最近、初めてお会いする方や講座をさせていただく時に一番多く質問を受けるのがこれです。
「他の人に蜂蜜をプレゼントするなら、どの蜂蜜をプレゼントされますか?」
これ、本当によく質問されます。はちみつマイスターは一体どんな蜂蜜をプレゼントするのかと興味や関心を持ってもらえるのは非常に嬉しいです。
この質問に一言で答えるなら「贈る相手によって変えます」。
それでは、質問して下さった方が求めている答えとは全く違うということはわかりますので「○○な人には、△△のはちみつを贈ります。その理由は・・・」という風に答えることが多いです。
私自身、プレゼントする相手によってどのはちみつを贈るのかは変えます。
はちみつをプレゼントする時に考えること
自分なりに贈る相手の事を考えます。
- 男性か女性か?
- 年代は?
- 好きな食べものの傾向は?
- どんな物や、どんな事に関心が高い人か?
- 最近、健康的な問題を抱えていないか?
だいたい、こんなところでしょうか。
かなり以前から知っている方や、かなり親しい人であればある程相手のことに関する情報は多いはずです。その情報を自分なりに集めて、これがいいかなと考えます。
こうやって、どれがいいか考えている時間ってとっても楽しいです。
ただ、プレゼントする相手に関する情報がほとんどないこともあります。男性か女性か?おおよその年齢ぐらいはわかっても他の情報がない。ちょっと困りますね。
情報がほとんどない人に蜂蜜をプレゼントする時に考えること
- 男性なら甘さが控えめなもの
- 女性なら何かしら”美容”効果を語れるもの
- プレゼントする時の季節
- 普通ではない”特別感”を演出出来るもの
クセのない蜂蜜は確かに万人ウケしますが印象には残りにくいと思います。
せっかくプレゼントするなら「さすが」と思われたいですよね。
甘さが控えめでビターなものですと、もみの木の甘露蜜も後味で感じるビターな風味で甘さがそんなに残らず男性にはいいと思います。
沖縄の北部のオオシッタイ(大湿帯)で採れる「アサグラ」という植物の蜜が入った百花蜜も甘さの中にしっかりとした苦味が感じられ面白いと思います。
季節に応じたものも簡単にストーリーが作れます。
これから夏を迎えようとしている今の時期なら「ひまわり」がオススメです。夏を象徴する花でわかりやすいです。そして、ひまわりは特に「造血」に必要な成分がバランスよく含まれています。
「暑い夏の貧血予防にも良いんですよ」と一言添えれば、相手のことを気遣っているんだなというのが伝わります。
四の五の言わずに”鉄板”は
私なんかは、そんなことを色々考えるのが楽しくて好きなのですが中にはそういうことがあまり好きでない方もいらっしゃいます。
何も考えずに「とにかくこれなら間違いないってのはないのか?」。
ありますよ~!!
それが2016年のハニーオブ・ザ・イヤーに選ばれた「ブルガリアンローズハニー」です。
プレゼントする時の”鉄板”蜂蜜「ブルガリアンローズハニー」
【第2回ハニー・オブ・ザ・イヤー】グランプリ受賞のブルガリアンローズハニー - ippin(イッピン)
バラの花は蜜があまり採れません。ミツバチも、それはよくわかっているのでバラの近くに違う花があれば効率よく蜜が採れる花の方に行ってしまいバラの蜜をなかなか採ってくれません。
だったら、どうやってバラの蜜を集めればいいのか?
バラしか咲いていない広大な土地の真ん中に巣箱を置けばいいのです。
ブルガリアには「バラの谷」と呼ばれるところがあります。ここではシャネルやクリスチャン・ディオールなどが香水などの原料として使うダマスクローズを栽培しています。
ここは南北10km、東西140kmに渡ってバラが咲いています。ミツバチの飛行距離は半径4~5kmくらいと言われていますのでこの南北の中心付近に巣箱を置けばバラの蜜しか集めないです。
これだけ広大なところでも採れるバラの蜂蜜は年間4~5tです。
ちなみに、このダマスクローズの蜂蜜を1g採るのに必要なバラの花はなんと9万輪必要です。このブルガリアンローズハニーは120gですので、この瓶に1,080万個の花弁が必要なのです。
これだけで、既に”特別感”を感じていただけると思います。
2016年 第2回ハニーオブ・ザ・イヤー受賞
バラの花は蜜を少ししか吹かないので、ミツバチたちがストレスを感じやすいです。
ミツバチがストレスを感じるとどうなるか?
はちみつに「雑味」として現れてきます。
ブルガリアンローズのはちみつを採蜜するのは、いかにミツバチのストレスを取り除いて採蜜するか。養蜂家さんの腕の見せ所です。
そして、雑味を感じることのない。また、バラの香りの芳醇さも最高なブルガリアンローズハニーが2016年に入ってきました。
そして、ハニーオブ・ザ・イヤーにエントリーしてそのしっかりとした薔薇の香りと、雑味を全く感じなくバランスのいい味とが評価され見事、最優秀賞を受賞しました。
ブルガリアンローズハニーを試食すると・・・
毎年、7月の末に開催される「はちみつフェスタ」でたくさんの人に試食していただきました。
もちろん、ここの会場にははちみつが大好きな女性がたくさん集まってきます。他のはちみつの試食をしてもらっても皆さん笑顔になられます。
そんな方たちが試食をすると”満面の笑み”という言葉が相応しい笑顔をされます。明らかに他のはちみつを食べたときとは表情が異なります。
そして、夏休みということもあり会場には小学生のお子さんもいるのですが小学生の女の子が試食してもうっとりとします。
そして「こんなに美味しい蜂蜜初めて食べた」という子が本当に多いです。
ちなみに、小学生の男の子がブルガリアンローズハニーを食べると、顔をしかめる子が多いです。バラの香りは小学生の男の子には苦手なようです。
まとめ
私が、あまり情報がない人に贈る時にブルガリアンローズハニーをイチオシする理由です。
- 圧倒的な特別感がある
- 人間の五感の中でも特に印象に残る”香り”に働きかける
- もし贈られた人が苦手であっても、これをネタに使える
こんな理由です。
ストーリー的な部分と、その他の蜂蜜では味わうことの出来ない強烈なバラの風味。それでいてバランスの取れた味わい。
圧倒的なバラの風味は五感の中でも特に印象に残りやすい嗅覚にも働きかけてくれます。それにより贈ったあなたのことがさらに記憶に残りやすくなるはずです。
そして、もちろんブルガリアンローズハニーが苦手な男性も女性もいます。
もし、そんな方に贈ってしまったとしてもこれだけ素晴らしいものなので、その方の家族の方や友人に食べてもらえたら絶対に喜ばれるので、その笑顔を見てブルガリアンローズハニーが苦手な方もきっと喜ばれます。
それ以外のシーンでも「こんな素晴らしいはちみつを食べたんだよ」とネタとしても最高です。
そして、講座の時など時間がかなり限られている時に「先生が、人に蜂蜜をプレゼントするならどんな蜂蜜を贈りますか?」と質問されると私は決まってこう言います。
「もし、私が”この女性を真剣に口説き落としたい”と思ったらその方にはブルガリアンローズハニーを贈ります。」と。
ちなみに、私が今までにブルガリアンローズハニーをプレゼントしたのはたった1度だけです。
相手は誰かって?
それは私の妻です。
なんか、珍しくうまくまとまりました(笑)
もし、私からブルガリアンローズハニーをプレゼントされるようなことがあれば身の危険を感じてくださいね!
なかなか購入出来るところはありません。良かったらコチラから購入することが出来ます。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。