ミツバチは賢い
ミツバチは社会性の高い動物だと言われます。
セイヨウミツバチは協調性もあり規律を守ります。
そして、なんと4までなら数の認識も出来ます。
餌場に飛んでいくとき、まったく同じ3つの目印を通過するよう、ミツバチを訓練する。それから目印と目印の間隔を狭めたり、広めたりしてみる。
すると目印の間隔を短くした場合は、先ほどよりも早く着地するようになるのだ。逆に、目印の間隔を長くすると、それまでより遠くへ飛ぶようになる。
目印はどれもまったく同じ形をしている。だからミツバチがその違いを区別してエサのありかの目星をつけたわけではない。
おそらくは目印の数を数えて、「もう十分飛んだから、この辺りにエサがあるはず」といった感じで判断をしていると考えられるのだ。
だから目印の間隔が短くなれば、それほど長く飛んでいないのに着地する(間隔が長ければその逆になる)。
そしてミツバチには感情もあります。そして、PTSDに似た症状を引き起こすこともあるそうです。
ミツバチが花に降りたとき、クモに襲われたように見せかけるという実験を行ってみた。
すると「ミツバチの態度が一変した」そうだ。花にとまることをためらい、事前に花を入念に観察するようになったのだ。
ミツバチは、こうした不安を示す行動を数日間示し、「まるで幽霊でも見ているかのような行動」を取ることすらあったという。クモがいないことがはっきりしているのに、花に寄り付かないのだ。
それは人間で言えば、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に似ているという。
「以前より神経質になったようで、外敵がいない安全な花でも拒否するという、奇妙な心理的影響が見られた。花を調べてから飛び去ってしまうのだ」と、チッタ教授は解説する。
そして、人の顔も識別できるそうです。
ミツバチは人の顔を識別出来る
犬などの躾では、いいことをしたらご褒美をあげると、その後もその行動を繰り返すようになるが、ミツバチも同じようにして訓練することができる。
とある実験では、モノクロの人の顔写真をミツバチに見せ、特定の写真に乗れば甘い砂糖をもらえると教えてみた。
その後、複数の顔写真をミツバチに見せると、ご褒美をもらえる写真を見分けて近寄るようになったのだ。
ほんの10~20回ほどの訓練で、ミツバチは上手に人の顔を区別できるようになるという。
顔を覚えられるので、ミツバチに悪さしたらだめですよ!
ミツバチの能力。私達がまだ知り得ない能力を持っているのではと思えるくらい高いですね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。