コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

【バレーボールの試合会場でなぜ蜂蜜が売れるのか?】ヴォレアス北海道の試合を観戦に来たお客様の10%が買っていくと言う蜂蜜

スポーツ観戦に行って買うもの

春の選抜高校野球が史上初めて中止となることが発表されました。
 
出場を決めていた選手や関係者の方たちにとっては悔しく、悲しい気持ちが大きいと思います。なんとか、その気持を胸に夏に向けて一日も早く前を向いて欲しいと思います。
 
そして、高校野球を楽しみにしていた高校野球ファンの方にとっても寂しい春となってえしまいましたね。
 
私は、スポーツ観戦は子供の頃から好きですが、最近はもっぱらテレビでの観戦が多いです。
 
ここ最近は、試合会場に行ってもプロ野球かJリーグの試合位です。
 
スポーツ観戦に行って試合会場で買うものといえば、応援しているチームのグッズですね。
 
プロ野球は地元中日ドラゴンズのファンなので、選手の背番号が入ったユニフォームのレプリカやスポーツタオルなどを買ったことがあります。
 
子供の頃は、大好きだった選手のサインボールが何よりも欲しかったです。父親にねだって1番最初に買ってもらったサインボールは、楽天イーグルスでも監督を務めていた田尾安志さんのものです。
 
それ以外に買うものと言えば、大人になったらビールとたこ焼きや焼きそばなどでしょうか。
 
なかなかスポーツの試合観戦に行って会場で蜂蜜を買って帰ることなんてないと思います。
 
それ以前に、なかなか試合会場に蜂蜜が売っているということがないと思います。
 
それがなぜか、バレーボールチーム「ヴォレアス北海道」の試合会場では観戦に来た1割のお客さんが蜂蜜を買って帰るそうです。
 
なぜ、バレーボールの試合を見に来たお客さんが蜂蜜を買って帰るのでしょうか。それ以前になぜバレーボールの試合会場で蜂蜜を販売しているのでしょうか。
 

バレーボールを軸に地元を巻き込む

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ジンギスカン
ヴォレアス北海道は、北海道旭川市に拠点を置くプロバレーボールチームです。同チームがファンに訴えるのは、試合や選手の魅力だけではないです。
 
電子チケットや北海道独自の共通ポイントカードとの連携で、コートの外側でデータ活用推進。スポーツチームの枠を超え、地域経済の新たな牽引役となっているそうです。
 

ヴォレアス北海道の試合を観戦に来た客の10%が買って帰るという人気商品「アカシア蜂蜜」

アカシア蜂蜜 ヴォレアス北海道 応援パッケージは500グラムボトル(左)が2096円、300グラムボトルが1491円(すべて税込み)
パッケージには「VOREAS,iNC.が皆様の健康を考えてオススメします」と文字が入っています。アカシア蜂蜜は果糖の比率が高く低GI食品です。ヴォレアス北海道の池田社長は「単なるコラボ商品ではない。品質には自信がある。」と胸をはります。
 

そもそもなぜ、プロバレーボールチームを運営する会社が蜂蜜を得るのか

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ヴォレアスのホームゲームでは、会場内でEZOCA(エゾカ)カードなどを使ったキャッシュレス化を導入している。EZOCAカードとは、北海道全域に700店舗を超える提携店舗を持つ電子マネーも使えるポイントカードで、会員数は180万人を超える。池田氏によれば「EZOCAと連携したことで試合会場の外の消費動向まで把握できるようになった。そのデータに基づいて『健康系が売れる』と。そこから蜂蜜に行き着いた」とのこと。

 ヴォレアスのファンは7対3の割合で女性。いわゆる“ママさんバレー”を趣味にしている層が中心だ。年代別では約4割が40歳代、次いで50歳代、30歳代となっている。この層に“ヘルシーな蜂蜜”が刺さったわけだ。

 
キャッシュレス化で、試合会場外での消費動向のデータを読み取りそれを活かすことが出来るのですね。
 
データを読み取るだけで終わらず、そのデータとヴォレアス北海道の試合観戦に来る観客の客層とを読み解き蜂蜜にたどり着いたとは凄いです。
 
頭の固いオッサンがトップに居座っていたら頭ごなしに「バレーボールの試合会場で蜂蜜なんか売れるわけ無いだろ」と言いそうな感じですが、ヴォレアス北海道ではそんなことはなくて良かったです。
 

データ分析で打ち出した新機軸は「健康」

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多くの食品を扱う地元北海道のドラッグストアーチェーン「サツドラ」など、周辺の店舗におけるEZOCAの購買動向を検証すると、健康志向というキーワードが見えてきた。会場の飲食ブースは、いわゆるジャンクフードを扱わず、地元の食材を生かした食べ物が並ぶ。「ジャンクフード禁止のプロスポーツチームは僕らだけだと思う」と池田氏。地元・旭川のオーガニック農家と組んで「ヴォレアスの野菜」として販売する予定や、試合会場で提供している食事を会場の外でも食べられるように店舗を出す計画もある。

 健康的な生活を送ることがヴォレアスの応援になる――。そんなファンの人生観そのものに訴え、共感を生み出すことでスポーツチームとしてD2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)のブランドを生み出していく考えだ。

 
データをしっかりと分析し、従来の常識にとらわれず事業に活かされていますね。
 
試合会場でジャンクフード禁止って、たしかに他では見たことないと思います。
 
ここまで出てきた「バレーボール(スポーツ)」「健康」「女性」というワードを掛け合わせたら、たしかに「蜂蜜」はアリですよね!
 
はちみつの大きな可能性が見えてくる記事だと思います。
 
最後まで、読んで下さりありがとうございました。