トマトとリコピン
時折肌寒い日もありますが、確実に夏に向けて暑くなってきていますね。
今の時期は、じめじめと湿度も高いので食中毒には1番気をつけなければいけない時期です。
そして、熱中症や夏バテにも気をつけたいところですね。
しかも、それが簡単に美味しく対策できたら嬉しいですよね。
私が大好きな野菜「トマト」。
トマトに含まれるリコピンは、抗酸化作用もあり注目されています。アンチエイジングにぴったりですよね。
イタリアのことわざに「トマトが赤くなったら、医者が青くなる」と言うものがあるそうです。
トマトが赤くなって、みんなが食べ出すと健康になるので病院に誰も来なくなると言うところからできたことわざだそうです。
リコピンって響きも個人的に大好きです。
絶対、メンバー全員の名前が栄養成分の名前のアイドルグループがあったら「リコピンちゃん」がセンターを務めると思います。
「豚こまのハニートマト煮込み」レシピ紹介
ニンジンたっぷり&はちみつ入りでトマトの酸味がマイルドに。パンにもご飯にも、よく合います。
【材料(4人分)】
・豚こま切れ肉 300g
・ニンジン 2本(300g)
・タマネギ 1個(200g)
・ニンニク 1かけ
・塩 小さじ1/4
・コショウ 少し
・A[トマト缶(ホール状)1缶(400g) 水1と1/4カップ はちみつ、オリーブオイル各大さじ1 塩、顆粒コンソメスープの素各小さじ1]
【つくり方】
1) 下ごしらえ
・ニンニク(薄切り
・タマネギ(粗みじん切り)
・ニンジン(縦半分に切って2mm厚さの斜め薄切り)
・豚肉(塩、コショウをふり、小麦粉をまぶす)
(2) フライパンに調味料を入れる
Aを入れて混ぜ、トマトを粗くつぶし、ニンニク、タマネギを広げ入れる。
(3) 具材を入れて煮る
下から「ニンジン→豚肉」の順に重ね入れ、フタをして、中火で17分ほど煮る。ざっくりと混ぜる。
[1人分296kcal]
リコピンを効率良く摂取できる
リコピンは「トランス体」と「シス体」と言うものに分けられます。
生のトマトに含まれているリコピンは主に「トランス体」です。
トランス体は体内に吸収されにくいものです。
一方の「シス体」は、体に吸収されやすいものです。
リコピンをトランス体からシス体に変化させるには加熱することです。
さらにリコピン自体、非常に油に溶けやすいので油と一緒に加熱するとなお良いです。
そしてさらに、玉ねぎやニンニクと一緒に調理をすることでさらにシス体への構造変化が促進されるそうです。
なるほど〜と思いますよね。
先程紹介した「豚こまのハニートマト煮込み」は、見事にこれを全て満たしています。
煮込み料理は、最初にちゃちゃちゃとやったら後はほったらかしでOKというのが私の性に合っているので好きです。
まとめ
メニュー名に「ハニートマト」と「ハニー」が入っていますが、私の書き方が悪かったと思うのですが、蜂蜜の存在感が全くなかったですね(笑)
今回のレシピでは調味料として蜂蜜を大さじ1使っています。
私が作るなら、火を止める前にあと大さじ1杯はちみつを回しかけしたいなと思います。
こちらのレシピ紹介には「パンにもご飯にもよく合う」と書かれていますが、絶対ビールにも合うと思います。
暑い時に、熱いものを食べ、キンキンに冷えたビールを飲む。
今年の夏は、これで乗り切っていきたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
今回のレシピを紹介してくれた市瀬悦子さんの著書『目で見てわかる!「材料入れて煮るだけ」レシピ』
今話題の新刊『ぶたやまかあさんのやり過ごしごはん』