コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

【アカシアはちみつの奥深さを知る】”巣鴨養蜂園あかしあはちみつ”吉永小百合さんとのデートはブルーマウンテンNo.1で

”はちみつの女王”と呼ばれるアカシアはちみつ。今までにブログでも、何度も取り上げて来ました。何かにはちみつを合わせる時、迷ったら”アカシア”を選べば大きく失敗することはまずありません。

 

ユーティリティープレーヤーと呼ぶに相応しいです。

 

今年のはちみつフェスタでテイスティングして「何だろう?」と不思議な気分に。そして幸せな気分にさせてもらったアカシアはちみつの紹介です。

 

 

(岩手)巣鴨養蜂園あかしあはちみつ

アカシアはちみつのテイスティングということで、当然いつも食べているアカシアの味や風味のイメージを描いてテイスティングをします。

 

舌の上にのせ、よく味わいます・・・

 

いつも食べるアカシアのようにクセはないです。が、味わいが全然違います。

 

これ、アカシアじゃなくてもしかしてヘアリーベッチじゃないかなと一瞬疑念が湧いてきました。普段、食べるアカシアでは、ほとんどマメっぽい風味を感じませんが、巣鴨養蜂園さんのアカシアはふわっと優しいマメの風味を感じられます。

 

アカシアがマメ科の植物だと思い出させてくれます。

 

とろっとした滑らかな舌触りには気品すら感じます。

 

なぜ、こんなにいつも食べているようなアカシアと違うのだろう?

 

やはり日本の気候や土壌が海外と違うことが大きいのではと思います。

 

私が普段食べているアカシアは圧倒的にハンガリー産が多いです。そして、よくよく考えると国産のアカシアは食べたことはあるのですが、数えるほどしかありません。

 

はちみつの世界で「アカシア」というのは「ニセアカシア」のことを指します。

 

よくイメージされる黄色い花のものはミモザアカシアで、こちらからははちみつは採れません。

 

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アカシア

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ニセアカシア

花の色からして全然違いますよね!

 

日本のアカシアの正式名称は「ハリエンジュ(針槐)」、または「ニセアカシア」といいます。

 

現在では野生化したものも多いですが、元々は護岸補強などの目的でアメリカから輸入された樹木です。

 

「ニセ」という名の通り、本来のアカシアとは別属の植物です。植物図鑑などで「アカシア」を探しても、この木にはいきあたりません。

 

日本国内で「アカシア」といえば通常ニセアカシアをさすので単花蜜の場合も「アカシア」が通称となっています。

 

そう言うと「な~んだ。日本の在来種じゃないんだ。」と思うかもしれません。確かにその通りですが、年月をかけて日本の土壌や風土から摂れるはちみつは、同じ木からアメリカやヨーロッパで採れるものと絶対に異なるはずです。

 

これは、紛れも無く”日本のアカシア”と呼ぶに相応しいと思います。

 

蜜の色も、光に透かして見ると少し緑がかって見えます。

 

少量をスプーンに取って見ると、ほぼ透明に見えます。透明度の高い綺麗な色です。

この透明度の高さ。気品すら感じる滑らかな舌触り。優しい甘さ。日本を象徴するアカシアはちみつと言っても過言ではないと思います。

 

はちみつ界の吉永小百合さんと言っていいんじゃないでしょうか。誰もが憧れる、吉永小百合さんとデートをするなら・・・

 

巣鴨養蜂園あかしあはちみつ×ブルーマウンテンNo.1

やっぱり、最高のおもてなしをしたいです。

 

コーヒーの王様と言っていいんじゃないでしょうか。ブルーマウンテンNo.1のストレートです。ブレンドはたまに飲むことがありますが、ブルマンNo.1のストレートは流石にそんなに飲む機会はありません。

 

はちみつフェスタでテイスティングをして、吉永小百合さんに出会ってからデートの構想を練ってきました。結論は”最高のおもてなし”です。そう決めたら、もう頭の中でブルマンNo.1だと即決しました。

 

スクリーンサイズも綺麗に揃っています。

 

もちろんコマンダンテ(手挽きミル)を使って丁寧に挽き、いつもと違う緊張感を持って抽出しました。蒸らしをしている時に、柑橘系の香りがプンプンしてきました。

 

いつ以来か・・・ブルマンNo.1を飲んでみます。やっぱり、バランスがいいです。やや柑橘系の酸味がたっています。

吉永小百合さんを迎えるにあたり、遜色ないです。

 

そして、いつものように巣鴨養蜂園さんのあかしあはちみつをテイスティングします。

 

するとブルマンの酸味が思ったより残っていたのか、アカシアはちみつを食べるとやはり柑橘系の酸味が感じられます。

 

吉永小百合さんが20歳位若くなられた印象です。やっぱり、吉永小百合さんはお美しいです。

 

そして、再びブルマンNo.1を飲むと・・・・・・

 

パッと日差しがさしたかのように明るい柑橘系の酸味がやってきます。そして、甘みも感じられます。苦味などは、ほとんど感じられないレベルになっています。

 

甘酸っぱい・・・

 

ブルーマウンテンNo.1を飲み干してしまうと、甘酸っぱい思い出の中に吉永小百合さんとデートした思い出をしまい込みました。

 

最高のはちみつと最高のコーヒー。

 

素敵な夢を見ることが出来ました。

 

吉永小百合さんとのデートを夢や思い出で終わらせたくないという、欲張りなアナタ!

そんなアナタには、いつでも一緒にお出かけすることが出来るスティックタイプの吉永小百合さんもいますよ(笑) 

 

巣鴨養蜂園さんのHPです。 

www.sugamo-youhou.com

 

最後まで、妄想に付き合って下さりありがとうございました。