コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

【沖縄SVとネスレ】「沖縄コーヒープロジェクト」2021年1月より開始

日本国内のコーヒー生産

沖縄では、ずっと以前よりコーヒー豆の生産を行っていました。が、コーヒーを販売すると言うよりも観光農園としての役割が大きかったそうです。
 
それがここ数年、本格的に国産コーヒーを生産しようという動きが活発になってきているようです。
 
今年2月、「沖縄コーヒーサミット」が開催されたことでもわかりますね。
 
沖縄県以外でも小笠原や奄美などでもコーヒーの栽培をしているようです。
 
そして、徳之島ではAGFと丸紅が支援して盛り上がってきています。
 
今から、10年ちょっと前に私のお客様を通じて徳之島のコーヒーに少しだけ関わらせていただいたことがあります。
 
当時、お聞きしていたのはやはり台風に対する対策に相当悩まれていたということです。
 
その後、AGFと丸紅の後ろ盾を得られたという事は大きいと思います。
 
そして、沖縄では2021年の1月よりネスレと沖縄SVによって「沖縄コーヒープロジェクト」と言うものが本格的に始動するそうです。
 

「沖縄コーヒープロジェクト」2020一年1月より開始

 
沖縄SV株式会社(本社:沖縄県豊見城市、代表取締役:高原直泰、以下「沖縄SV」)とネスレ日本株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役 社長 兼CEO:深谷 龍彦、以下「ネスレ」)は、「沖縄コーヒープロジェクト」の一環として、沖縄県立北部農林高等学校(名護市)と連携してコーヒー豆を栽培する取り組みを2021年1月より開始します。
 
ジュビロ磐田やハンブルガーSVでご活躍された、高原直泰さんのお名前がありますね。
 
沖縄SV(オキナワ エスファウ)は、元サッカー日本代表高原直泰が2015年12月に沖縄県を拠点に設立したスポーツクラブです。2016年より始動したチームは、今年九州リーグに所属し、最短で2年後のJリーグ入りを目指しています。
 

地元住民・農家の皆様と連携しながら、コーヒー豆の栽培地を拡大

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名護市内の農場
沖縄SVとネスレは、2019年4月より、沖縄で初となる大規模な国産コーヒー豆の栽培を目指す「沖縄コーヒープロジェクト」(※参考資料)を開始しました。名護市の農地でコーヒーの苗木を移植して以降、同農地内での栽培本数を段階的に増やしており、2019年11月からは大宜味村でも農地を確保し、コーヒーの苗木を段階的に移植しています。最も生育が進んでいる苗木の背丈は170cmを超えており、結実する苗木も出てくるなど順調に生育しています。
また大規模な国産コーヒーの栽培を目指すため、コーヒーの苗木の提供やコーヒー豆を栽培する上での技術支援を地元住民や農家の皆様へ行っており(※1)、沖縄県内の関係者の皆様との連携を強めています。
 
そして本格始動する2021年1月からは沖縄県立北部農林高等学校 熱帯農業科の授業・実習の一環として、コーヒーの苗木を高校の農場に移植・育成する取り組みや、コーヒーの種子の発芽実験や生育調査を実施する予定です。
 
この活動の中でネスレは、コーヒー生豆のサプライチェーンを継続的に改善することを目的として世界各地で実施しているプログラム「ネスカフェ プラン」 に沿ったサポートを行っているそうです。
 

「ネスカフェプラン」とは

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農場(名護市内)の苗木移植の様子

 

近年、コーヒーの木の老化や気候変動による病気、栽培従事者の減少、コーヒー豆の収穫量低下、取引価格の変動などにより、特に小規模農家の生計とコーヒー栽培業の持続可能性が脅かされています。そうした状況への対応としてネスレは、コーヒー生豆のサプライチェーンを継続的に改善することを目的としたプログラム「ネスカフェ プラン」を2010年から世界中で取り組んでいます。
「ネスカフェ プラン」は、収穫量が多く品質の良い苗木のコーヒー農家への配布、コーヒー豆を栽培する上での技術支援、コーヒー農家からのコーヒー豆買い付け、環境面に配慮したコーヒー製品の製造・流通など、コーヒー豆の栽培から製品の製造・流通・消費まで全ての工程に関与する取り組みを行っています。
2018年には17ヶ国の農園で「ネスカフェ プラン」によるコーヒー豆が栽培されており、ネスレが派遣する300人以上の農学者が、30000ヶ所以上の農園で、10万人以上のコーヒー生産者に対するサポートを毎年行っています。「ネスカフェ プラン」を通じ、2018年までに1億6千万本のコーヒー苗木が配布されており、2020年までに2億2千万本の苗木を配布することを目標としています。
 
コーヒーを扱う企業と、地元のスポーツクラブ。さらに、将来の地元の一次産業の担い手となる大学生や高校生たちが連携し行う「沖縄コーヒープロジェクト」。
 
来年以降、どのような活動が展開されていくのか楽しみです。
 
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。