コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

"柿の種"がコーヒーに 「ハリヨの珈琲」

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柿の種

ランチタイムが終わった後、名古屋あたりの喫茶店に行くとコーヒーを注文すれば豆菓子が付いてくるのが一般的です。


最近では、コメダ珈琲店が全国に広まったこともありご存知の方も増えたのかなと思います。


コーヒーを注文すれば豆菓子がついてくるのは当たり前と思っていた私は、大学受験で京都に行った時、京都駅周辺の喫茶店に入りました。


注文するのはもちろんコーヒーです。


コーヒーを注文し、コーヒーを持ってこられたのですが、そこに豆菓子はなかったです。


豆菓子をつけるのを忘れたのかなと思い店員さんに聞いてみようかと思ったのですが、周りのお客さんを見ても誰も豆菓子らしいものを持っていないので、豆菓子がつかない店なんだと思いました。


それから何年かして、全国的にはコーヒーに豆菓子がつかないのが一般的なんだと知ることになりました。


豆菓子といっても、喫茶店で出されるのにはいろんな種類があります。


老舗のヨコイピーナッツの「柿ピーパック」は、一般的に言う「柿の種」です。


この辺は特に、深煎りのブレンドコーヒーを提供する喫茶店で採用しているところが多いように感じます。


私も普段家に柿の種の大袋を常備していることが多いです。


最近のものはチャックが付いているので、コーヒーを飲みながら食べてチャックをし、ビールを飲みながらつまんでチャックをしと食べていると、結構な量を消費します。


一家に1袋「柿の種」を常備することを、私は強くお勧めしたいです(笑)

 

"柿の種"がコーヒーに

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柿の種


「柿の種がコーヒーに」と言う記事を見つけました。


そりゃあ、柿の種はコーヒーに合うよなと思って記事を読みだしたのですが、なんと柿の種で作ったコーヒーのお話でした。


この柿の種は、おつまみの柿の種でなく果物の柿の種です。

 

特産の富有柿を使って柿酢の製造を手掛ける岐阜県海津市南濃町の「リバークレス」が、酢の製造過程で取り出す柿の種を焙煎(ばいせん)した「ハリヨの珈琲(コーヒー)」を開発し、販売を始めた。約2年かけて研究を繰り返し、ほのかな酸味を残した香り高いカフェインを含まないコーヒーだ。5年前にUターンした社長の伊藤由紀さんは「富有柿の魅力を種まで余すところなく楽しんでほしい」と話す。

柿の種、香り高いコーヒーに 廃棄もったいない、商品化:朝日新聞デジタル

 

岐阜県海津市南濃町は私の家から、そんなに遠くなく父親が生きていた頃は秋になると一緒によく柿を買いに出かけました。美味しい柿はたくさんありますが、いつも買っていたお気に入りの生産者さんの柿は最高に美味しかったです。

 

そこは無人販売の店舗でしたが、大人気で週末に行くといつも早々に売り切れてしまっていることも多かったです。

 

何度かその生産者さんに他の柿と何が違うのかとお話を聞いたことがあったのですが、肥料は基本的に牛糞しか使っていないと仰られていたと思います。牛糞を堆肥にする過程で色んなこだわりがあったようです。

 

岐阜県海津市南濃町の柿とみかんには、個人的にたくさんの家族との思い出が詰まっているので、この記事を読んだときはかなり嬉しかったです。

 

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最初は種も酢づくりに使っていたが、搾る際に機械に詰まるトラブルが発生。仕方なく柿から一つひとつ手作業で種を取り除くことにした。

 未利用資源の活用をモットーにする伊藤さんは考えた。「そのまま種を捨てるのはもったいない。何かに使えないか」

 最初は温めた種を袋に詰めてカイロにした。温かくてよかったが、香ばしい臭いが服についてしまい断念。柿渋の効果を狙い、そばの実の代わりに枕にも入れてみたが、うまくいかなかった。

 ある寒い日、ストーブの上で遊び半分に種を焼いてみたところ、香りが漂ってきた。黒くなった種の姿が焙煎したコーヒー豆にも、どこか似ていた。

 柿の種には、柿タンニンと言われる柿渋成分(ポリフェノールの一種)が含まれている。昔から柿の種の黒焼きを煎じて飲むと、夜尿症やお年寄りの物忘れに効果があるという説があることもわかったという。

 柿酢づくりで取り出す柿の種は年間約50キロ。洗浄したあと、2、3カ月かけて天日干しにして乾燥させて使う。

 

最初は柿の種も一緒に柿酢作りに使われていたようです。その後、種は廃棄するだけになってしまい何とかもったいなので再利用をと試行錯誤されたようです。

 

柿の種コーヒーの商品名は「ハリヨの珈琲」。ハリヨは、海津市に生息する天然記念物で絶滅危惧種の淡水魚に由来する。伊藤さんは「この土地の自然を後世に引き継ぎ、美しい水を守る活動に貢献できれば」と思いを込める。

 手軽においしく飲んでもらうため、ドリップバッグで提供する。柿の種コーヒーは、一般のコーヒー豆より成分の抽出速度が遅いため、お湯をゆっくり注いで最後に30秒ほど、お湯に浸してからあげると、よりおいしく楽しめるという。

 日本食品分析センターの検査を依頼し、カフェインゼロのお墨付きももらった。伊藤さんは「カフェインを控えている人にも寝る前に気軽に飲んでもらえる。柿の魅力をもっと広めていきたい」と意気込む。

 6月に販売を開始し、価格は5杯分入り2160円。「リバークレス」(090・8733・2020)のウェブサイト(http://kakivinegar-haliyo.com/別ウインドウで開きます)から購入できる。

 

「ハリヨ」というのは地元の絶滅危惧種の淡水魚だそうです。地元の自然を後世に残し美しい水を守っていけたらという思いを詰め込んだ商品名も素敵ですよね!

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。