立川談志
立川談志さんが亡くなられたたのは2011年11月21日です。今年でちょうど10年です。
昭和を代表する落語家です。生前は毒舌と破天荒ぶりで、好き嫌いがハッキリと別れる落語家でした。
私はそんなにテレビなどで立川談志さんを多くは見ていません。立川談志さんを取り巻く人たちが、立川談志さんのことを語っているのを聞くと自分の周りにいたら敵わないなと思います。
好き勝手言いたい放題され、相当振り回されそうです。
ただ思うのは、嘘のない人だなと思います。自分にも、他人にも。そして世の中にも素直な人だなと。
しわい屋
「しわい屋」というケチを自慢する落語があります。
あるケチな男が「1本の扇子を10年持たせる方法がある」と言って「半分だけ広げて5年あおぎ、次の5年でそれを畳んで残りの半分を広げて使う」と主張します。言われたケチな男も負けてはいません。「俺はそんなことしない。扇子はそのまま動かさない状態で顔の方を動かす」。
「日本は貧乏が似合っている」立川談志が生前にこの言葉を繰り返していた真意 「貧乏で国はほろびない」 (3ページ目) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
立川談志さんは「こいつは見事だ。不快感を自分の力で解決している。文化そのものだ」と絶賛されていたそうです。
立川談志さんあ、文明と文化を次のように定義していたそうです。
「不快感の解消を自分の手でやるのが文化で、お金で他人や機械にやってもらうのが文明だ」と。
そして談志さんは生涯を通してアンチ文明の立場をとっていました。
文明社会の行く末は
今の世の中は、文明社会がものすごい勢いで発展しています。
それと比例するようにして地球環境は大きな悲鳴をあげています。
SDGsが叫ばれている今の世の中を、談志さんはどう思うのでしょうか。
きっと今のような世の中が来ることを予見していたように思います。
そして、もっともっと貧乏に戻って文化を取り戻せと、私達を叱咤されるのかなと思いますが、皆さんはどう思われますか。
文明に頼り切るのではなく、自分たちの手で地球になるべく負荷をかけないように不便を解消する。出来ることから考えてみませんか。
ネットを駆使していた立川談志
そんな立川談志さんですがいち早くネットを使いこなしていたようです。
談志さんと言えば相当なケチで有名です。
滞在先のホテルに置かれていたような石鹸を持ち帰り、みかんを入れているオレンジ色の網に詰めて大事に使っていたそうです。
まさに「ネット(網)」をしっかりと使いこなしていたと言えますね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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