」発祥の地、愛知県一宮市のご当地PR女子「一宮モーニングエンジェルズ」ってなんだ!? - メシ通 | ホットペッパーグルメ
ただ東海地方では、モーニングは既に提供して当たり前と言う状況が数十年前から続いているので、モーニングを出すだけではへ他のライバル店と差別化ができません。
そんな中で最近では、小ぶりなサイズではありますがパンを1斤トーストにしたものを提供したり、店内でモーニングを食べるだけでなく帰りにお土産を渡したりするなど、サービスが激化しています。
今回紹介する「モーニング喫茶リヨン」は、その店名の通り1日中モーニングを提供している喫茶店です。
名古屋駅にあるので、遠方から来た知人が午後少しだけ名古屋に寄るという時に、午後でも名古屋のモーニングを楽しんでもらえると言うのでありがたいお店です。
モーニング喫茶リヨン
実を言うと、リヨンの前は今までも何度も通っているのですが店内に入ったのは今回が初めてでした。
営業時間の8時から18時までの間、いつでもモーニングサービスが提供されています。
ドリンク単品の注文でトーストなどが無料でついてくるサービスとなります。
モーニングセットは6種類から選ぶことができますが、1番人気は「小倉あんプレスサンド」だそうです。
私も無難に「小倉プレスサンド」を注文しました。
マーガリンの塩気と小倉の甘さは、やはり最高に合います。
名古屋の喫茶店では、モーニングやランチタイム終了後はコーヒーを注文すると豆菓子などがついてくるのが定番です。
モーニングにはついてこないところが一般的ですが、リヨンでは豆菓子がついてきました。
今回、店内に入って1番に驚いたのは、店内全席喫煙可でした。
愛煙家の方には嬉しいでしょうが、タバコの煙が苦手な方は避けた方が良いかもしれません。
店舗概要
店名 リヨン
住所 愛知県名古屋市中村区名駅南1-24-21 三井ビル別館B1
電話 052-551-3865
営業時間 8:00~18:00
定休日 なし
喫煙 全席喫煙可
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。