はちみつに香りをつけること
はちみつは、何も足さない。何も引かない。それがはちみつだと思います。
では、はちみつに香りをつけるのは?
加工食品として捉えるなら、アリなのかなと思います。
イタリアの、マルケ州では、フレンチウォークの新樽で9カ月間アカシアのハチミツを熟成させた「バリック熟成はちみつ」などもあります。
このはちみつを作ったジョルジオ・ポエタ氏は2011年にオスカーグリーン賞も受賞されています。
このバリック熟成はちみつは、ワインや皮を感じさせる木の芳醇な香りが口の中いっぱいに広がるそうです。
生ハムの塩気にこのバリック熟成はちみつをかけ、赤ワインと一緒にいただくのがオススメだそうです。
聞いているだけで、食欲がそそられます。
そして、千葉県市原市の情報や野菜栽培を手がける「ワン・ドロップ・ファーム」が燻製の香りがするはちみつを開発しました。
ワン・ドロップ・ファームの燻製蜂蜜
2020年10月発売予定の燻製蜂蜜。
液体調味料の燻製技術を持つ「かずさスモーク」を運営するリオ(木更津市)の協力を得て開発に取り組んだそうです。
はちみつは、季節や蜜源植物によって当然風味が異なるため香りや味を安定させることが難しかったそうです。
そこで行った対策は、化学物質を検出するガスクロマトグラフィーなどを使って香りの分析を重ね、香りや味の安定化に成功したそうです。
スタートから2年以上かけてはちみつに燻製の香りをつける独自の技術を開発したそうです。
どのように燻製の香りをつけているのか気になりますね。
販売予定価格は、50グラム入りで1500円(税別)。120グラム入りで2500円(税別)。
市原市にある同社の直売所やオンラインショップで発売するほか、取引のある飲食店等へも販路を広げたいとのことです。
蜂場でみつばちの世話をするときに、いつも桜のチップを使って燻煙するのですが、その香りが本当にいい香りで、その香りの中で、採れたてのはちみつを食べると、本当になんとも言えない幸福感に包まれます。そんな中、ある方に「いっそ、はちみつを桜のチップで燻製してみては?」と言われたのが、きっかけです。
その後、液体調味料の高度な燻製技術を持つ「kazusa smoke 」を運営する(株)リオの市川社長にもご協力いただき、はちみつを燻製する技術の開発に至りました。現在、製法特許出願中です。
なんやかんやで、かれこれ、、、、2年以上かかりました、、、、!
調べてみたら、「日本初」とのこと。海外にもほとんど例がないそうです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。