8月30日からインターンシップの学生が私の勤め先にやって来ました。今年は3名の学生が来てくれました。合計7日間です。毎年、私がインターンシップ担当として学生のサポートをさせていただきます。
そしてコーヒーに興味、関心がある学生たちにとって色々体験し学べるよう色々考えるわけですが毎年いいリアクションをしてくれるのが「焙煎」です。焙煎士が見本を見せてアドバイスを送りながら実際に学生に焙煎をしてもらいます。それを毎年私は横で楽しみながら見ているわけですが、私は一度も焙煎をしたことがないです。
一度は焙煎してみたいよなあと思いながらも、なかなか機会もなく小心者の私は言い出せませんでした(笑)
今日、学生の一人が大学の実習と重なったため欠席しています。1名予定していた分の時間はあるし「オレも1回焙煎したいよ」と焙煎士に思い切って告白しちゃいました。
そして焙煎士からの答えが「焙煎したかったの?」
私: 「オレ1回も焙煎したことないから、したい!したい!」
焙煎士: 「だったら、一切口出さないから好きにやっていいよ」
めちゃくちゃ嬉しかったです。
豆は学生たちと同じグアテマラのSHBです。
どれぐらいの焙煎度がいいかな~と考えます。ハイとシティの中間かややシティ寄りにしてみようと決めました。
いざ、焙煎!
グアテマラSHBを1kg量ります。焙煎期はプロバットの12kg釜です。
温度がしっかり上がったことを確認し生豆を投入します。
小窓から覗くと少しずつ色づくのが確認できます。
今まで、何度となく横で見てきているので思ったより手慣れた感じで出来ている・・・そんな風に自分では思っています。
1ハゼと言われる「パチパチ」と豆のハゼる音がしてきました。
その音が収まり次の2ハゼの音がしてすぐに豆を取り出してみます。
焙煎度のサンプル用の豆と比較してみると、ほぼ思っていた通りの色合いになっています。
焙煎直後の豆の試飲
私が焙煎したものではないですが、学生が焙煎した豆をすぐに学生にドリップしてもらいました。学生が焙煎したものは2人とも私よりやや浅めでした。
蒸らし、2投目とお湯を注ぐとそのコーヒーの粉の盛り上がりかたにみんな驚きます。
焙煎直後は大量に炭酸ガスが出ているので、ものすごく盛り上がります。
そして、みんなで飲んでみます。
学生たちは自分で焙煎した豆がやっぱり一番美味しく感じると言っていましたが冷静になるとそうでもないことに気づいたようです。
ちょっと青臭いようなトゲトゲしさもあるような、そんな感じです。
焙煎してから4日目ぐらいまでは、炭酸ガスが大量に出るので個人的には5日目から1週間後くらいが一番好きです。
この時期、インターンシップに掛かりっきりで通常の業務を夜こなしたりと大変ですが学生たちとこうして楽しく出来るのは特権です。
これで今日から「焙煎、やったことあるよ!」と堂々と言います^^
最後まで読んで頂きありがとうございました。