子供の頃、感じた百貨店
子供の頃、年に何回か母に連れられて百貨店に行きました。
そして私は行くたびに迷子になり迷子の呼び出しをされていました。
いつも行くたびに今度こそは迷子にならないようにと自分にもちろん言い聞かせていたように思いますし、母からも勝手にどこか行かないようにと散々言われていたように記憶しています。
たまに行く百貨店は、当時の私にとって最高にワクワクする場所でした。
お昼ご飯は、もちろんフラッグピックのついたお子さまランチです。
百貨店の屋上には、小さな遊園地のようになっていてそこで少しだけ遊ばしてもらうのも楽しみでした。
そして、1番の楽しみはやはりおもちゃ売り場だったような気がします。
近所のユニーやジャスコのおもちゃ売り場とは何か違う、圧倒的に楽しい空間だったように思います。
とにかく百貨店は、行くたびに私をワクワクさせてくれる場所でした。
今から20年か25年位前までは大人になっても、百貨店に行くとそれなりにワクワクという感覚があったように思います。
ただここ何年かは百貨店に行くこともありますが、行ってもワクワクするような感覚を味わう事はほぼないです。
自分が年齢を重ねたと言うこともあるかもしれませんが、それだけが理由では無いように感じています。
昔のように、催事はあります。
それなりに活気も感じられるのですが何か心の底から楽しめるような感覚が得られません。
今から7〜8年前だったと思うのですが、久しぶりに百貨店でものすごくワクワクしたことがありました。
それは、新宿の高島屋で開催されていた日本全国の大学ブランド商品が販売される「大学はおいしい」と言う催事です。
10年ぐらい開催されていたようなのですがここ何年かは開催されていないようです。
その会場では、様々な大学で研究された技術や取り組み等を生かして商品化されたものを販売していました。
販売しているのは、その商品開発に関わった大学の先生や学生、商品化した企業の方たちでした。
食べ物であれば食させていただき、どのような研究の成果としてその商品ができたのか。
大学の授業からなぜこのような商品が生まれたのか。
そういった、お話をたくさん聞かせていただき、皆さん本当に熱心であり楽しそうで聞いている私も自然とワクワクしてきたことを覚えています。
それ以来残念ながら、百貨店に行ってワクワクするような事は私にはありません。
10月19日(日)まで伊勢丹新宿店と日本橋三越本店、銀座三越で開催されている「次代へつなぐ」と言う企画が、久しぶりに私をワクワクさせてくれそうなものです。
三越伊勢丹が考えるサステナビリティ。技の継承・つくり手支援・より良い日常につながる未来のための選択を~次代へつなぐ~
2021年の4月から、三越伊勢丹は、彩りある豊かな未来へ向けて「想像力を働かせ、真摯に考えることからスタートする」という想いを込めた合言葉「think good」のもと、サステナビリティ活動に取り組んでいます。
4月のキャンペーンに続き、第二弾の今回は「次代へつなぐ」をテーマに、文化・伝統の継承、産地やつくり手の支援、若い感性や技術に注目し、より良い日常につながる未来のための“選択”を、三越伊勢丹のフィルターを通して、首都圏の3店舗や三越伊勢丹のオンラインストアで紹介します。
この「次代へつなぐ」キャンペーンの中で企画されているものをいくつかご紹介します。
知的障がいのある方の才能と可能性を世の中に発信する双子の兄弟でスタートしたアートの取り組み
「異彩を、放て。」をブランドミッションとし、知的障がいのある方の才能と可能性を世の中に発信する、双子の兄弟で2018年にスタートした<HERALBONY/ヘラルボニー>の福祉施設とのアート活動を、日本橋三越本店で期間限定紹介します。本館1階のウィンドーにて、ヘラルボニーのアーティストが手掛ける作品とプロダクトを展示します。
<ヘラルボニー>POP UP ■9月22日(水)~28日(火)
■日本橋三越本館1階 婦人雑貨プロモーションスペース
■ウィンドー第一弾:9月22日(水)~10月5日(火)
■ウィンドー第二弾:10月6日(水)~10月19日(火)
刀剣の世界で刀匠としての技術を認められた40代の若き刀匠の作品をアートギャラリーに初展示
近年、新たな魅力が見出されている刀剣。常に新しい才能が門を叩きながらも、生き残れるのはわずかという厳しい刀剣の世界において、高見國一氏は現在47歳という若さながら「無鑑査認定」を受ける刀工。手にするだけで心が無になり、研ぎ澄まされていくという刀剣をアートギャラリーに初展示します。
この写真を見ているだけでも、もの凄い迫力が感じられますね。
日本刀特集 刀匠:河内國平・髙見國一
■9月22日(水)~28日(火)最終日午後6時終了■伊勢丹新宿店 本館6階 アートギャラリー
他にも気になる方はぜひコチラから御覧ください。
MIEL ISETAN SHINJUKU
魅力的な商品がたくさんある中、今回の目玉と言えるのがこちらです。
今年3月にスタートした、伊勢丹新宿店と新宿区障がい者福祉事業所等ネットワーク「しんじゅQuality」によるプロジェクト「都市養蜂」で生まれた〈MIEL ISETAN SHINJUKU〉はちみつや、はちみつを使用したグルメ18種類が集合。
■9月15日(水)~28日(火)
■伊勢丹新宿店本館地下1階 食料品フロア各所https://www.mistore.jp/shopping/feature/foods_f3/honey_shinjuku_f.html
都市養蜂やはちみつを通じて今回のテーマである「次代へつなぐ」ことの意義や大切さ。しっかりと伝えて欲しいです。
残念ながら私は行くことが出来ないですが、行ったら絶対にワクワク出来そうです!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。