コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

【”移ろい”を感じる愛知県豊橋市の近藤養蜂のはちみつ「kosaji」(こさじ)】高田みづえさんに憧れた、あの頃・・・

先日、コーヒーアミーゴス中部でお世話になっているMさんに蜂蜜をいただきました。何でもMさんの学生時代の同級生が愛知県豊橋市で養蜂をされているとのこと。その近藤養蜂さんのはちみつ「kosaji」です。

 

Mさんと私は同級生になるので、その養蜂家の方も私と同級生になりますね。同世代、ましてや同級生ともなると応援したくなります。

 

 

近藤養蜂 kosaji(こさじ)

このはちみつの名前「kosaji」。はちみつ好きな方なら、わかる方多いかなと思います。

 

ミツバチが一生をかけて採るはちみつの量はティースプーン1杯弱とか、小さじ1杯ほどと言われています。そこから名付けられたそうです。

太平洋と三河湾に挟まれた豊橋市は、中核都市でありながら豊かな自然にも恵まれ、全国でも指折りの農業王国です。そんな豊橋市の豊かな自然のある場所にてミツバチを飼育し採蜜しています。何よりもまず、ミツバチや自然環境に負担のかからない養蜂を行っています。

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花粉交配用のミツバチの貸し出しをしながら、家庭用や、友人などにのみ配っていた蜂蜜が美味しいと評判になり、豊橋蜂蜜として販売することになりました。現在、移動販売車ではちみつの販売をしています。

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元気なミツバチ達が集めてきてくれた美味しいはちみつをそのままの状態で何も足さずに瓶詰めしています。

​はちみつの味はその時期に咲いた花々の組み合わせで決まります。その種類は花の種類以上で無限大に広がります

春から初夏までの美味しい味のはちみつを均一化せずに瓶詰めしています。​

kosaji | kosajiについて

元々、自宅用やご友人の方にはちみつを配られていたようですね。それが評判が良かったようで本格的に養蜂、販売をされるようになったようです。

 

そして百花蜜のみ販売されているようです。地元で移動販売もされているようです。

 

移動販売の様子

kosaji | 移動販売の様子

めっちゃオサレじゃないですか!!

 

”kosaji” テイスティング

はちみつの色は”これぞ琥珀色”というきれいな色です。

 

びんのフタを開けて香りを嗅ぐと、しっかりとした香りが鼻腔をくすぐってくれます。

 

そして、テイスティング・・・・・・

 

口に含むと、ふわっとフローラルな風味が広がりますがすぐにその風味が後ずさりします。そして懐かしい感じの味わいの変化が始まります。

 

少し柑橘っぽい風味も感じます。これ、かなり色んな種類の花の蜜が入っていると思います。ぱっと何の花か出てこないですが変化しながらもどれも懐かしさを感じます。

 

最後に甘さがぐっと一瞬強まり口の中から消えました。その瞬間「移ろい」という言葉が降ってきました。

 

テンションが上がるのとは違う、何かほっこりと懐かしい。

 

小学生の時、高田みづえさんのファンでした。「私はピアノ」のヒットから好きになったのですが、その後ヒットしたのが「そんなヒロシに騙されて」。

 

私の名前は「ヒロシ」なので嬉しかったのですが「騙してないけど・・」と小学生には、よくわからないちょっと複雑な気持ちでした。

 

そして、その後私が大好きだった大関・若嶋津と結婚。ファンだった人同士が結婚と聞いてニュースで知ってものすごく嬉しかったです。

 

kosajiを食べて”移ろい”を感じながら、そんなことを懐かしく思い出しました。

 

ちょっぴり甘くて酸っぱい思い出に浸りながら一緒に飲むコーヒーは、神乃珈琲のグアテマラ・ゲイシャブレンド。ビターチョコっぽい風味に後味で少しゲイシャっぽさが顔を出す。

 

 

このkosajiをテイスティングしてから、コーヒーを飲むとビターチョコっぽい雰囲気がほとんど消え柑橘系の酸味がぐっと強く感じられるようになりました。

心地よい、さわやかな風が吹いてくれました。

 

まとめ

はちみつと一緒に頂いたリーフレットには「kosajiの想い」として、このように書かれていました。

 

小さじ1杯に込められた一生の物語をすくうことで、身のまわりの自然へと気持ちを向けるきっかけにもなれば・・・と願っています。

 

素敵ですね!

 

今回は、残念ながら高田みづえさんとの妄想デートにはなりませんでしたが甘酸っぱい思い出が蘇りました。

 

最後まで、読んで下さりありがとうございました。