甘いものを食べたり、飲んだりすると幸せな気分になります。当然、糖を摂取し過ぎると血糖値が上がり脂肪として溜め込んでしまうので注意が必要です。ただ、脳の唯一の栄養はブドウ糖だと聞くと、それを言い訳に使い甘いものを食べる自分がいるので気をつけないといけないです。
- 缶コーヒー(砂糖入り)
- ドリップコーヒー
- はちみつ
この3つの甘さと温度について考えてみます。
缶コーヒー(砂糖入り)
砂糖の入った甘い缶コーヒー。私は、ジョージアのエメラルドマウンテンが好きですがホットで飲んだ時とアイスで飲んだ時とで「甘さ」の感じ方に変化があります。
同じものを、温かい状態と冷たい状態のものとで飲み比べるとよくわかりますが、温かい方が、より甘ったるく感じます。
これは砂糖(ショ糖)は、温かい方がより甘味を感じやすくなるからです。缶コーヒーの甘さは砂糖によるものですのでホットの方が甘く感じるわけです。
ドリップコーヒー(ホット)
ドリップコーヒーでは、甘さの感じ方はどうでしょうか?
熟度の高い豆で抽出すると、コーヒーが持つ甘味を感じられると思います。コーヒーの生豆にショ糖は含まれていますが、元々含まれているショ糖は焙煎時に化学変化を起こしほぼ消失します。
焙煎後の豆にもショ糖は含まれていますが、そのショ糖は焙煎において化学変化を起こし新たに出来たものです。
コーヒーの持つ甘味はこのショ糖とそれ以外の成分によって成り立っています。
ドリップしてすぐにコーヒーを飲んで甘味を感じられるものも、もちろんありますが最も甘味を感じるのは少し冷めてからです。
温度で言うと40~45℃くらいで、コーヒーの甘味が私の感覚としては最も感じられます。
はちみつ
一方、はちみつの甘さはブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)によるものです。花蜜はショ糖を含んでいますが働きバチの体内を通リ酵素の働きでブドウ糖と果糖に分解されます。
ショ糖は多糖類ですが、ブドウ糖と果糖は単糖類です。ショ糖は温度が高い方が甘さを感じやすいのですが、単糖類は温度が低い方が甘さを感じやすい性質があります。
最近のカフェでは、自分ではちみつを入れられるところも増えています。ホットのカフェオレとアイスのカフェオレに同じ量のはちみつを入れ、よく混ぜて飲んでみるとアイスの方がはちみつの甘さをしっかり感じられるはずです。
同じ甘味でも、かたやホットの方が甘さを強く感じたり、ホットの方が甘さを強く感じたり・・・面白いですね!
最後まで、読んでいただきありがとうございました。