コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

【初めてのブレンドはちみつ作り】ワークショプを名古屋で開催しました

2月23,24日に名古屋で「はちみつマイスター基礎・初級講座」の通学講座が開催されます。

 

その前日21日(金)の夜、同じ会場で「初めてのブレンドはちみつ作り」というテーマでワークショップを開催させて頂きました。

 

www.coffee83.net

 

以前よりやってみたいなと思っていた講座です。

 

はちみつで「ブレンドはちみつ」というと市販されているものは”品質を一定に保つため”という意味合いのものしかほぼありません。

 

精魂込めて絞ったシングルオリジン(単花蜜)や百花蜜をわざわざブレンドするなんて!と養蜂家の方からしたら面白くない企画というのは百も承知です。

 

ですが、永らくコーヒーの世界に身をおいてきた私としてはブレンドする楽しさ。そして、単花蜜や百花蜜だけでは表現することの出来ない奥深い味わいというのも「面白い」ということを伝えてみたかったです。

 

今まで、お客様と一緒にたくさんのブレンドコーヒーを作ってきたことを活かしてブレンドコーヒーを作るときの基本的な考え方に沿って参加者の方にブレンドはちみつを作っていただきました。

 

少人数での開催で、みんなで楽しんでいただけたかと思います。

 

 

ワークショップ「初めてのブレンドはちみつ作り」

あまり詳しく書いてしまうと、ネタバレしてしまうので(笑)

 

ブレンドはちみつを作るには、まず使用する単花蜜や百花蜜の味わいや風味の特徴を知ることが必要です。

 

それを理解して頂いたら、どんなブレンドはちみつを作りたいかの「テーマ」を決めていただきます。

 

今回参加して下さった方は、朝コーヒーを飲む時に一緒に食べるトーストに塗るはちみつ。仕事から疲れて帰ったら癒やしてくれるはちみつ。

 

「テーマ」を決めたら、それを味や風味にイメージを落とし込みます。

 

皆さん、かなり真剣に考えてブレンドしています。

 

イメージに一番近いと思うものを瓶に100g詰めていただきます。

ちょっと写真ではわかりにくいですが、瓶の中のはちみつの色が層になって綺麗です。

 

見た目を楽しんだ後は、しっかりと混ぜていただきます。

そして、みんなでお互いが作ったはちみつを食べ比べていただきました。

 

今回8種類はちみつを用意しました。

 

私も、みなさんが作ったはちみつを食べさせて頂きましたがやっぱりみんな個性がしっかりと出ています。

 

どのはちみつを、どんな割合で使っているのか当ててみたくなりますが配合比率が予想した感じと大きく違っていることがほとんどです。

 

自分では絶対こんなブレンドは作らないなと思うものが、めちゃくちゃ面白い風味特性であったり。私も楽しませていただきました。

 

そして、これだけこのはちみつの風味をしっかりと感じるのにこれだけしか入れていないのというものが多くありました。

 

なぜか?

 

はちみつをテイスティングする上で、そのはちみつの一番わかりやすい特徴が出るのに、口に含んでからどのタイミングではっきりと出るのか大きく異なるところが大きいと思います。

 

そして、最後にフレークシールとマステを使って瓶にデコレーションをしていただきました。この写真を撮るのは忘れてしまいました。

 

まとめ

はちみつをブレンドすることの楽しさを少しは参加者の方にわかっていただけたかなと思います。

 

人によって、どこに”楽しさ”を感じるかは違うと思います。

 

ひたすら自分好みの味わいや風味を求める人。こういったタイプの人はきっと彼氏や彼女を自分色に染めたい人だと思います(笑)

 

テーマを決めて、それをどんな味のイメージに落とし込むかに楽しみを感じる人。テーマによっては作ったブレンドはちみつをコミュニケーションツールとして使うことも出来ます。

 

このはちみつと、このはちみつをこんな割合で合わせるとどんな風に変化するかということに楽しみを求める理系的な人などなど。

 

はちみつを買ってみたけど、ちょっと自分にはこの味は合わないなと全然食べることがないはちみつ。そんなはちみつも他のはちみつとブレンドすることで美味しく食べられるようになります。

 

せっかく買ったはちみつは美味しいと感じて食べたいですよね。

 

そして、ブレンドはちみつをみんなで一緒に作ってみると一人で作るよりこんなにも楽しいんだと感じました。

 

また、近い内に今度は土日のどこかで開催したいと思いますのでご興味ある方はぜひご参加下さい。

 

最後まで、読んで下さりありがとうございました。