フランス・ゲラン
『ゲラン』と聞いても、あまり男性には馴染みないかと思います。
香水やスキンケア、化粧品などを製造販売する老舗企業です。
私も『ゲラン』を少し前まで全く知りませんでしたが”男子禁制エリア”に侵入した時に、その名前がよく出てきて知ることとなりました。
私がゲランに対して持っているイメージは『オーガニックにこだわっている』。これくらいの認識しかありません。
そのゲランは2007年に企業戦略として「サスティナブル」開発を掲げています。
ゲランの6つのコミットメント
そして、ゲランは”6つのコミットメント”を掲げています。
- 環境への配慮
- 運輸
- 責任ある購入
- エコデザイン
- 生物多様性
- 社会的責任
ゲラン ユネスコとのパートナーシップを発表
<フランス本社社長 ローラン・ボワロ>
ゲランは、2007年からサステナブルの取り組みへのコミットメント「IN THE NAME OF BEAUTY-美の名において」をメゾンのビジネス戦略の要として位置づけています。登壇したローラン・ボワロ社長は、次のようにメッセージを発信しました。
「2019年、サステナブルにおけるコミットメントにおいて目標“ゲランの誓い”を明文化しました。(※後述)
この12年間ゲランは、主に4つの取組み“生物多様性の保全”、“エコデザイン”、”気候変動の対策、“社会的責任”において活動をしてまいりました。その中でも、生物多様性の保全であるミツバチの保護は活動の大きな軸となっています。」ゲラン、養蜂活動においてユネスコとのパートナーシップを発表 ー日本では、在来種である“ニホンミツバチ”の保護活動を支援ー:時事ドットコム
この中で、ローラン・ボワロ社長ははっきりと「生物多様性の保全であるミツバチの保護は活動の大きな軸となっている」と仰られています。
世界的企業。そして農業大国フランスに本社を置く企業がこうしてはっきりとミツバチの保護を”活動の大きな軸”と言ってくれたことは大きなことだと思います。
また、サスティナビリティ開発担当ディレクターのサンドリーヌ・ソメール氏の言葉です。
「ゲランにとってミツバチはメゾンのシンボルですが、ミツバチはその価値に留まらず、ポリネーター“花粉媒介者”としての役割を担い、植物や作物の生産に欠かせない生物です。しかし、今ミツバチは世界的に減少していることが問題となっています。今までもミツバチの保護と理解のため、多くの活動を実施してまいりました。新たに、今年10月ユネスコと養蜂活動において5ヵ年のパートナーシップを結ぶことになりました。この活動の目的は世界中の養蜂家を育成・支援することであり、まずはユネスコの生物圏保護区において活動を開始します。」
日本においてはニホンミツバチの保護を
なお、日本でもこの活動を支援するために、代表取締役社長 木村からは日本の在来種である“ニホンミツバチ”をはじめとするミツバチの保護活動の開始を発表しました。当日は、日本在来種みつばちの会の会長 藤原誠太氏に登壇頂き、日本の自然を守るに欠かせないニホンミツバチ保護の有用性について語って頂きました。
日本においてゲランは今後、ハチ由来成分の治癒力に着目したエイジングケアシリーズ「アベイユ ロイヤル」の売上げの一部を“ニホンミツバチ”をはじめとするミツバチの保護活動に寄付。まずは、ミツバチの大切さを学んで頂くための活動として、フランス本社が2018年から行っている「BEE SCHOOL(ハチの学校)」の活動に紐づいた啓蒙活動を日本の養蜂家の皆さんと協働して2020年から開始します。
蜂由来成分を使用したエイジングケアシリーズの売上の一部をミツバチの保護活動に寄付されます。
また来年2020年より、本国フランスで行っている啓蒙活動「BEE SCHOOL」もスタートするようで、こちらの活動もどんな風に行っていくのか楽しみですし期待したいですね。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。