なかなか今年の「はちみつフェスタ」で購入した蜂蜜の紹介も出来ていませんでした。少しずつ紹介していければと思います。
今回は「オラヤ ミエル クリーム蜂蜜 エリカ」です。
「エリカ」ご存知ですか?
私は、知りませんでした。正直、私は花には疎いです。花に関しても少しずつ勉強していければと思います。
「エリカ」は「ヒース」の仲間のようです。「ヒース」は聞いたことがあります。
ただ「エリカ」という花は知りませんでしたが、私が知っている「エリカさん」は沢尻さんをはじめ、キレイな方ばかりなので名前を聞いただけで惹かれます。
エリカとは
何とも美しい赤色の花ですね。
エリカの前に「ヒース」について。
ヒースの主な産地はフランスやスペインです。ヒースとは600種類以上もあるツツジ科常緑低木の総称だそうです。
大別すると
- エリカ
- ダビエシア
- カルーナ
この3つに分けられます。
この内エリカを「ヒース」。ダビエシアとカルーナを「ヘザー」と呼び分けることもあるそうです。
そして、蜜の色からもわかるようにミネラル分が豊富に含まれています。またアルプチンという美白効果が高い成分も含まれているそうなので化粧水などにして肌に直接付けるのにも良さそうです。
エリカの味の特徴
見た目の色は、かなりの濃褐色です。この色からして、かなりクセが強そうな感じがします。
いつものようにテイスティングをすると、口に含んですぐは優しい甘みと、かすかな渋みが感じられます。
その後、5秒ほどで結構強い苦味が出てきます。しばらく、この苦味が続き徐々に弱まって来たなと感じると、ほのかな酸味といかにも身体に良さそうな薬っぽい風味が。
ウイスキーの風味に少し似ているかもしれません。
好き嫌い、結構分かれるかなと思います。
はちみつフェスタの時、出店者のの方からコーヒーにも合いますよと言われました。確かに、このしっかりとした苦味。それに渋み、甘み、酸味とジャジャ馬のごとく楽しめるエリカにコーヒーを合わせるのも面白そうです。
エリカ×深煎りマンデリン
はちみつフェスタでのワークショップで、受講者の方から「深煎りのマンデリンに合わせるといいはちみつは?」という、ご質問がありました。
深煎りのマンデリンの苦味やコク、ロースト香をさらに引き立てたいのか。それとも、フルーティーな酸味を引き出したいのか。それによっても変わりますと説明させていただきました。
はちみつフェスタの会場で「エリカ」を試食させていただいた時から、まず深煎りのマンデリンに合わせてみたいと思っていました。
しっかりとした苦味とコクが感じられる深煎りのマンデリンを飲んでみます。
そして「エリカ」のテイスティングをします。
深煎りのマンデリンを飲んだ後ということで、さらにエリカの苦味が増長して感じられます。
そして、エリカが口の中から無くなってから深煎りのマンデリンを飲みます。
「正常進化」です!
味の感じ方に大きな変化はないですが、苦味の部分やコク。ロースト香の感じ方に至る部分まで全てバランス良くしっかり力強くなったように感じられます。
まとめ
この「エリカ」。出店者の方から「コーヒーに合いますよ」とお聞きしたものの、それはコーヒーの液体にエリカを溶かして飲むことを前提に仰られていたと思います。
このエリカの苦味の強さはうまくすればコーヒーに合うかもしれないですが、その他の甘み、渋み、酸味に後味で感じる薬っぽい感じ。このジャジャ馬娘「エリカ」を乗りこなすのは難しいなと感じていました。
「苦味」の質のみに着目して、まずは深煎りのマンデリンと思ったのが今回ペアリングとしては十分合格点が出せるものだと思います。
深煎りのマンデリンが好きな方には、満足度高いペアリングになると思います。
酸味が前面に出るコロンビアやグアテマラでも近いうちに試してみたいなと思います。
「エリカ」に振り回され、掌の上で転がされるのも楽しいかもしれませんね(笑)
最後まで、読んで下さりありがとうございました。