世界最大のコーヒーカップのモザイク画
2019年の年の瀬に、コーヒー7260杯で作った「黄金のマスク」がギネス認定というニュースがありました。
そのニュースを見た時は、さして興味がなかったのでさらっと流したのですが改めて記事を読んでみると”なんだかな~”という思いが。腑に落ちない感じです。
世界遺産「ギザの三大ピラミッド」近くで建設が進む「大エジプト博物館」を盛り上げようと企画。牛乳を加えて濃淡を付けたコーヒーが入った7260個の紙コップを並べ、顔の陰影や頭巾のしま模様を表現した。
ただギネス記録に認定されるには完成後に全てのコーヒーを残さず飲むのが条件。同日未明から砂漠地帯の屋外で制作したため、カップには虫やホコリなどが入った。困った主催者側はその場で取り除いて建設作業員らに提供した。苦しい対応だが、ギネス関係者は「コーヒーの残りは再沸騰した上で慈善団体に寄付したため、記録に認定した」としている。
大エジプト博物館は、現在の考古学博物館が手狭なため、日本政府が約840億円の円借款や国際協力機構(JICA)を通じて支援。建設が遅れて来年10月ごろに開館予定。ツタンカーメン収蔵品はじめ約10万点が展示される。
建設が進む「大エジプト博物館」を盛り上げようと色々と企画するのは、もちろんいいと思いますし、せっかく立派な建物を建てるので盛り上げなければいいけないと思います。
上の写真を見ると、このモザイク画壮大ですよね!
色の濃淡は牛乳を加えて表現しているとのことで、実際作業を行った人たちもかなり苦労されたというのは容易に想像が出来ます。
「なぜコーヒーなのか?」という疑問はありますが。
コーヒー7260杯で作った「黄金のマスク」がギネス認定
画像出典:
上の写真が横から見たところですが、やっぱり物凄い数のコーヒーですね。
こうした飲み物や食べ物を使いギネス認定を受けるには、廃棄することなくきちんと食べたり飲んだりする必要があります。
「時間」と「費用」の問題が大きいのだとは思いますが、紙コップでなく陶器のカップだったら素敵だったと思います。
ギネス認定されたイベントで使用されたコーヒーカップだったら、それなりの価格で販売出来ると思います。
そして、屋外のイベントなのでカップに虫やホコリが当然入りますが、それらを取り除いて建設作業員らに提供した。さらに、沸かし直して慈善団体に寄付したとあります。
受け取った側は、どんな気持ちでそれを受け取ったのか?
コーヒーを一生懸命育てた生産者の人はどう思うのだろうか?
やっぱり、なんだか腑に落ちない企画でありギネス認定です。
最後まで、読んで下さりありがとうございました。