レギュラーコーヒーの保存
コーヒーに関するワークショップやセミナーなどに参加すると、参加者の方からよく出る質問の1つにコーヒー豆の保存方法があります。
私自身もよく聞かれるところです。
究極を言えば、できる限り少量パックを買うことがいいのかなと思います。
開封してから、飲みきるまでの期間をいかに短くするかと言うのは大事なところになるかなと思います。
開封をしてから、飲みきるまでにかなり時間がかかりそうだと言う場合はより温度の低い所での保存を検討するのもいいかもしれませんね。
常温よりも冷蔵。冷蔵よりも冷凍の方が品質の変化の速度をより遅くすることはできます。
ただ闇雲に冷蔵庫や冷凍庫に入れればいいわけではなくそれぞれ注意するべきところがあります。
コーヒーは、周りの匂いなども吸着します。
冷蔵庫で保管するときは、他の食品のにおい移りには気をつけたほうがいいです。そのために二重や三重にしっかりと密閉することが大事になります。
また、冷凍庫で保管するときはもともと入っていた袋をテープなどで止め冷凍庫に入れておくだけだと最後まで美味しく飲みきることが難しくなってしまいます。
最後まで飲みきるまでに、何度も袋のまま出し入れを繰り返すと結露を起こしたり、急激な温度変化を何回も繰り返すことで品質の劣化につながります。
では冷凍庫で保管するときはどうすればいいのか。
大体、私もそうなのですが自分がコーヒーを淹れるときに使用するコーヒーの量は決まってきます。
私の場合、18グラム使用することがほとんどです。
「私も大体いつも同じ量のコーヒー豆を使います」と言う方でしたら、その量を量り小袋に入れ、それを大きめのジップロックなどに入れて冷凍庫で保管するのが良いかなと思います。
そして実際使用するときは、冷凍庫の扉を開けジップロックの封を開けその中から小袋を1袋取り出し、ジップロックの風をし冷凍庫を閉める。
最後まで美味しく飲みたいなと思えばこれがいいのかなと思いますが、面倒くさがりな私は実際そんなこと1度もやったことがありません。
私は、普段からかなりコーヒーは飲む方なので200g位のサイズの袋であれば通常1週間位で飲みきることができるので、開封した袋をテープで留め、袋より一回り大きい位のサイズの缶に入れて密閉し保管しています。
そこで今回はぜひ「私はいつもコーヒー豆を20g使って淹れています」と言う方がいれば、そんなあなたのためのコーヒーを伊藤園が発売します。
20g粉の個包装タイプ「TULLY’S COFFEE THE BARISTA’S ROAST(タリーズコーヒー ザ バリスタズロースト)」
商品名は「TULLY’S COFFEE THE BARISTA’S ROAST(タリーズコーヒー ザ バリスタズロースト)」で、「STANDARD」「MILD」「HEAVY」の3品を取り揃える。
粉砕したコーヒーの香りや風味を落さず鮮度を維持するため20gずつ個包装されているのが特徴。20gは約300ml(1~2人分)に相当する。
コーヒー豆はバリスタが厳選したアラビカ種 100%のコーヒー豆を使用し、国内焙煎されている。
同社はレギュラーコーヒー(粉)の発売に先立ち、6月から「タリーズコーヒー ザ バリスタズロースト」のドリップコーヒー(一杯抽出型レギュラーコーヒー)を発売している。
伊藤園がレギュラーコーヒーを発売 背景に自宅でコーヒーを楽しむ人の増加 「タリーズコーヒー」から20g粉の個包装タイプ開発(食品新聞) - Yahoo!ニュース
100gの内容量で希望小売価格は税別550円です。発売は2021年10月4日です。
普段からもし20gずつ小分けして保管していますなんて人がいたら、めちゃくちゃありがたい商品ではないでしょうか・
今回の「20g個包装」はかなり振り切った商品ですが、レギュラーコーヒーもここ数年の流れとしては1袋当たりの内容量を減らしたものが増えてきています。
飲み切るまで美味しく飲みたい消費者としては、このあたりは嬉しい限りですね。
ただ、こういった商品を利用するのは「たまに美味しコーヒーを淹れて飲みたい人」にして欲しいなと思います。
私のように、毎日何杯もコーヒーを飲む人は100g~200gパックのものを飲んで欲しいなと思います。
極力、余分な包材を使わないことがちっちゃなエコに繋がるかなと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。