昨日、7月29日に銀座で開催された日本はちみつマイスター協会主催の「はちみつフェスタ2017」で「スペシャルティコーヒー×はちみつの新しい楽しみ方体験」というテーマでワークショップの講師をさせて頂きました。
こういった機会を下さった日本はちみつマイスター協会の方々に、改めまして御礼申し上げます。
10:45からと13:45からの2回開催しました。定員は各18名でした。
ホント、ありがたいことにどちらも事前予約で満席となりました。
こじんまりと4~5名で、のんびりとしかワークショップはしたことがないので「18名」という大人数に少々緊張しました^^;
しかも時間は30分です。
事前にリハーサルをしましたが、時間内に終わることが出来るかギリギリでした。
18名にコーヒーを提供するということで、今回は業務用のコーヒーマシンを使用しました。
そして、私一人ではコーヒーを配ったりしていては時間内に終わらないのでアシスタントとして普段仕事でお世話になっている東京在住の方にお手伝いして頂きました。
快くお引き受けして頂き感謝です!
ワークショップの内容紹介
ブログでも事前に少しご紹介しましたが、コーヒーを2種類とはちみつを2種類用意しました。
私のコーヒーとはちみつの合わせ方は、コーヒーにはちみつを入れて飲むものではありません。コーヒーを、まず普通に飲んでもらいます。その後、はちみつを食べて頂きます。ただ、食べるだけでなくはちみつのテイスティングの方法をお教えしますので、テイスティングをして頂きます。それから再びコーヒーを飲んでもらい味の変化を楽しんで頂きます。
1つ目
1つ目の組み合わせはコーヒーはコスタリカのハニージャガーを使用。はちみつはグアテマラ産のコーヒーの花のはちみつを使用しました。
はちみつのイベントなので、名前に「ハニー」が付くものを使うとつかみがいいかなと思いハニージャガーを選びました。そして、コーヒーの精選方法に「ハニープロセス」というものがあるということを説明しました。
この組み合わせでは、フードペアリングでいう「相乗効果」を体験して頂きます。
ハニージャガーは飲むとしっかりとした酸味を感じて頂けます。それに、酸味がしっかりあるグアテマラ産のコーヒーの花のはちみつを食べてから再び飲むと酸の質の中でも柑橘系の酸がよりシャープに際立つというものを体験していただきました。
2つ目
2つ目の組み合わせは、コーヒーはブラジルのモンテアレグレ農園のイエローブルボン。精選方法はパルプドナチュラル。それに、私が大好きなイタリアのシチリアレモンのはちみつを合わせました。
ここでは「マスキング効果」を使い、隠れていた味を感じ取ってもらいます。
モンテアレグレのコーヒーの商社から出ているカッピングプロファイルですが「チョコレート、ワイン、シトラス、バニラ、カシューナッツ」となっています。
実際、私が飲んでわかるのはチョコレートとワインかな。シトラスと聞けば、う~んそうかなという感じです。
このコーヒーを飲んで、シチリアレモンのはちみつをテイスティングします。シチリアレモンはテイスティングをすると、後半酸が徐々に強くなります。レモンの風味がしっかりあります。この風味がモンテアレグレを普通に飲んで強く感じる部分の苦味と酸味をマスキングしてくれます。そして、そこに隠れていた「カシューナッツ」が鮮明にわかるというものです。
その他
配布資料でコーヒーとはちみつを使った簡単なレシピを少しですが載せておいたので、ポイントの説明をしました。
また、買ったコーヒーが美味しくなかった時にはちみつを使って美味しく飲むことが出来る方法などもご紹介しました。
総括
参加して頂いた中には、何組かのカップルがいました。そして、男性が1名で参加されていた方も何名かいらっしゃいました。
これは「はちみつフェスタ」のワークショップでは、かなり異例のことです。
女性が受講しやすいものと、親子で受講しやすいものはありますが男性が受講しやすい講座が少ないので「コーヒー」を切り口に男性の参加を増やす可能性を感じました。
冒頭で聞いたのは「”より好き”なのはコーヒーか、はちみつどちらですか?」という質問です。
はちみつのイベントの中でのワークショップでしたが、6:4ではちみつが好きで参加したという方が多かったです。
そして、来られていたかたの年代ですが男女とも20代~60代までまんべんなくいらっしゃいました。終わってから話しかけていただいた方では、コーヒーとスイーツのフードペアリングの講師をされている方に勉強になったと仰って頂き嬉しかったです。
そして、さらに驚いたのが私の講座を受けたくて北海道から一泊二日で来ましたという男性がいらっしゃったことです。めちゃくちゃ嬉しかったです。そこまで、費用と時間をかけて来て下さる方がいることに責任感を感じました。よりいいワークショップが出来るよう切磋琢磨しなければと感じました。
そして講座が終わり、部屋の扉を開けると受付をされている方がすぐに来られ「受講したかったけど、すでに満席で申し込めなかった方がどうしてもお話を聞きたいという方がいらしてるのですが」とのこと。
実際、ワークでどんなことをやったのかだけでも教えて頂けないかということを質問されました。そこまで気にかけている方がいるということに驚きました。
用意していたアンケートに色んな意見を頂戴し勉強になりました。
特に「コーヒーとはちみつを使ったワークショップで、こんなのがあったらいいなと思うものがあれば」というのに面白いことが結構あり、今後実際やってみたいなと思うものが結構ありました。
受講していただいた皆さんにも学んで頂けたと思いますが、これだけ多くの人の意見などを頂き私も大変勉強になりました。
やっぱり自分が好きなはちみつとコーヒーでワークショップをするのは楽しいです!
もっと色んな形で展開していきたいなと思いました。
今回、受講して頂いた方はもちろん多くの方のご協力でワークショップを開催させて頂くことが出来ました。本当に、ありがとうございました。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。