東京の名門「麻布中学」の入試問題は”中学の入試にこんな問題を出すの?”と毎年話題になります。
特に今年の理科の問題にコーヒーに関する問題が出題され話題となりました。
どんな問題なのか後ほど画像で紹介します。最後に解答も載せておきますので興味がある方は解いてみて下さい。
思っていた以上に難しいですよ!
麻布中学の理科入試
麻布中学の理科の入試は一般的に出題されるであろう問題は、ほとんど出題されません。
学校や学習塾で習うような問題は出題されません。
なぜか?
それは知識ではなく「好奇心」を問いたいからだそうです。
暗記して答えられるような問題は出題しないので、問題文も長く理科の問題であろうと相応の読解力も求められます。
それでも丁寧でわかりやすい言葉で書かれ”好奇心”を持った子供たちなら「何が書かれているんだろう」と興味を持って読み進められると思います。
それでは、コーヒーに関する問題です。
2019年麻布中学入試 コーヒーに関する問題
問1、問2ではコーヒーの焙煎に関する問題ですね。
例えば家族でバーベキューをやったり焼き肉を食べたとき。お肉を少ししか焼かなかったら。お肉を焼きすぎたらどうなるか。
ドラム式の洗濯機で乾燥機を使うときは、どうだったかな。
自分が普段生活している中の小さなヒントをたくさん集めて考えていくと、解ける子には解けるのかなと思います。
問3、問4はコーヒーミルに関する問題です。問3はわかる子もいるとして問4あたり小学6年生の子がどれくらいわかるのか気になりますね。
問5と問6は、まだいいとして問7になると・・・私は考えるのを途中で放棄しました(笑)
問8、問9のエスプレッソは考えればわかる子もまずまずいるのかなと思います。
そして、問題文の最後に「コーヒーは好みに合わせた楽しみ方がまだまだあるので、みなさんも大人の味覚がわかるようになったら、楽しんでみて下さい。」とまで書かれています。
入試問題に、このようなメッセージを入れるというのにも好感が持てます。
2019年麻布中学入試 コーヒーに関する問題の解答
まとめ
今回の麻布中学の理科の入試問題に関して的確にまとめられている記事があるので引用させていただきます。
「どれどれ、何について書かれているのだろう?」「なんだか面白そうだな」と好奇心を持って読み進めていける子なら、麻布の素質は十分にある。
「難問」と言われる麻布の理科入試だが、作問者は意地悪でこんな問題を出しているわけではない。むしろ、受験勉強を通じて学んできたであろう「12歳なりの知性や教養」を十分理解した上で、持っている知識や思考方法を総動員すれば答えを見つけることができる問題に仕上げている。そのスタイルは何十年も変わらない。そして、これからも変わらないはずだ。
コーヒーが好きなものとしては、こういったものをきっかけに子どものうちからコーヒーに興味や関心を持ってもらえると嬉しいなと思います。
そして、この問題の出題者の方は間違いなくコーヒーが好きだと思うのですが、どのような方なのか。こちらも興味があります。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。