ツバメの巣づくりってどうなの?
ツバメの巣、一度ぐらいは皆さん見たことがあると思います。
私が通勤で使っている職場の最寄り駅にもツバメの巣があります。
巣の下には人が糞の被害に合わないように囲いがしてあります。歩いているときに、上から糞が落ちてきたら憤慨してしまいますからね。
ツバメの巣を歓迎している人はどれぐらいいるのでしょうか。
昔から、家にツバメが巣を作る事は縁起が良いと言われていました。商売繁盛のシンボルとしても大切にされてきました。
最近では、糞などによって衛生面で不安視される声も聞きますが、農村部でも都市部でも全体の4分の3位の方はツバメの巣を歓迎しているそうです。
ツバメに対する気持ちをうかがったところ、農村部でも都市部でも、全体の4分の3の方は、歓迎していると回答されました。それだけ、ツバメを大事にする方が多いことが分かったことは大きな収穫でした。とくに、店先に商品を置いてあることの多い商店の方々も歓迎しているという回答が多かったことは、たいへんうれしいことでした。
しかし、これは、ツバメを迷惑と感じる人は、ツバメが営巣できないようにしており、現在営巣している家では歓迎されているということかもしれません。この結果に安心することなく、ツバメのような身近な生きものを歓迎する気持ちを持つ社会にしていきたいものです。
今年も銀座にツバメがやってきた
東京の中でも、特に人通りの多い銀座。
銀座でもかつてはツバメが飛ぶ姿が多く見られたようです。
1987年には銀座にツバメの営巣場所は過去最多の8カ所あったそうです。
その後、銀座で再開発が進み古い建物が消えるのと一緒にツバメの姿も消えていったそうです。
新しいビルは、ツルツルの金属やガラスに覆われているものが多く、そういったところに巣を作れないのが1つの原因です。
ところが、昨年はツバメの巣が一気に6ヶ所に増えたそうです。そして、すべての場所で巣立ちに成功したそうです。
銀座の松屋では銀座の最多記録に並ぶ6羽が一度に巣立ったそうです。
なぜ再び銀座にツバメがやってきたのか
銀座の再開発とともに、姿を消しかかった端便がなぜ再び銀座に増えたのか。
それは、ミツバチが増えたことによるところが大きいようです。
松屋と同じ銀座3丁目にある「紙パルプ会館」の屋上で2006年から養蜂が始まり、現在は3カ所で数十万匹のミツバチが飼育されています。
このミツバチたちをツバメが餌として食べるそうです。
当然、餌が豊富にあるところに集まってくるのは当たり前ですよね。
銀座の中で新たな生態系が生まれているのかもしれませんね。
ミツバチが餌として食べられるのは少し複雑な気持ちがしなくもないですが、これが地球上の本来の生態系のあるべき姿なのかなとも思いますので歓迎すべきところなのかなと思います。
ツバメもミツバチも、人間によって住むところを大きく奪われた被害者です。
今度は人間の手によって、住む場所を増やしていってあげないといけないですね。
今年のゴールデンウィークは、コロナウイルスの影響で人通りがほとんどないようです。
商売繁盛のシンボルとして大切にされてきたツバメが銀座に帰ってきました。
コロナウイルス終息後、再び銀座に多くの人がやってきて活気を取り戻すことに期待したいなと思います。
こちらの記事を参考に書きました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。