コーヒーフィルターのマスク
新型コロナウィルスの感染が拡大し始めた頃、YouTubeなどでコーヒー用のペーパーフィルターを使用してマスクを作ろうというのが話題となりました。
実際、街の中でコーヒーフィルターのマスクをしている人は見たことがありませんでした。
もちろん、見た目の形は似ていてもマスクとしての機能は全く果たしていません。
そして、4月9日に衝撃的なニュースがありました。
メリタの本国ドイツで、メリタがマスクの製造を開始すると発表したのです。
その一報を聞いたときは、おいおいマジかよと思ったのですが、その内容を見ると細菌濾過効率(BFE)> 95%です。
「結果は、非常に優れたろ過、呼吸、着用特性を備えた、当社のコーヒーフィルターのような形状のフェイスマスクです」と同社は述べています。「これは3層の不織布材料で構成されており、EN14683に準拠したサージカルマスクの基準を満たすメルトブローン層を含み、細菌濾過効率(BFE)> 95%です。最初の段階では、これらのマスクはクリップまたはゴムバンドで固定されます。次の段階でマスクをさらに開発する予定です。FFP2およびFFP3マスクの製造も開発中です。」
メリタの工場では、コーヒーフィルター以外でも掃除機バッグや不織布の壁紙、エアフィルターなども作っているそうです。
コーヒーフィルターを大量に生産する能力があるので、その製造ラインを使って同じような形のマスクであれば大量に生産することが可能となります。
その4月9日の発表時点では1日あたり最大100万枚のマスクを生産することが可能との事でした。
メリタのマスクは大きかった
そしてそのメリタのマスクを1枚入手することができました。
他のマスク等と同じように箱に何枚か入っているうちの1枚をいただきました。
見た目とその大きさはメリタの1 × 4ペーパーフィルターとそっくりです。
手で触ってみると、ペーパーフィルターよりはやはり厚みがあります。
上の写真は、私のA5サイズの手帳の上にのせて撮ったものです。
結構大きいでしょう。
自分で縁に穴を開けゴムバンドなどでマスクにするそうです。
少し口に当ててみました。
日本人としては、かなり顔のでかい私をもってしても、このマスクは大きく感じます。
これを私がすれば、多少顔が小さく見える効果があるかもしれません。
このマスクを製造するとメリタが発表した時点では、世の中のために何ができるのかと言うのを考え、即座に決断したメリタの企業姿勢に感動しました。
今、このタイミングでメリタのマスクを1枚もらっても、私はブログのネタとして使わせてもらうくらいです。日本で、このマスクを使う人がいるのかは少々疑問です。
このマスクをして、電車に乗れば目立つこと間違いなしです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。