コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

【グアテマラSHB×キルギスのはちみつ】かなり期待した組合せでしたが、まさかの結果でした

先日、生まれて初めてコーヒーの焙煎をしました。使用したコーヒーはグアテマラSHBです。

 

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焙煎後5日くらいおいてから飲みたいなと思っていたのですが、どうしても飲んでみたくなり2日後に封を開けて飲みました。

 

焙煎は、やや深めでシティローストくらいに仕上げました。やや深く焙煎することでチョコレートっぽい風味を出してみたかったです。

 

そして、頭の中でイメージしてたのはグアテマラをやや深く焙煎したものとキルギスの百花蜜がもしかしたら最高に合うんじゃないかと期待していました。

 

キルギスのはちみつ

水飴を舐めているかのような、ねっとりとクリーミーに舌にまとわりつく感覚。ここまで粘度の高いはちみつも珍しいので何かクセになりそうです。

 

口に含んでしばらくは、かなりしっかりした甘さが前面に出てきます。

口に含んで8~10秒程経つと、ほんのり酸味も感じられるようになります。

 

15秒を過ぎ、もう全部飲み込もうかとする間際になりハーブっぽさを感じます。

爽やかな清涼感を感じます。

 

最初、食べた時はそのしっかりした甘さにこのまま甘いだけで終わるのかもと思いましたが、その期待をしっかり裏切ってくれました。

 

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キルギスのはちみつは独特の白さがあります。エスパルセットという植物の蜜が多いと白くなるそうです。採蜜したときは普通のはちみつと同じような黄色っぽい色をしているそうですが、時間とともに真っ白く変化します。

エスパルセットとは

エスパルセット(Esparset)は、キルギスの高山地域に育つ、レンゲと同じマメ科の植物。別名はサインフォイン(Sainfoin)とも良います。
真っ白で、味も軽やかな天使のようなハチミツです。レンゲと同じように、一年の始めに畑に種をまき、土を肥やす自然肥料となる植物。エコロジーに配慮し、化学肥料よりもエスパルセットを植えようと、養蜂家さんが努力をしています。

honeyrenaissance.com

 

この、はちみつ個人的に気に入っています。特に体が甘いものを欲した時に、キルギスのはちみつを食べるのは最高です。

 

ただ、このはちみつは美味しいのですがこれに合うコーヒーが全く見つけられません。

 

そして、自分なりに考えていたのがグアテマラの深煎りが合うんじゃないかと。

 

キルギスのはちみつのしっかりとした甘さと、濃厚な滑らかさ。これと、深煎りにしてしっかりとした苦みとチョコレートっぽい風味を持つコーヒーが合わさった時・・・期待出来そうだと思っていたので試してみたかったです。

 

グアテマラSHB×キルギスのはちみつ】

 

まずは、自分で初めて焙煎したグアテマラを飲んでみます。焙煎後2日ということでドリップする時の、この膨らみ方はたまりません。飲んでみると焙煎後2日なので予想通り落ち着きがないというか、とげとげしいです。炭酸ガスがまだまだ出ているので仕方ないです。出したかった苦みの強さはイメージに近いです。この日の時点でチョコレートっぽい風味というのは残念ながらあまり感じられません。

 

そして、キルギスのはちみつを食べてみます。25秒程口の中に留めてテイスティングします。このはちみつの面白さは口に含んで15秒を過ぎてから楽しめます。じわじわとハーブっぽい清涼感が感じられます。それを堪能してから再びグアテマラのコーヒーを飲んでみます。

 

「・・・・・・」

 

衝撃的です!!

 

わりと、しっかりした苦みを持っていたグアテマラのコーヒーが白湯を飲んでいるかのようにコーヒーの風味自体をほぼ感じられなくなりました。

 

キルギスのはちみつは、その見た目から想像出来るようにかなり濃厚です。

 

しかし、ここまで見事にコーヒーらしさを消し去るとは思いもしませんでした。

私が想像していたのは、コーヒーのコクとちょっぴりミルキーな風味が合わさりカフェオレを飲んでいるかのような・・・そんなものでしたが全く期待を裏切られました。

 

キルギスのはちみつ大好きなので、これに合うコーヒーを見つけたいですが中々道のりは遠そうです(^^;

 

だからこそ、見つけた時の嬉しさは半端ないと思います。

 

いつかブログでキルギスのはちみつに合うコーヒーを紹介したいなと思います。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。