「幸せを呼ぶハチ」ルリモンハナバチ
ハチと言うと、黄色っぽいものや黒っぽいものを想像しがちですが、世の中にはいろんなハチがいます。
世界にはハチの仲間が20,000種類以上いると言われています。
当然それだけの種類がいると様々な色のハチがいます。
ただ、日本ではなかなか青色のハチを見ることがないと思います。
そしてハチに限らず地球上には青色の生物や植物は比較的他の色のものに比べ少ないように思います。
だからなのか「青い鳥」に代表されるように、青いものは幸せを運んでくれると言うようなことをよく聞きます。
これは1つに、ヨーロッパに古くから伝わる言い伝え「something four」による影響も大きいのかなと思います。
something fourとは、花嫁が幸せな結婚生活を送れるようにと古来から伝わるおまじないです。
結婚式当日に4つのものを身に付けようと言うものです。
1つが、何か古いもの。これは、祖先から幸せを受け継ぐこと。
2つ目が何か1つ借りたもの。これは隣人から幸せを分けてもらうこと。
3つ目が何か1つ新しいもの。これは、新しい人生を踏み出すこと。
そして4つ目が何か青いもの。これは、ずっと清らかな気持ちを持ち続ける事だそうです。
そんなところから青色は尊いもののように思われることが多いのかなと思います。
そして、東北地方では2例目となる「幸せを呼ぶ青いハチ」ルリモンハナバチが宮城県で発見されたそうです。
ルリモンハナバチを宮城で発見
出典:
「幸せを呼ぶ青いハチ」宮城で初確認 ルリモンハナバチを動画撮影 | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS
全国的にも希少なミツバチ科の昆虫「ルリモンハナバチ」が仙台市太白区の市野草園で見つかったそうです。
東北では青森県内で発見例があるのみで、宮城県内で確認されたのは初めてだそうです。
このルリモンハナバチは、西日本の一部では比較的発見されるそうです。
私が住む愛知県でも確認されているようです。
今回グリモンハナバチを発見されたのは、東北大学名誉教授(昆虫学)の昆野安彦さんです。
なかなか苗字に昆虫の「昆」の字のある方は珍しいと思うのですが、その方が昆虫学の権威と言うのは面白いですね。
昆野さんは、自然観察のため訪れていた市野草園で、ツツジ科のホツツジの花を観賞中に淡い青色の縞模様が入った体長14ミリほどのルリモンハナバチが止まっているのを発見されたそうです。
そして手持ちのミラーレス一眼カメラで動画を撮影されました。
こちらのリンク先内の動画リンクよりご覧になることが出来ます。
東北でのルリモンハナバチの発見は青森県内で約80年前と約55年前に各1例が確認されたのみだったそうです。
環境省のレッドリストでは、絶滅危惧種かどうかを評価するに足るデータがない「情報不足」に分類されているそうです。
今回、発見した昆野さんは「本当に幸せを呼ぶハチならば、新型コロナウイルス禍で意気消沈する人々に勇気と希望を与えてくれるのではないか」と話されたそうです。
できることならば、もちろん私もそう願いたいです。
しかしながら、比較的西日本で発見されることがあり東北での発見例がほとんどないハチが東北で発見されたという事は、一概には言えないかもしれませんが地球温暖化による影響もあるのではと思ってしまいます。
今まで発見されることがほとんどなかったものが発見されると言う事は、何かしらの理由がやはりそこにはあると思います。
地球の環境の変化と、生態系の変化。どちらも良い方向に変化するのは歓迎ですが、現状を踏まえるとその逆の可能性の方が高い事は間違いないと思います。
私は今回のルリモンハナバチの宮城県での発見が、地球環境のことを考え、意識するきっかけを与えてくれ、地球の自然環境が良くなっていったきっかけとなったと後から思えるような出来事であって欲しいなと思います。
それが私たち人間にとっての幸せを運んできてくれたのだと後々思うことができたらなと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。