日本国内でコーヒーの栽培をされているのご存知でしょうか?沖縄では観光目的でのコーヒー栽培がされています。その他にもいくつかありますか徳之島でも以前よりコーヒー栽培に取り組まれています。
■意外とデリケート?コーヒー栽培の条件
温暖な気候を好むコーヒー生豆は「コーヒーベルト」と呼ばれる赤道付近を中心に世界中で栽培されています。生育条件には、温度、雨量、土壌の水はけ、日当たりなどがあるようです。また、標高も大切な栽培条件の1つになっています。
日本にもこのコーヒーベルトが狭いながらも存在し、奄美諸島の徳之島や沖縄・小笠原諸島など限られた地域で露地栽培が行われています。また、近年の地球温暖化の影響もありビニールハウスによる栽培も試されていますが、個人栽培にとどまり普及にはいたっていません。
■沖縄で作られる国産コーヒー
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日本でコーヒー栽培が盛んな地域は沖縄です。これは沖縄がコーヒーベルトの北限に位置しハワイなどとほぼ同じ緯度という恵まれた環境にあるためです。豆自体はアラビカ種という種類の豆を使っています。ただし、小笠原諸島もそうですが台風の通り道という立地が栽培を難しくさせていることもあり、大規模な栽培には至っていないようです。
日本でもコーヒーが作られているなんて驚きですね。私たちが毎日飲むコーヒーも、たくさんの工程を経て届けられています。お気に入りの1杯を味わいながら、長い旅をするコーヒー豆に思いを馳せるのも良いかもしれませんね。
徳之島のコーヒー
今から、5年以上前ですが徳之島でのコーヒー栽培の支援をされていた方に話を色々聞いたことがあります。当時、かなりの数のコーヒーの樹を栽培するという計画が上がっていたようですが、その後トーンダウンしていました。
色々対策は練ったようですが「台風」によって、一気にコーヒーのやられてしまうと聞きました。防風林などで対策をとっても、台風が多い地域では難しいのかなと思っていたけどここに来てビッグニュースが入って来ました。
~国産コーヒー豆を使用した商品の発売を目指して~
鹿児島県徳之島産コーヒー豆の生産支援をスタート!味の素AGF株式会社(以下、AGF 代表取締役社長:品田 英明)は、鹿児島県奄美群島の徳之島におけるコーヒー豆生産を支援するプロジェクトに参画します。参画に伴い、2017年6月26日(月)に、鹿児島県大島郡伊仙町で、伊仙町役場、徳之島コーヒー生産者会、丸紅株式会社 飲料原料部とAGFの4者で、支援プロジェクト契約を締結、調印式を行いました。
徳之島は、日本国内でも数少ないコーヒー豆生産地の一つですが、生産拡大には、台風や土壌、収穫後に使用する精選機や焙煎機の不足など多くの課題があります。今回、これらの課題を共に解決しながら徳之島産コーヒー豆の生産を支援するため、支援プロジェクトを立ち上げました。
AGFは、AGF®-SV※の一環として、徳之島のコーヒー生産農家を支援し、国産コーヒー豆を使った商品の発売を目指しています。
AGFさんが、支援に参加されるようです。最近、私のブログではAGFさんのネタが多いですが決して回し者ではないです(笑)
それだけ、AGFさんが様々な取り組みを行っているからだと思います。
AGFさんのような大手企業が後ろ盾になったら、将来的に国産コーヒーが我々の身近なものになる可能性が大きくなるように感じます。
とはいえ、全国のスーパーの店頭に並ぶというところまではいかないと思います。
国産コーヒーを飲んだことがあるという人、何人かに感想を聞いたことがあります。多くの人が味や風味は中南米の方に圧倒的に軍配が上がると言われていました。
国内での栽培は標高が低いところで行われているので、一日の気温差も少ないこともあり良質な酸味や甘みに劣るのかなと思います。
それより、私たちの国でも一般の人が飲むことが可能なくらいコーヒーの収穫が出来るようになったということの方が大きいのかなと思います。
いずれにしても、これからの動向が楽しみです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。