コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

ミツバチに果汁を与える「第3のみつ」とは

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その前に「はちみつ」とは

埼玉県立秩父農工科学高校(秩父市)の食品化学科3年生が「第3のみつ」というものを開発したそうです。


どのようなものなのか気になりますよね~。


その「第3のみつ」がどのようなものなのかの前に、日本において「はちみつ」とは何なのかを整理しておきましょう。

 

はちみつの定義

公正競争規約における「はちみつ」とは、みつばちが植物の花蜜、植物の分泌物又は同分泌物を吸った他の昆虫の排出物を集め、巣に貯え、熟成した天然の甘味物質であって、特定の性状(特有の香味)を有し、また、別に定める組成基準に適合したものです。

公正競争規約 | 全国はちみつ公正取引協議会

 

公正競争規約においてはちみつとは

  1. みつばちが植物の花蜜、植物の分泌物を巣に貯え、熟成した天然の甘味物質
  2. 植物の泌物を吸った他の昆虫の排出物を集め、巣に貯え、熟成した天然の甘味物質

と定義づけられています。

 

この2つが「はちみつ」ということを踏まえて、「第3のみつ」とは・・・


ミツバチに果汁を与える「第3のみつ」とは

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イチゴを人工的に与えたミツバチから採れた「第3のみつ」。ほのかにイチゴを感じる酸味とフルーティーな味わいがした(埼玉県秩父市で)(日本農業新聞)


先程のはちみつの定義で第1のみつと第2のみつと言うのは分かりました。


では「第3のみつ」とは何なのでしょうか。


壇蜜好きな私としては、壇蜜さんであって欲しいのですがおそらく違うのかなと言うのは私も察しています。

 

埼玉県立秩父農工科学高校(秩父市)の食品化学科3年生は、蜜源として人工的に果汁を与えたミツバチから得た独自の新たな「第3のみつ」を開発した。地元産の規格外となったイチゴやブドウの果汁を蜜源に使う。同校や地元企業は、果汁に含まれるクエン酸やポリフェノールなどの機能性成分を含む蜜として、健康への意識の高い消費者をターゲットに販売する。

同校が開発したのは、人工的に用意した果汁が蜜源のため蜂蜜ではなく「第3のみつ」となる。

ミツバチに果汁与え「第3のみつ」開発 規格外果実を活用、機能性成分も 埼玉・秩父農工科学高(日本農業新聞) - Yahoo!ニュース

 

「第3のみつ」開発のきっかけ

第3のみつ開発のきっかけは、NPO法人秩父百年の森が2006年、森林資源の活用策としてカエデの樹液を使った特産品の開発を同校に持ち掛けたこと。学習の一環として花以外の蜜源を使った蜂蜜の製造方法を研究。県や埼玉大学などと協力して13年に特許を取得した。

 蜂を飼っていない同校は、地元養蜂家の協力を得た。同校の製法でリンゴやニンジンの果汁から得た蜜を地元企業が量産して「秘蜜(ひみつ)」と名付け、1個(100グラム)2000~3000円で5年前から販売する。

 同科3年の4人は今年度、ミツバチが蜜を作る際に果実由来の機能性成分が取り込まれると考えた。研究で、地元農家から譲り受けた規格外のブドウ「マスカットベリーA」、イチゴ「あまりん」を使用。へたを除きつぶした果実に砂糖を加え煮詰め、糖度80以上のあめ状にしたものを蜜源とした。

 

今回のこの「第3のみつ」は多くの可能性を秘めたものだと思います。


食品ロスの削減にもつながるでしょうし、新たな雇用を生み出すこともできると思います。


ミツバチたちにとってはどうなのでしょうか。


長い目で見たときに、ミツバチたちにとって幸せなものであれば大歓迎ですが、もしかしたらミツバチたちにとって長い目で見たとき歓迎すべきことではないかもしれません。


それは私には分かりませんが、研究や取り組みとしては興味深いものだと思います。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。