コーヒーに合う物を探し求める”コーヒーカケザニスト まっちゃん”です。コーヒーとはちみつとカフェに関したブログを書いています。 大好きなコーヒーとはちみつを同時に楽しく生活に取り入れていくことを発信していきたいです。よろしくお願いいたします。
「コーヒーカケザニスト」と自分で言っていますが、自分の舌と自分の感性だけで今までコーヒーに合うものを色々と試してきました。
これから、人に「このコーヒーと○○○は、こんなに合うんだよ」ということを伝えていこうとすると、それだけでは限界がすぐに来てしまうと思います。他の方が、どのように伝えているのかということも学んでいきたいなと思っていたところ、某イベントの特別セミナーでUCCコーヒーアカデミーの講師の方のコーヒーのフードペアリング講座が開催されていたので受講して来ました。
UCCコーヒーアカデミーに対しての憧れや受講してみたいなという想いはあったのですが、愛知県在住のサラリーマンにはなかなかハードルが高いです。
今回のような特別セミナーがあるのは、ホントありがたいです!
以前、開催されたイベントのレポートです。
今回、用意されていたもの
<コーヒー>
1.ゴールドスペシャル 香りの頂 華やぐプレミアム
三度香る、ゴールドスペシャル。挽きたて品質の新鮮な香り。華やかな香り、フルーティーな酸味。
容量 袋180g(粉) 希望小売価格 オープン価格 原材料 コーヒー豆 生豆生産国名 タンザニア、グァテマラ他
2.ゴールドスペシャル 香りの頂 濃厚プレミアム
三度香る、ゴールドスペシャル。挽きたて品質の新鮮な香り。濃厚な香り、コク深い味わい。
容量 袋180g(粉) 希望小売価格 オープン価格 原材料 コーヒー豆 生豆生産国名 コロンビア、タンザニア他
3.マンデリン
<フード>
1.オレンジピール
2.明治 チョコレート効果86%
3.レーズンサンド
コーヒー&スイーツのフードペアリングの基本的な考え
- 同質のものを合わせる(基本のキ)
- 互いに補うものを合わせる(難易度高い)
- 対象的な味同士は避ける
- 人間の条件反射・錯覚を利用
1.同質のものを合わせる(基本のキ)
同じ方向性のものを合わせることが基本となります。また、もっとも合わせやすい組み合わせとなります。
色でいうと「グラデーション」です。濃淡が違っても、方向性が同じならそれぞれの良さを増長されます。
酸味がしっかりあるコーヒーであれば、酸味のあるスイーツをということです。
2.互いに補うものを合わせる(難易度高い)
「酸味が強いコーヒーに甘さや苦さ」を補う組み合わせなどです。かなり難易度が高いです。
こういった違う方向性のものを合わせる時は「濃淡は合わせる」ことが大事です。味の「強弱」ですね。方向性も濃淡もどちらも違うと、なかなか難しいです。
3.対象的な味同士は避ける
色でいうところの「コントラスト」です。
少量のほうがアクセントとなって、一方を強調するも分量によっては相殺作用で特徴を消し合います。
私は、最初ペアリングをやってみようと思った時素人考えで一方のものに足りないものを。対象的なものをあわせればいいんじゃないかと漠然と思い試し出しました。結果、自分が思ったような感動するような組み合わせは全くなく、互いの特徴を消し合うものが多かったので、納得です。
4.人間の条件反射・錯覚を利用
「強い渋みを感じた後は甘味を数倍に感じてしまう」
「少量の塩分は甘いと認識してしまう」等の反射・錯覚を利用する。
難しいですね。
コーヒーで使うのであれば、甘さに特徴のあるコーヒーに渋みの強いフードを合わせるといったところかな。
以前、参加して別のセミナーで味覚テストをやったことがあります。その時、かなり薄い塩味を「甘味」と答えた人の多さに驚いたことがありました。そういった錯覚の利用・・・これも難易度高いです!
ペアリング開始
「華やぐプレミアム」とオレンジピールを合わせます。
このコーヒーは商品名通り明るい酸味がしっかりとあります。
オレンジピールを食べて、再びコーヒーを飲むと酸味が和らぎ、紅茶のような甘味が増すと説明がありました。皆さん、その説明に頷いていたのでその通りだと思います。
コーヒーの「酸」が苦手だと言う人には、このオレンジピールのような酸の強いものを合わせると、コーヒーの酸が引かれ2番目、3番目に隠れているものが出てくるとのことです。
次は「濃厚プレミアム」と明治チョコレート86%です。
苦味がしっかりあるコーヒーですが、この明治チョコレート86%を食べてから飲んでみると、ビターチョコの苦味がコーヒーの苦味を消して苦味がほとんど感じなくなります。
そして、その苦味に隠れて主張が弱かった酸味などが感じられるようになります。
実際の、セミナーではこの2つに関しては先にやり最後にということで後からマンデリンとレーズンサンドを合わせました。
この日にしたペアリングの中では、最も気に入りました。
レーズンサンドを食べてからマンデリンを飲むと、角が取れ尚且つマンデリンの持つフルーティさが存分に感じられました。これは大収穫です(笑)
その他
「五目焼きそば」の話をされていました。私もそうですが、五目焼きそばを食べていて途中で酢を入れる人がいますよね。五目焼きそばに足りないものが「酸味」なので酢を足すことで味のバランスが取れるとのこと。
同様にエスプレッソコーヒーにイタリア人が大量に砂糖(グラニュー糖)を入れるのは、苦味と酸味はしっかりあるが甘味が弱いのでそれを補うために砂糖を入れバランスを整えると説明がありました。
また、少し前までは常識として言われていた「味覚地図」。舌の先は甘味が感じやすく・・・というのは、実は間違いだということと味蕾(みらい)の形で感じやすい味があるのではというお話もありました。
まとめ
こういったセミナーを受講することで、頭の中を整理出来たことが大きいです。
これからも、自分の舌を頼りに色々と試していきたいですが基本的なことを抑えておくことで感動出来るようなペアリングを発見する近道となりそうです。
マンデリンとレーズンサンドは感動しました!
私が個人でやっていることと、UCCさんが企業として取り組んでいることでは説得力も違うし舌の数が違うので敵いません(笑)
ただ、はちみつとコーヒーのペアリングでは負けたくないなと思いますのでこれからもよろしくお願い致します。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。