プラスチックゴミ問題
プラスチックストローが槍玉に上がるなど、海洋プラスチック問題がここ数年世界的な問題となっています。
国内では、7月からプラスチック製レジ袋の有料化を義務づけていますが、植物由来のバイオマス素材が25%以上配合されたものは対象外となっています。
また、京都府亀岡市のように有料であってもプラスチック製レジ袋の提供を禁止する条例を出したところもあります。
法律や条例で、こうしたことを決める事は大切なことなのかとは思います。
新型コロナウィルス感染拡大以降の政府や各都道府県による対応に対し、決まったことには従おうとする私たち日本人の団結力はすごかったと思います。
おそらく、プラスチックゴミ問題に対して決められたプラスチック製レジ袋の有料化や提供禁止も多くの日本人は素直に受け入れると思います。
ただ、コロナウイルスと大きく違う事。それは、問題となっていることが自分たちの生活と離れたところで起きていることかなと思います。
プラスチックゴミ問題は私たちの普段生活している中で目に見えないところで起きていることで実感が湧かない人も多いと思います。
法規制等によって、それが報道されその瞬間は世の中でこんな問題が起こっているのだと考えるとは思うのですが、なかなか深く考えたり継続して考えると言う事は難しいかなと感じます。
そんな中、オーストラリアのブリスベンを拠点に活動するアーティストの制作によるコーヒーカプセルの環境への影響を考えさせる作品ができました。
インスタレーション「スーパーエッグ」
出典:
廃棄されたコーヒーカプセルの環境への影響を考えさせる アーティストJaco Roeloffsによるインスタレーション「Superegg」 | Webマガジン「AXIS」 | デザインのWebメディア
カプセルタイプのコーヒーの普及とともに、そのプラスティック製のコーヒーカプセルの排気量も当然増えています。
排気量が増えれば当然環境に与える負荷も大きくなります。
フランスの数学者ガブリエル・ラメ氏が考案した、スーパー楕円を立体化した「スーパーエッグ」。名前の通り、大きな卵型の作品です。
高さは2038ミリ×直径1463ミリ。アルミニウム、スチール、合板でできていて重量は350キロもある作品です。
作成したのは、オーストラリアのブリスベンを拠点に活動するアーティスト Jaco Roeloffs氏によるものです。
この作品の側面には、3000個以上のコーヒーカプセルが設置されています。
作品の内部にはLEDが取り付けられていて夜になると光るそうです。
夜、その光った子ものは確かに美しいですね。
こういったものが話題になり、その作品を見た人が持続的にリサイクル行動について考え身に付けてもらえたらいいなと思います。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。