少し前に知り合ったカフェの女性オーナーより「国産はちみつの食べ比べをしたい」と要望を頂き、食べ比べをしていただきました。
食べ比べをしていただいたのは、このカフェの従業員の方達です。総勢8名で全員女性です。実際の年齢はお聞きしていませんが20代~40代だと思います。皆さんおキレいで、否が応でも鼻の下が伸びてきます。
食べ比べていただいた蜂蜜は5種類です。
- そよご
- うわみずざくら
- はぜ
- りんご
- アカシア
以上です。
この内1、2、3は岐阜県の堀養蜂園さんのものです。
最初は、ブラインドで何の花の蜜かをわからないようにして食べていただきました。
そして「一番美味しいと思ったものは」と聞き、過半数をしめて一番人気だったのは「はぜ」でした。
私の予想は「うわみずざくら」だったのですが「はぜ」でした。
このあたり、やっぱり私はこの歳になっても女心がわかっていないようです。
うわみずざくらが一番美味しかったという人もいましたが、はぜを選んだ人にお聞きすると「一番フルーティーな感じがした」との意見が多かったです。
そんな女性たちから支持を受ける堀養蜂園さんの「はぜ蜜」をご紹介します。
見た目の色も、きれいです。
実は、既にブログで紹介してたと思い込んでいたらまだでした。
岐阜・堀養蜂園の「はぜ蜜」
写真出典:
トキワツユクサとハゼの花&ツワブキのブーケに入ったきらきらのクサイチゴ&ツバメが卵を温め始めました♪ - つれづれなるさっち2
はぜの木のはちみつ。
和歌山県、九州地方では採蜜している養蜂家さんは珍しくないですが、ハゼの木の多く自生している蜂場を確保し、昨年度より採蜜開始し始めました。アカシアの開花期とそよごの開花期の中間期に花が咲くので、しっかり時期を分けて採蜜を行うため、非常に難しく、岐阜県東濃地域ではハゼの蜜を単花蜜として販売している養蜂家は少ないです。
香りが爽やかなので、食べやすいはちみつです。彩色は、黄金色でとても綺麗。
是非、岐阜県東濃産のはぜ蜜をご賞味ください。完売しましたら来年度までお待ちください!
はぜの木
5月中旬から下旬に開花してきます。秋は紅葉が綺麗で、有名な木。花は黄緑の小さな花が房状に咲きます。香りが良く、花が咲いたあとは実をつけます。
はぜの木は、紅葉シーズンにはとてもキレイです。
はぜ蜜はクセも少ないです。優しい酸味があり口に含んで10秒ほど経つと、堀養蜂園さんのはぜ蜜はしっかりとした花の風味が感じられます。それが強すぎることなく、ちょうどいい強さです。
思わず、目を閉じてうっとりしたくなります。
いいオッサンが、はちみつを食べて目を閉じうっとりしている姿を想像してみて下さい。
半端なくキモいですね。
このはぜ蜜を食べて、女性はこのような風味を好む人が多いとしっかりとインプットしたいと思います。こういったことを積み重ねていけば20年後には、きっとモテ期が来てくれると思います。
はぜ蜜・・・・・・例えるなら有村架純さんでしょうか。
ちょっぴり感じる酸味が、まだ成熟した大人にはなっていない若さ。
時折見せる有村架純さんの何か思いつめたような感じで真っ直ぐに見る表情。急に大人っぽく見えるのですが、それがはぜ蜜のフローラルな風味が大人の女性らしい表情と重なって感じます。
やっぱり、目を閉じてうっとりしながら有村架純さんに寄り添いたいと思います。
はぜ蜜×グアテマラベースの深煎りブレンド
はちみつの後味でフローラルな風味が感じられるものには、コモディティの深煎りブレンドを合わせると、その風味をよりしっかりと感じられることが多いです。
持ち合わせていたコーヒーで、そのイメージに近いものがグアテマラベースのブレンドコーヒーがあったので、そちらを合わせてみます。
アフターミックスのものですが、見た目の焙煎度合いはフルシティくらいのものです。
グアテマラベースのブレンドコーヒーは、まずまずしっかりとした苦味にマダガスカルのカカオで感じられるような酸味に近いものが感じられます。
このコーヒーを飲んで「はぜ蜜」を食べると、はぜ蜜の酸味も少し強く感じられます。
そして、しばらくするとやっぱりフローラルな風味がより力強く感じられます。
そして、もう一度コーヒーを飲みます。
はぜ蜜のフローラル感を感じながら飲むと、雰囲気がちょっと変わります。酸いも甘いも知りつくした大人が飲むのに相応しい雰囲気です。
そして、ここからがさらに楽しくなって来ます。
コーヒーをごくりと飲み込むと、はぜ蜜のフローラルな香気が鼻からすーっと抜ける感じが何とも言えません。
まとめ
はぜ蜜、クセが無く食べやすいですが主張するべきところはしっかりと主張しています。
それが前に前にとグイグイ出てくるのではなく、そろりそろりと。
控えめに、するべきところはしっかりと主張する。
優しさの中に、芯の強さがある。
そんなところを女性が支持するのかなと思いました。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。