コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

山田養蜂場 「みつろうラップ」の製造で、新しい障害者雇用を生む

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みつろうラップ

蜜蝋(みつろう)ラップは、布と蜜蝋だけで簡単に作ることができるエコなラップです。


蜜蝋自体に抗菌効果や保湿効果があるので様々な使い方をすることができます。


自分のお気に入りの布を使って蜜蝋ラップを作り、お出かけの時におにぎりやサンドイッチを包んで出かけるのもよしです。


世界に1つだけの蜜蝋ラップを作れば、気分も上がりますよね。


蜜蝋は冷やすと固まり温めると柔らかくなります。


手でよく温めることで柔らかくなるので、包みたい物の形にしっかりとフィットしてくれるのも嬉しい点です。


そして、水で洗うことで繰り返し使うこともできます。


また、野菜や果物を蜜蝋ラップで包んで保存すると普通にラップを包んで保存するよりも日持ちがするとも聞きます。


まさに今の時代にぴったりなエコな「蜜蝋ラップ」。

 

せっかくの機会なので、蜜蝋ラップの作り方をご紹介しておきます。


本当に簡単に、しかも短時間で作れるのでお勧めです。


こちらの約一分の動画を見ればその作り方が分かりますよ。

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動画を見てもらえれば作るのは意外と簡単だなと多くの方は思われると思います。


ただ、私のようなめんどくさがりはやっぱり自分で作るのはめんどくさいやと思ってしまう人もいるかと思います。


山田養蜂場では今年9月に「蜜蝋ラップ」を販売を開始しました。


そして、山田養蜂場では蜜蝋ラップを作る製造工程の一部を障害者の人にお願いしているそうです。

 

山田養蜂場が製造の一部を障害者の人にお願いする理由

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山田養蜂場の想い

この商品は、そんなに便利な商品ではありません。
クルッと出してスパッと切って、ピチッと包む、
そういう便利なラップではありません。

ミツロウはミツバチが巣を作るために分泌する100%天然のロウ。
水を弾く特性を活かして、中世ヨーロッパでは
密閉性に優れた容器のフタとして使われていました。

山田養蜂場のみつろうラップは、その純粋なミツロウを
オーガニックコットンに人の手で塗り込んだもの。
オイルや樹脂はいっさい使用していません。
水洗いしていただければ繰り返しお使いいただけます。

そして、このみつろうラップは土に還ります。
海洋プラスチックの問題を引き起こすこともありません。

ハチが絶滅すると世界から7割の野菜や果物が
消えると言われています。
ハチが植物の花粉の媒介をしているからです。
ミツバチが生きる環境を守るということは、子供たちの未来を守ること。
便利さや、一時的な快適さを追い求めることが、
自然環境の軽視に繋がってはいないでしょうか。
そう、自戒の念も込めて。

ひとりひとりの意識が変わることで、
きっと、世界はいい方向に向かうはずです。
山田養蜂場はそう考えています。

みつろうラップ | 山田養蜂場

 

たしかに、この冒頭で書かれているようにみつろうラップは「クルッと出してスパッと切って、ピチッと包む」ということは出来ません。

 

そんな小さな便利さよりも、もっともっと大きな””地球を守る”ことに繋がるものです。

 

そこにさらに、製造の一部を障害者の人達にお願いすることで障害者の方々の新しい雇用を生むことが出来ます。

 

長引くコロナ禍で、働き方や仕事の内容に大きな変化が余儀なくされているが、障がいのある人たちの暮らしや働き方にも大きな影響が出はじめている。

厚生労働省の調査によると、企業などを解雇された障がい者の数は2020年4月から2020年9月までの半年間で、全国で1213人に上り、前年の同じ時期に比べて40%も増えているという。コロナ禍による勤務体系の変更や、休業、時短勤務、さらにはリモートワークになったことで出社が必要な仕事が減ってしまったことが大きな原因のようだ。厚生労働省も、障がい者が働ける新たな仕事の創出が必要だと述べている。

障がい者雇用に新しい可能性を。老舗養蜂業者の「みつろうラップ」が示す、未来の在り方 (2021年9月19日) - エキサイトニュース

 

リモートワークが進んで良くなったこともたくさんありますが、弊害もあります。

 

その一つが、障害者の方々の仕事の減少です。

 

山田養蜂場は、そうした状況も踏まえ障害者の方たちに仕事をお願いされたのかなと思います。

 

そして、蜜蝋ラップの製造に関わる障害者の方たちはきっとすごく誇りをもって働くことが出来るのではと思います。

 

今、作っているもの。それが、将来の地球や私達の子孫のためになるものなのですからね!

 

こういった山田養蜂場の取り組みを見ていると、私達ももっと色々考えれば世の中の人達や地球のためになることを見つけたり、作ったり出来るのではと思います。

 

まずは、どんなに小さなことでもいいので今すぐ始められることから始めなければと思います。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。