コーヒーとはちみつと私

【コーヒー&はちみつペアリング研究家】普段、私がコーヒーとはちみつをどんなふうに楽しんでいるかご紹介させて頂きます。

【想像力を働かせる日に】5月20日『World Bee Day(世界ミツバチの日)』

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日本で「ミツバチの日」と言うと語呂合わせで覚えやすい3月8日がぱっと出てくることが多いと思いますが5月20日はWorld Bee Day(ワールド・ビー・デー)です。直訳すると「世界ミツバチの日」もしくは「世界の蜂の日」です。

 

私も正直5月20日は忘れていました。

 

5月20日にTwitterを見ているとWorld Bee Dayに関連したツイートを見て思い出す始末でした。

 

これに関連した記事をUPしようかどうか迷っていたところに、コーヒー友達より「World Bee Dayの記事、取り上げないの」とご連絡を頂きました。

 

ポンと背中を押してもらえたので取り上げてみます。

 

 

World Bee Day(ワールド・ビー・デー)とは

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スロベニア・ぺル二カの養蜂場(2018年5月7日撮影)。(c)AFP/Jure Makovec

【5月20日 AFP】国連(UN)の食糧農業機関(FAO)と欧州連合(EU)は19日、今年から定められた「ワールド・ビー・デー(World Bee Day、世界ミツバチの日)」を翌日に控え、花粉を媒介するミツバチなどを保護するための世界的な取り組みを呼び掛けた

 国連はスロベニアの提案で、花粉を媒介する生物の重要性を明確に示すために、近代養蜂の先駆者といわれるスロベニア人のアントン・ヤンシャ(Anton Jansa)の誕生日である5月20日を、今年から「ワールド・ビー・デー」と定めた。

5月20日は「ワールド・ビー・デー」 国連がミツバチの保護を訴え 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

こちらは昨年(2018年)の記事です。

 

2017年の国連総会で5月20日は「ワールド・ビー・デー」と制定され、昨年2018年5月20日が最初の「ワールド・ビー・デー」でした。

 

なぜ5月20日なのか

花粉を媒介する生物の重要性を明確にするため18世紀にスロベニア近代養蜂の技術を開発し先駆者として知られているアントン・ヤンシャの誕生日にしてはとスロベニアが国連に提案したことでこの日になりました。

 

World Bee Day(ワールド・ビー・デー)を制定した目的は

スロベニアで開かれた会議でFAOのジョゼ・グラジアノ・ダシルバ(Jose Graziano da Silva)事務局長は、花粉を運ぶ生物無しに食糧の安全保障はあり得ないと述べた。

 グラジアノ事務局長は、ミツバチや鳥類、コウモリ、チョウ、甲虫などの花粉を運ぶ生物は「ヒトが食べるほとんどの穀物や食糧の生産に関わっている」と述べ、殺虫剤の影響や、森林地帯および野生生物の減少を食い止めるためには、世界が「生物多様性を保全、増大する手段」を見つけなくてはならないと訴えた。

 ミツバチは世界で生産される主要穀物の90%の授粉を助けているが、近年そのコロニー(群)が大量に死滅する現象「蜂群崩壊症候群」が起きており、原因の一つは殺虫剤であるとされている

ミツバチに代表される花粉を運ぶ生物の保護の重要性を明確にし訴えるために制定されました。

 

人が食べる食物の多くはこういった生物による花粉交配(ポリネーション)によって出来ているので、もしこれらの生物がこれ以上減ってしまえば食糧の確保は難しくなります。

 

ここに挙げられているように殺虫剤などの農薬による影響は多分にあると思います。環境ホルモンや温暖化など様々な要因が複雑に絡みあいCCD(蜂群崩壊症候群)なども起こっているのだと思います。

 

世界中の人が、この問題に関して少しでも考えるきっかけになるWorld Bee Day(ワールド・ビー・デー)が制定されたことは大きな意義があると思います。

 

まとめ

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出典:5月20日はワールド ビー デイ - 国産はちみつ | アピモンド|石川県能登町|Noto’s Satoyama and Satoumi

 

まだ今年の5月20日が2回目のWorld Bee Day(ワールド・ビー・デー)なので認知度も低いです。

 

こういったものを、もっとマスコミには大きく取り上げて欲しいと願っています。

 

ミツバチたちが、この世の中からいなくなってしまったらこの世界はどうなるのか?

 

そんな想像力をしっかりと働かせる日になればと思います。

 

そんな想像力を働かせるのにいいかなと思う本を2冊紹介しておきます。

 

プライド (新潮文庫)

プライド (新潮文庫)

 
黙示(新潮文庫)

黙示(新潮文庫)

 

 

 

最後まで、読んで下さりありがとうございました。