コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

ブレンドはちみつの行方 価格対応品から「味と機能性」へ

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絵の具

小学生になってすぐ、しばらく絵を習っていました。大人になった今もそうなのですが、子供の頃からとにかく絵が下手でした。絵が上手な人への憧れは大きかったです。

 

とにかく絵が下手だったので、絵の教室もあまり好きではなかったです。ただ、当時唯一好きだったのがパレットの上で数種類の色の絵の具を混ぜ合わせる瞬間でした。

 

どんな色になるのか。自分が思っていた通りになることもあれば、予想外な色になることも。特に後者のほうが楽しかったように思います。

 

子供の頃から「ブレンド」することが好きだったのだなと思います。

 

ブレンドはちみつ

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はちみつを人の手によってブレンドするのには、いくつか理由があります。


スーパーマーケットやドラッグストアなどで見かけるブレンド蜂蜜は、価格対応品というものが圧倒的に多いです。


新型コロナウイルスの感染拡大以降、世界中ではちみつやプロポリスなどの需要が増え、原料も高くなっています。


そういったときには、こうしたブレンドはちみつは、低価格で調達できるものをブレンドすることでその価格帯を維持できます。


また、ここ最近は美味しく食べてもらうための「味にこだわった」ブレンドはちみつも見かけるようになってきました。


先程の、価格対応のためにブレンドするはちみつは、味に関しては"そこそこ"で、とりあえず何にでも使いやすいよう極力個性もない方が良いのに対して、味にこだわるブレンドはちみつは、しっかりとした個性もあり、なおかつはちみつ好きの人の舌を唸らせることも必要です。


はちみつ好きの人と言っても、やはり好みは人それぞれなので、そこはかなり難しい部分だと思います。だからこそ、面白いのですがね!


ただ、この部分のマーケットがもっと拡大すれば、はちみつの「ブレンダー」という職種も生まれるのではと期待しています。そんな仕事があれば、すぐにでも転職してみたいです!


そして、まさにこれから増えてくると思うのは「機能性」を付加するためのブレンドはちみつです。


コロナの影響で、今までよりも多くのストレスを抱える人たちが増えていると思います。


そういった人たちが、健康面を気にするのは当然かなと思います。


はちみつは、その抗菌作用を始め今までも「体に良さそう」と言うイメージを持っている人が多いと思いますが、さらにそれに合わせて何かしらの機能性が付加されれば、まさに無双状態ですよね。

 

日新蜂蜜の今後の展開

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岸野逸人社長(日新蜂蜜)


既に業界大手の日新蜂蜜は、この部分での機能性素材の開発に取り組んでいます。


「発酵黒シリーズ」やじゃばら、黒唐辛子、かんずりなど特徴ある素材を使用することに取り組んでいます。

 

shokuhin.net


その中でも、「発酵黒はちみつ」がコンビニ大手のPBで採用されるなど事業の柱の1つにしたいと考えられているようです。

 

発酵黒はちみつとは

shop.nisshin-honey.co.jp

 

『醗酵黒はちみつ』は、蜂蜜を原料としたプレバイオティクス機能と、
抗酸化性を有した健康食品素材です。

蜂蜜を醗酵させ、グルコースをグルコン酸に転換。
液体タイプの「醗酵黒はちみつ60」と粉末タイプである「醗酵黒はちみつ
パウダー」をご用意しております。
お気軽にお問い合わせください。

【特長】
■プレバイオティクス機能と抗酸化性を保有
■グルコースをグルコン酸に転換
■液体タイプと粉末タイプをご用意

素材『醗酵黒はちみつ』 日新蜂蜜 | イプロス医薬食品技術

 

プロバイオティクスの摂取により、乳酸菌やビフィズス菌などの増殖促進作用があります。これによって成長作用やミネラルの吸収促進などが期待できます。


それに抗酸化性もあります。


さらに、グルコースがグルコン酸に転換されることでさらなる腸内環境の改善に期待できるのかなと思います。

 

まとめ

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こうした、機能性を蒸したはちみつはこれから多くの人たちに受け入れられると思います。


今は、まだまだリアルで講座開催をするのが難しい状況ですが、私はやはり「味」を追い求めたいと思います。


皆さんがおいしいと思う蜂蜜。


おいしいと思える蜂蜜を作る楽しさ。


そうしたことを、展開して行けたらなと思います。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。