人気のカプセル玩具
ここ1〜2年、カプセル玩具が大ブームなようです。
名古屋にある専門店も、土日などはかなりのお客さんが入っているようです。
一昔前ですと、こういったカプセル玩具のターゲットは完全に子供だったと思うのですが、最近は中高生から大人をターゲットとしたものがかなり多いようです。
小学生位の時は、私も少しはまった覚えがあるのですが、それ以降ほとんど利用する事はありません。
何年か前にコップのフチ子さんが流行った時も、友人が先にはまり私はガチャをしなくてもその友人からフチ子ちゃんだけ回ってきました。
これだけブームになっているので、当然様々な種類のガチャがあるようです。その中にはミツバチのガチャもあったようです。
雄のミツバチがいないガチャ
兵庫県の養蜂家の本岡さんは、ミツバチのカプセル玩具を見つけ、喜び勇んですべての種類を揃えようと思いガチャのハンドルを回したそうです。
そして、3000円以上を投じて何度を回しても雄蜂が出ることがなかったそうです。
疑問に思い、カプセルに同封されていた説明書を確認したら、なんとそこに紹介されている雄蜂はメスの働きバチの足についている「花粉団子」がないだけのものだったそうです。
働きバチは全てメスです。
女王蜂は幼虫の世話など多くの仕事をになっています。
雄蜂は、巣作りや餌集めは一切せず子孫を残すことだけが役割です。
もちろんこの両者の違いは足についている花粉団子の有無だけではありません。
オスの方が一回り大きく、ずんぐりとしていて頭の形、色も違います。
本岡さんは間違いは伝えたほうがいいと思い担当者に雄蜂の画像や標本まで送ったそうです。そしてメールでも違いを説明されたようです。
その後、ミツバチが好評だったこともありリニューアルして発売すると言う連絡が入り本岡さんに監修の依頼が来たようです。
今年5月、ミツバチが好評でリニューアル版を出すという連絡が担当者から入り、雄蜂の造形を手伝うことに。届いた原型で、目の位置や腹の大きさ、触角にある節の数まで細かくチェックし、10月には店頭に並んだ。「ターリン-」は7月にエポック社からカプセル玩具事業を継承しており、今回は5種計3万個を製造する。価格はガチャガチャ1回につき300円。
本岡さんは「報酬はゼロ。その代わり、たくさんのミニチュアをもらい、説明書に養蜂場の宣伝を入れてもらった」と笑い、「おせっかいだったかもしれないけど、携われて良かった。ミツバチに興味を持つきっかけになってほしい」と期待する。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。