全国の高校生を対象に行ったアンケート「好きなコーヒー・紅茶チェーン店」
LINEリサーチが6月9日から10日にかけて、全国の高校1から3年生の男女1051人を対象に「好きなコーヒー・紅茶チェーン店」などのアンケート調査を実施しました。
男女別に5位までの結果が発表されているのですが、思ったほど男女による差がないなというのが私の実感です。
高校生男女別「好きなコーヒー・紅茶チェーン店」ベスト5
男女別のベストファイブは上の画像の通りです。
ベスト5の順位で男女で異なるのは3位と4位だけです。
女子の3位がサンマルクカフェで、4位がドトールコーヒーです。
男子はこれが入れ替わっています。
一番面白いかなと感じたのが、「この中にはない、特にない」と答えたのが女子の16%に対し、男子は42.7%もいました。
友達とどこかで喋ろうとして女子はカフェを利用することも多いのでしょうが、高校生の男子はやはり大半がファーストフード店なのかなと思います。その結果、好きなコーヒーや紅茶のチェーン店は特にないと答えているのが4割を超えているのかなと思います。
アンケートの順位から見る今の高校生の心理を私が勝手に読み解く
このアンケートの順位を見て、勝手に今の高校生の心理を私が読み解いてみたいと思います。
男女ともに1位になったのはスターバックスコーヒーです。ここは、多くの人が予想通りだったかなと思います。
やはりスターバックスは、他のチェーン店に比べ圧倒的にマスコミに取り上げられることも多いことが強みなのかなと思います。
そこそこ今の流行にはついていきたい。正直、特に好きなコーヒーチェーン店は無いのだけども、とりあえずスタバと答えておけばいいのかな。
多分みんなスタバと答えるだろうから、スタバでいいや。
そんなふうに考え、好きなチェーン店としてスタバを書いた人は結構いるのではと思います。
また、コーヒーや紅茶は普段飲まないけども甘くておいしいフラペチーノは好きだからと言う理由でスタバと言う人もいると思います。
そして、他のチェーン店に比べスタバは少しおしゃれな感じが強いからと言う理由で選んだ人もきっといるでしょう。
2位のコメダ珈琲店は、少し意外でした。ベスト5には入るのかなと思ったのですがまさか2位とは思いませんでした。
コメダが上位に入ったのは、男子と女子で割と理由が異なるかなと思います。
コメダもここ数年プレスリリースが多く、マスコミに取り上げられることも多いです。
そして、他のチェーン店にはないオリジナルメニューが多いと言うのも強みなのかなと思います。
コメダの代名詞とも言える「シロノワール」は、特に若い女性には受けると思うので、この辺で多くの支持を得られたのかなと思います。
それに合わせて、数名のグループでひたすら喋ろうと思った時、居心地が良いと言うのも特に女性には支持されると思います。
また、全体的にコメダのフードメニューは他のコーヒーチェーン店に比べてボリュームがあります。
この辺で、食べ盛りの男子高校生からの支持を集めたのかなと思います。
3位は女子がサンマルクカフェです。サンマルクカフェも割と友達と話をし、長居しやすい居心地の良さがあると思うので、女子からの支持が多かったのかなと思います。
男子の3位はドトールコーヒーです。
女子が友達と一緒にカフェをよく利用するのに対し、男子は比べると1人で利用することが多いのかなと思います。
そんな時、低価格でなおかつ1人で利用しやすい雰囲気の強いところが支持されたのかなと思います。
4位は、男女の3位がそれぞれ入れ替わっています。
女子が友達と一緒ではなく1人で利用する時はドトール。男子も友達と一緒に利用する時はサンマルクカフェといったところなのでしょうか。
そして5位は男女ともタリーズです。
正直私には、高校生の目から見てタリーズコーヒーがどのように映るのかいまひとつピンときません。
1位から4位までで出てきたチェーン店の良い部分が、タリーズコーヒーは全て"そこそこ"満たしているのかなと思います。
そこそこおしゃれで、そこそこ居心地が良く、そこそこボリュームがある。そんな感じに高校生の目には映るのかなと思いますがどうなのでしょうか。
まとめ
男女とも、3位以下はそんなに差がないのですが1位のスタバと2位のコメダは3位以下を大きく離しています。
今、中学生や高校生位の年頃のお子さんを持つ方は、なぜ子供たちがスタバやコメダが好きなのか。
そんなところから、子供たちが今どんなことを好み、どんなことを考えているのだろうかということを考えてみるのも面白いのではと思います。
その考え、思ったことを、子供に話してみて「そうだよ」と言うのか、それとも「違うよ」と言うのかは分かりませんが、そこからまたお子さんとのコミュニケーションが広がっていくと思います。
そこから「今度の週末、家族みんなでスタバに行ってみようか」とお子さんを誘ってみたら、最近一緒に出かけるのを嫌がっていたお子さんがもしかしたら一緒についてくるかもしれませんよ。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。