ノルウェーと聞いて連想するものありますか?
私は「コーヒーの飲用率が高い」「ノルウェイの森」・・・くらいしか思い浮かびません。
ちなみに北欧はコーヒーの飲用率が世界でもっとも高いと言われていますが、どれくらいなのでしょうか。
北欧ん人は昔からよくコーヒーを飲むことで知られています。実際にICO(国際コーヒー機関)が2013年度に発表したデータでも、日本の1人あたりのコーヒー消費量が3.36kg、アメリカが4.20kgであったのに対して、フィンランド12kg、ノルウェー8.70kg、デンマーク8.60kg、スウェーデン7.31kgと北欧の国々は圧倒的に消費量が多いことがわかります。
このデータからも単純に北欧では日本の3倍くらいのコーヒーが飲まれており、いかにコーヒーが北欧では重要な存在なのかが分かるかと思います。仕事の合間や勉強の急速中にコーヒーを飲むのが当たり前なのです。
日本も世界的にみるとコーヒーを飲む方ですが、北欧諸国は3倍くらい飲んでいますね。
さて、そんなノルウェーですが国民のボランティア参加率が世界一だそうです。
北欧のノルウェーとスウェーデンといえば、無償ボランティアに従事する国民の数が世界で第一位を誇る(ノルウェー市民社会・ボランティア機関研究センター調べ、2015年10月発表)。ノルウェーでは、住民の61%が毎年なんらかの無償の社会活動に参加。520万人という小国にも関わらず、その組織や団体の数は10万以上に及ぶ。61%という数には16歳未満は含まれていないため、子どもを含むと実際の数字はもさらに大きいとみられる。
ノルウェーの特徴のひとつといえば、多くの人々が「組織や団体を通して」ボランティアに参加したがることだ。1人ではなく、誰かと一緒にやることが一般的。人脈を広げ、趣味を深め、社会とつながる効果がある。
「61%」のボランティア参加率っていうのは凄いですね!
そんなノルウェーでも、最近色んな問題があるようです。
自宅や老人ホームで孤独な時間を過ごすお年寄りがいる。右派政権になって以降「人に冷たい社会」になったと主張する人もいるようです。
そんな中、ノルウェーのボランティア団体「Frivillig.no」がボランティア参加者を呼びかけるために行った企画に「コーヒー」が使われています。
ボランティア団体「Frivillig.no」の企画
バス停のポスターから、おじいちゃんが寂しそうに話しかけてきたら、あなたはどう反応する?
ノルウェーの首都オスロにある、とあるバス停。バスを待っていると、隣の大きなポスターから、一人の年配の男性が話しかけてきた。
Frivillig.no: Volunteer coffee chat in Norway「そこのリュックサックを背負っているあなた、私と一緒にコーヒーを飲みませんか?」
スマートフォンに夢中になって、おじいちゃんを無視する人もいたが、「そうね」と言って、喜んで応じる人も。バス停ポスターには穴が開いており、そこから本物のカップに本物のコーヒーが注がれる仕組みになっていた。
「なぜ私に声をかけようと思ったんですか?」、「趣味はあるんですか?」と会話が始まり、一緒に歌いだす人もいた。
待っていたバスがきても、「次のバスに乗るからいいわ」と会話を続けたがる女性も。
この中の動画が話題となって、ボランティアの参加を希望する若者が増えたそうです。
コーヒーを飲みながらだったら、飲み終えるまで一定の時間がかかりますし気分もリラックスして会話も弾むんじゃないでしょうか。
こういったことに、コーヒーが使われるのはコーヒー好きにとっては嬉しいですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。