食前のコーヒー
昨年あたりから少し気になっていることがあります。
今年に入ってからはオンラインでのイベントが多いですが、様々なイベントなどで知り合った方にコーヒー会社で働いていると自己紹介をすると質問を受けることがあります。
もちろん、答えられる事は答えます。
そして気になっているのは、質問というか同意を求める感じで「食べる前にコーヒーを飲むとダイエットに良いのですよね」と言われる方が増えていることです。
今までそんなふうに言われることがほとんどなかったのですが、昨年の後半ぐらいからそのような感じで言われる方が増えていることに少し戸惑っています。
「確か、食事をする前にコーヒーを飲むと体に良いってテレビでやっていました。」と。
人それぞれ考え方はあると思いますが、食後に飲むコーヒーは消化も助けてくれると思います。
特に私なんかは、脂っこい食べ物が大好きです人の倍ぐらいは食べていると思うのでそういった意味でもコーヒーには感謝しかありません。
食事前、空腹時にコーヒーを飲むと、胃液の分泌が活発になりそれを日常的に繰り返していると胃潰瘍などを招くのではと思わなくもありません。
それ以前に、不思議と空腹時に一番にコーヒーをがぶがぶ飲みたいと思うことが私にはないのでそのような事はほぼしません。
空腹時にコーヒーを飲むときは1口2口飲んでコーヒーの味を確認し、すぐに何か一緒に食べます。
そんなことが少し引っかかっていたのですがイギリスのバース大学の研究結果で面白いものが出ていました。
空腹時では無いのですが、目覚めた直後に飲むコーヒーに関してです。
朝食を食べる前に飲むコーヒーとあるので、空腹時に飲むコーヒーにイメージは近いのかなと思います。
バース大学の研究目覚めた直後のコーヒーによる血糖値の制御への影響
これを断定づけるにはまだ早計かと思います。
私は、朝食時にコーヒーを飲むのは2日に一回位です。
休日はほぼ飲むのですが、平日は週に1~2回といったところです。
朝起きて、まずコップいっぱいの水を飲んでいます。
パンを食べるときはコーヒーを一緒に飲みますが、今回の研究にあるように朝起きて最初にコーヒーを飲むと言う事はありません。
平日、朝食時にコーヒーを飲まない時は起床後2時間半後の8時ごろには必ずコーヒーを飲んでいます。
体内でのコルチゾールの時間変化に関係するコーヒーの取り方としては、朝8時と言うのはあまりよろしくないと思うのですが、やっぱりコーヒーが飲みたくなるので飲んでしまいます。
研究者らはコーヒーの摂取で血糖値がどのように変化するのかを調べるべく実験を行った。1つ目のグループの被験者には起床後すぐに、一般的な朝食と同じくらいのカロリーの甘い飲み物が提供された。別のグルーブの被験者には、まず強いブラックコーヒーが提供され、その30分後に糖分を含む飲み物が用意された。
その後、研究者らは両方のグループの被験者に採血を行い、血糖値を調べた。
その結果、朝食前にコーヒーを飲むと、血糖値が50%上昇することが明らかになった。研究者によると、このような血糖値の急上昇は、長期的にみれば耐糖能の破壊につながる恐れがある上、2型糖尿病の発症リスクを増加させる。
研究者らは、朝にコーヒーを飲む習慣を完全に放棄する必要はなく、朝食を食べてからコーヒーを飲むように指摘している。
こちらに書かれているのは「コーヒーが悪い」と書かれているわけではありません。
朝起きて、一番最初(空腹時)にコーヒーを飲むことを長期に渡り習慣化していると血糖値を正常にコントロール出来なくなる恐れがあるということです。
すなわち、血糖値のコントロールがうまく出来なくなると2型糖尿病になるリスクが高まるというわけですね。
もっと、このあたり詳しく知りたい方はリンクを貼っておくので御覧ください。
私は、年齢的にも体型的にも、食べる量的にもたまに「糖尿病、大丈夫ですか?」と聞かれることがあります。
おかげさまで今のところは大丈夫ですが、さすがに食べる量は節制しないとと思っています。
ただ、普段食べる時”量”以外の部分においては出来る限り血糖値の上昇を抑えられるようには考えてはいます。
とはいえ、順番を考えるだけで炭水化物大好きっ子なので炭水化物をドカ食いしてしまいます。
そして、みんな驚きますが中性脂肪とコレステロール値に関しては平均値のど真ん中よりも低いところでここ数年は推移しています。
特に中性脂肪は低いのでみんな驚きます。
このあたりに「コーヒー」と「はちみつ」が関係しているのかはわかりませんが、きっといい風に作用しているのかなと勝手に思っています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。