昨年の暮れの個人的マイブームはTBSで放送されたドラマ「陸王」でした。池井戸潤さんのドラマを見ると、いつも「頑張るぞ!」と思わせてもらえます。
そんな「陸王」の最終回をなかなか観ることが出来なかったですがお正月にようやく観ることが出来ました。陸王にはまった人は、例年以上に箱根駅伝を熱く観ることが出来たのではないでしょうか(笑)
陸王の最終回でもマラソンで給水ボトルを取り損ねた後、ライバルが自分の給水ボトルを渡すという感動的なシーンがありました。
マラソンの給水ボトルに入れる「スペシャルドリンク」にはちみつを入れている選手も多いようです。ブドウ糖と果糖の単糖類が8割程を占めるはちみつは、すぐにエネルギーになるので当然と言えば当然ですね。
例えば埼玉県庁所属で「市民ランナーの星」といわれている川内選手の給水ボトルの中身は、オレンジジュース、ハチミツ、アミノ酸、塩を混ぜたものとのこと。オレンジジュースには果糖が含まれていますし、ハチミツ・アミノ酸は疲労回復として使用できます。そして失ったミネラルを補うために塩をプラスしたという考え方でしょう。これは栄養学的には非常に理にかなった給水の中身と言えます。
マラソンだけでなくアスリートにとって「はちみつ」はベストパートナーのようです。
そんなデザートの飾り的な存在のはちみつには実はスポーツの場面にも使えるんです!
その効能について今回は紹介していきます!
◎良質なビタミンやミネラルをはじめとした栄養素がたくさん!
はちみつに含まれているビタミン類には、ビタミンB1・B2・B6・葉酸・パントテン酸、ビタミンC・ビタミンKなどがあります。また、ミネラル類に関してもカリウム・ナトリウム・カルシウム・マグネシウム・リン酸・亜鉛・鉄・銅・マンガンなどたくさん含まれています。
普段の料理にはちみつを調味料としてプラスすることで、スポーツに必要な栄養素を補うことができますね!
◎短時間で素早く疲労回復!
はちみつの主成分はブドウ糖と果糖で構造が単純な単糖類。
体内に入ると短時間で腸壁から吸収されて血管に入り胃腸に負担をかけずに栄養分となります!そのため、スポーツ後で疲れが溜まっているときの素早い疲労回復に最適です!
◎意外にもカロリーは砂糖に比べて少ない
はちみつの濃厚な甘さから、カロリーが高そうなイメージをしがちですが、実際には砂糖と比較するとカロリーが低いんです!上白糖が100gで384キロカロリーであるのに対し、はちみつは100gで294キロカロリーです。
単に甘いだけではなく、スポーツにも活かせるはちみつ!
ぜひ、普段の食事やスポーツ後に摂ることをおすすめします!
はちみつを愛用しているアスリートを紹介します。
ノバク・ジョコビッチ選手
まずは、テニス界ナンバーワンのジョコビッチ選手です。
毎日、ノバク・ジョコビッチが意識して摂取するもの、それはスプーン2杯分のハチミツだ。それもニュージーランド産のマヌカハニーに厳選している。マヌカハニーはニュージーランドに生息するマヌカの木の花から採れるハチミツで、普通のハチミツよりも抗菌成分が多く含まれており、免疫力アップなどに最適だとされている。
ハチミツの中には糖分がもちろん含まれる。糖分を採ると脂肪が付きやすくなるなどと思われているが、ノバク・ジョコビッチがハチミツを摂取するのは、それに含まれる自然の糖であるフルクトースを体に取り入れるためだ。そもそも糖質は三大栄養素の一つで、糖質補給は運動能力を最大限引き出すのに必要不可欠なのだ。
長友佑都選手
長友選手はマヌカハニーを使ってから、体調を健康に保つことができているとおっしゃており、非常に素晴らしいことだと思いました。マヌカハニーは気になったときにティースプーンや飲み物ですぐ使うことができる便利な製品となっています。
羽根田卓也選手
私と同じ愛知県出身でイケメンカヌー選手。リオデジャネイロ五輪で銅メダルを獲得した「はねたく」こと羽根田卓也選手は蜂蜜をカバンに常備しているようです。
羽根田選手 羽根田卓也 カラダweek - Instagram(インスタグラム)の画像・動画
奥原希望選手
”女子バドミントン界の女王”奥原希望選手は、自身の顔写真入りのはちみつまで販売されています。
バドミントン女子シングルスで銅メダルを獲得した大町市出身の奥原希望(のぞみ)選手(21)の祖父、訓(おしえ)さん(87)=大町市常盤=が生産する蜂蜜の人気が地元で急上昇している。奥原選手が幼い頃から食べ、リオ五輪でも現地に持ち込んで銅メダル獲得の原動力になった、と注目されるようになった。訓さんは「銅メダルは孫の努力と皆さんの応援があってこそだが、蜂蜜が注目されることも励みになる」と喜んでいる。
訓さんは農業の傍ら、15年ほど前から養蜂に取り組んでいる。商品はアカシアの蜜が原料で瓶詰め180グラム。ラベルに奥原選手の顔写真と「おじいちゃんの蜂蜜おいしよ!」とのコメントが付いている。
おじいさんが養蜂をされているのですね。
番外編 冨田洋之選手
その1 平行棒の滑り止めは砂糖水や蜂蜜など各選手がそれぞれ好みのものを工夫しているそうですが、冨田選手は何を使っておられるのですか?
基本的には砂糖水を使っていますが、平行棒の種類、状態によって塩水や蜂蜜も使います。
こういった使い方もあるのですね。これは体操ならではですね。
他にも公表していないだけで、体のケアなどを目的として「はちみつ」をパートナーにしているアスリートは、もっといると思います。
アスリートでなくても、スポーツをする時の糖質の補給やスポーツ後の疲労回復に「はちみつ」を食べてみてはいかがでしょうか。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。